授業コード | 20073600 | 単位数 | 2 |
科目名 | 障害児保育演習 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 平田 香奈子 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 発達に偏りのある子どもの理解と、保育方法の工夫・配慮 |
学修の概要 | 障害のある、または育ちに凸凹や偏りのある子どもの保育は、一人ひとりに応じた、丁寧な支援が求められます。その計画・実践においては、保育者が正しい知識と柔軟な発想・豊かな感受性を持ち、保育を工夫・充実していくことが大切です。本講義では、受講生自身が発達や障害についての理解を深め、その支援の方法について考える力を身につけることを目的とします。 授業担当者が、保育園に勤務していた経験の中から、育ちの偏りのある子どもへの配慮、家族やクラスの子どもたち全体への発達援助などの実践も紹介しながら、発達援助について共に考えていきます。 |
学修の到達目標 | 1.障害児保育を支える理念や歴史的変遷について学び、障害児及びその保育について理解することができる。 2.子どもたちの発達の偏りと様々な障害について理解し、子どもの理解や援助の方法、環境構成について理解することができる。 3.障害のある子どもの保護者への支援や関係機関との連携について理解することができる。 |
授業計画 | 第1回 | 障害児保育を支える理念「みんながうれしい保育」とは?? 障害児保育の本質について、共有します。 |
第2回 | なぜ特別な支援が必要なのか 保育における「特別な支援」の多様さを学びます。 |
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第3回 | 発達を理解する 子どもたちの発達の道筋と、偏りを考えます。 |
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第4回 | 障害の理解と保育における発達の援助① ~肢体不自由、病弱・虚弱、重症心身障害を有する子ども 主に身体に障害を抱える子どもたちの疾患と発達の偏りを学びます。 |
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第5回 | 障害の理解と保育における発達の援助② ~視覚障害・聴覚障害を有する子ども(オンデマンド) 視覚障害・聴覚障害とはどのようなものか?幼児期の配慮について学びます。 |
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第6回 | 障害の理解と保育における発達の援助③ ~知的障害を有する子ども 知的な発達の偏りと、保育における配慮を学びます。 |
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第7回 | 障害の理解と保育における発達の援助④ ~学習症・注意欠如/多動症を有する子ども 学習症や注意欠如/多動症を有する子どもの幼児期の特徴と配慮について学びます。 |
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第8回 | 障害の理解と保育における発達の援助⑤ ~自閉症スペクトラムを有する子ども 自閉症の特性と保育における配慮を学びます。 |
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第9回 | 支援方法の理解①~発達に基づいた心の支援 子どもたちの育ちを支える支援について、心の支援の視点から学びます。 |
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第10回 | 支援方法の理解②~行動・環境調整による支援 保育現場において、子どもたちの特性に応じてどのような工夫が考えられるか学びます。 |
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第11回 | 支援の方法を考える① (オンデマンド) 事例から、どのような支援が考えられるか、自分自身の考えをまとめます。 |
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第12回 | サポートネットづくりと発達援助 保育者間・施設間での連携と発達援助について学びます。 |
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第13回 | 保護者支援 保護者とどのように連携し、保護者を支援するか考えます。 |
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第14回 | 支援の方法を考える② 事例から、どのような支援が考えられるか、模擬カンファレンスを通じて学びます。 |
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第15回 | まとめと今後の課題 授業の振り返りと、障害児保育の抱える課題について考えます。 |
授業外学習の課題 | 事前学修:テキストの該当箇所を読み、テキストにあるワークに取り組む(2時間程度) 事後学修:授業時に提示する振り返り課題に取り組む(1時間程度)。授業時にわからなかった用語について調べておく(1時間程度)。 |
履修上の注意事項 | *ブレンド型授業を実施します。オンライン授業時は、Moodleを使用します。 *欠席回数が5回以上となった場合、単位認定の対象となりません。 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。 ・公認欠席時の資料は後日配付します。 ・小テスト時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 授業課題(ワーク)50%、小テスト50%、 内容に関する解説は、授業時に行う。 |
テキスト | 「障害児保育ワークブック」 星山麻木 編著 萌文書林 2019年 |
参考文献 | 授業内容の理解を深めるための絵本・文献を、毎時間授業で紹介する。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
教員の研究室在室時には、いつでも質問等を受け付ける。また、授業内で質問等があれば、終了後やリアクションペーパーで積極的に尋ねること。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
人文学部教育学科 | FHED24110 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科 | FHED24110 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人文学部教育学科(教職専門科目群) | 23300 | 2024~2024 | 3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |