授業コード 20073500 単位数 2
科目名 乳児保育演習 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 富田 雅子 配当年次 *下表参考

授業の題目 乳児の発達と保育実践演習 (Infant Development and Child Nursing Practice)
学修の概要 「乳児保育」の学習を踏まえて、乳児に最善の利益を保証するために、乳児保育の基本を押さえ、各保育内容についてより実践的に深めていく。具体的には、乳児(3歳未満児)の発達について理解し、そのみちすじを踏まえて、乳児の生活やあそびを豊かにしていくための知識や実践に必要な技術について学習する。
 乳児は生きていくためにおとなからの保護や世話を前提とする存在であり、その担い手である保育者同士や保護者と保育者とのよりよい関係づくりについても理解する。
 授業については、講義だけでなく、学生のプレゼンテーションを取り入れる。

 本科目は、保育士課程科目の一つであり、保育士資格取得のための必修科目である。
学修の到達目標 1.乳児保育(3歳未満児の保育)の概念と乳児保育の基本的な考え方について理解している。
2.乳児期の発達を踏まえ、乳児の生活やあそびと保育の方法や子どもへの配慮、環境について具体的に理解し、プレゼンテーションができる。
3.保育者集団や保護者とのよい関係づくりの実際について理解し、プレゼンテーションができる。
4.保育計画の意義と必要性を理解し、その作成についても具体的に理解している。
授業計画 第1回 オリエンテーション、乳児保育の基本となる考え方
第2回 6か月未満の子どもの育ちと保育内容Ⅰ(新生児期の育ち)
第3回 6か月未満の子どもの育ちと保育内容Ⅱ(睡眠・栄養・衣服)
第4回 6か月以上1歳未満児の子どもの育ちと保育内容Ⅰ(心と身体、言葉の育ち)
第5回 6か月以上1歳未満児の子どもの育ちと保育内容Ⅱ(睡眠・排泄・離乳食の開始)【オンデマンド】
第6回 1歳以上2歳未満の子どもの育ちと保育内容Ⅰ(基本的生活・遊び)
第7回 1歳以上2歳未満の子どもの育ちと保育内容Ⅱ(トイレトレーニング・かみつき)【オンデマンド】
第8回 2歳~3歳の子どもの育ちと保育内容Ⅰ(言葉の発達・他者との関係・意欲の育ち)
第9回 2歳~3歳の子どもの育ちと保育内容Ⅱ(手指の発達と衣服の着脱)
第10回 乳児保育における保育者の専門性と役割(保護者との信頼関係・子育て支援)
第11回 子どもの生活と遊びが豊かになる保育環境Ⅰ(魅力ある環境と遊び)【オンデマンド】
第12回 子どもの生活と遊びが豊かになる保育環境Ⅱ(手作りおもちゃと遊びのアイディア)
第13回 乳児保育における指導計画(指導計画の特徴とデイリープログラムの実際)
第14回 観察・記録・自己評価(PDCAサイクルの活用)
第15回 まとめ (乳児保育の専門家としての学び)
授業外学習の課題 第2~14回については、テキストの該当箇所を事前に読み、質問事項をあらかじめチェックして授業に臨むこと。
【授業外学習時間:1時間~1時間30分】
履修上の注意事項  ブレンド授業を実施します。オンライン授業を実施する場合は、オンデマンド型としGoogle Classroom を使用します。
 生活の主体としての乳児の「最善の利益」とは何かを常に考え、それを保育のなかでどう実践していくのかという問題意識をもって、主体的に教室での授業に臨んでほしい。
 プレゼンテーションや模擬授業の担当者は、当日無断欠席しないこと。また、自分のプレゼンテーションや模擬授業の時だけでなく、他者のプレゼンテーションや模擬授業に対しても質問やコメントを準備し、受講者全員が学びの共同体の一員であることを意識する。なお、授業担当者への連絡方法等については、第1回授業で指示する。公認欠席制度を導入します。公認欠席は、欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮します。小テストやプレゼンテーション、期末試験時に公認欠席となる場合は、追試または代替措置で対応します。
成績評価の方法・基準 試験(40%)、プレゼンテーション(20%)、レポート(20%)、受講態度(20%)(授業への積極的関与・質問・発言等)で総合的に評価する。
テキスト 松本峰雄監修 『乳児保育演習ブック』第2版 ミネルヴァ書房(平成31年4月30日)
参考文献 神田英雄 『0歳から3歳―保育・子育てと発達研究をむすぶ【乳児編】』 ちいさいなかま社 1997
神田英雄 『伝わる心がめばえるころ―2歳児の世界』 かもがわ出版 2004
その他、必要に応じて紹介する。
主な関連科目 乳児保育  幼児発達心理学  幼児心理学演習
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業の前後の時間に口頭での質問等を受けつける。
その他、授業中に配付する質問用紙に質問事項を記入し提出すること。質問には次回授業の冒頭で回答する。
レポートについては、提出後2週目の授業、または、最終回に内容の振り返りを行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部教育学科 FHED24109 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科 FHED24109 2023~2023 2・3・4 - -
人文学部教育学科(教職専門科目群) 23300 2024~2024 2・3・4 - -