授業コード 20071900 クラス
科目名 幼児発達心理学 単位数 2
担当者 鈴木 亜由美 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 保育のための発達心理学
授業の概要 発達心理学とは,人の心理的発達を胎児期から老年期まで展望するものであるが,本講義では特に保育・幼児教育の実践に役立つ知見を中心に,人のさまざまな心理的機能がどのように発達していくかを概説する。視覚的イメージを用いて理解を深めるため,適宜視聴覚教材を使用する。
本科目は,人文学部教育学科の主専攻科目であり,保育士資格取得のための必修科目である(健康科学部心理学科およびその他の学部学科の学生は「自由選択科目」となる)。
学習の到達目標 ①幼児期の各年齢における発達的特徴を説明できる。
②発達的特徴や発達心理学の概念をふまえて,子どもの行動を記述できる。
③人の生涯発達における幼児期の重要性を理解する。
授業計画 第1回 ガイダンス,子どもの発達を理解すること
保育を行う上で発達を理解することにどのような意義があるかを簡単に説明できるようになる
第2回 発達理解の基礎
発達における遺伝と環境,発達段階の理論などの基礎的知識を得る
第3回 身体・運動の発達
乳幼児期における身体・運動発達の過程や特徴についての知識を得る
第4回 認知の発達①:乳児期・幼児期前半
乳児期・幼児期前半の認知発達の過程や特徴についての知識を得る
第5回 言語の発達(オンデマンド)
乳幼児期の言語獲得の過程や特徴についての知識を得る
第6回 認知の発達②:幼児期後半・児童期
幼児期前半から児童期にかけての認知発達の過程や特徴についての知識を得る
第7回 自己と感情の発達
乳幼児期の自他分化や感情発達の過程や特徴についての知識を得る
第8回 第1回テストと解説,前半のまとめと補足
前半の講義の概要や重要な用語の意味を説明できる
第9回 社会性と道徳性の発達
乳幼児期における社会性・道徳性の過程や特徴についての知識を得る
第10回 他者理解と仲間関係の発達
乳幼児期における「心の理論」の獲得や仲間関係の発達的特徴についての知識を得る
第11回 子どもの学びと保育①学びに関わる理論
学習と動機づけに関する諸理論についての知識を得る
第12回 子どもの学びと保育②乳幼児の学びと環境
遊びを通じた学びの特徴と就学への移行の課題についての知識を得る
第13回 特別な配慮を必要とする子ども
発達障害のある子どもの保育の特徴についての知識を得る
第14回 子どもの発達と現代的課題
乳幼児期の発達をめぐる現代的課題をふまえた支援についての知識を得る
第15回 第2回テスト,後半のまとめと補足
後半の講義の概要や重要な用語の意味を簡単に説明できる
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):Moodleに掲載された各回のテーマとキーワードを見て,わからない用語の意味を調べておく。
事後学習(2時間程度):配布資料を見直し,Moodleで確認問題を解き直す。
履修上の注意事項 ・ブレンド型授業を実施する(Moodleによるオンデマンド)。
・毎回授業内課題として,授業のテーマに関する記述問題と授業内容の確認問題を行う。
・資格取得を目的とする科目であるため,積極的に課題に取り組み,発表することを求める。
・資料は授業時に配布する他,毎回Moodleにも掲載する。
・期末試験は行わない。テストは授業内で2回実施する。
〔公認欠席への対応〕
・公認欠席の場合には,授業内課題を事後に提出することができる。
・テスト時に公認欠席となる場合には,追試で対応する。
成績評価の方法・基準 2回の授業内テスト70%,授業への取り組み(発表と課題提出)30%で評価する。
テキスト 使用しない。資料を配布する。
参考文献 「シードブック 保育の心理学」(2019年度保育士養成課程対応)建帛社
「新・育ちあう乳幼児心理学:保育実践とともに未来へ」 有斐閣コンパクト
主な関連科目 「教育心理学」,「幼児理解の方法」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・提出課題に質問の記入欄を設け,次回授業の冒頭に回答する。
・メールでの質問・相談にも応じる。
・テストや提出課題についてのフィードバックは授業内およびMoodleで行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部教育学科 FHED24103 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科 FHED24103 2023~2023 2・3・4 - -
人文学部教育学科(教職専門科目群) 23300 2024~2024 2・3・4 - -