授業コード 20071300 単位数 2
科目名 保育原理 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム ＊下表参考
担当者 光本　弥生 配当年次 ＊下表参考
授業の題目 保育思想の理解と保育観の探究
学修の概要 　現在「保育」は、これまでにない多様な視点から注目されています。またその視点の数だけ、多様な保育実践があるといってもよいでしょう。様々な実践と保育方法・理念、その背景について探りながら、「保育とは何か」、その普遍性と特殊性、そして、その意味について考察していきます。
　本授業では、様々な「保育」との出会いを通して、無自覚であった自らの保育観の輪郭を知り、保育観の構築と再構築を行うための枠組みを習得することを目指します。
　主には以下の３つの点から授業を構成しています。一つ目は、世界の保育の動向と日本の保育の今、二つ目は、保育施設の誕生と発展の軌跡（西欧・日本）、三つ目は、保育所保育指針にみる新しい保育の創造と挑戦、となります。
学修の到達目標 ・保育に関する基礎的な知識を習得し、保育実践の中に落とし込まれている様々な保育思想をとらえることができる。
・保育に関わる現代的課題の背景を多角的に考察することができる。
・保育所保育指針における保育の基本を理解する。
・自らの保育観を構成している要素について分析することができる。
授業計画 第１回 保育の現代的課題を探る（保育観・教育観と保育実践の関係）
第２回 保育思想の系譜（ヒューマニズムの思想と子ども観の変遷）
第３回 フレーベルの保育思想
第４回 フレーベルの保育思想と保育実践．恩物の教育的意味
第５回 恩物を分析する(オンデマンド）
第６回 モンテッソーリの保育思想と保育実践
第７回 教具を分析する
第８回 世界の保育ーシュタイナー教育、ピラミッドメソッド（その１）
第９回 世界の保育ーレッジョ エミリア アプローチー、テファリキ（その２）
第１０回 倉橋惣三の保育思想と保育方法～育ての心～
第１１回 倉橋惣三の保育思想と保育方法～誘導保育論～（オンデマンド）
第１２回 保育所保育指針の改定要点から保育の変遷を読み解く
第１３回 保育所保育指針、幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領の分析～その共通原理と独自の課題～
第１４回 保育所保育指針にみる保育の基礎原理（保育観・発達観）
第１５回 保育所保育指針にみる保育の基礎原理（現代的課題と新しい挑戦）
授業外学習の課題 事前学修（2時間程度）：授業テーマを確認し各自でできる限り講義のテーマについて調べておくこと。
事後学修（2時間程度）：講義中に分からなかった用語については、次回までに各自で調べること。
課題：①地域の保育状況を把握理解するため保育関連の情報を収集すること。
　　　②保育思想とその保育方法についてまとめ、発表レポートを作成する。
履修上の注意事項 ・ブレンド型授業を行います。その際には、Googleclassroomにて課題や資料の提示を行います。
・自分とは違う意見にただ耳をかすだけでなく、「違い」の中身やその理由を共に考察していく姿勢が求められます。主体的に参加し授業をつくっていきましょう。

公認欠席時の資料は後日配布します。
成績評価の方法・基準 期末試験（80％）レポート課題（20％）で評価する。
テキスト 資料を配布します。
参考文献 幼稚園教育要領解説（文部科学省）保育所保育指針解説（厚生労働省）幼保連携型認定こども園教育・保育要領解説（内閣府・文部科学省・厚生労働省）
『アクティベート保育学01　保育原理』汐見稔幸、無藤隆、大豆生田啓友（編著）ミネルヴァ書房　2019年
主な関連科目 保育者論　保育内容総論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応		 授業後に振り返りシートを配布しますので、質問・相談を記入ください。内容によって授業内での回答もしくは個別の相談時間を設けて対応します。その他、オフィスアワーを設定しますので、活用ください。課題についての評価結果については、適宜面談の上フィードバックします。（ykoumoto@shudo-u.ac.jp)
■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部教育学科 FHED24101 2017～2022 2･3･4 - - - - -
人文学部教育学科 FHED24101 2023～2023 2･3･4 ○ ○ - ○ -
人文学部教育学科（教職専門科目群） 23300 2024～2024 2･3･4 ○ ○ - ○ -