授業コード 20071002 単位数 2
科目名 初等教育(音楽) クラス 02
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 小長野 隆太 配当年次 *下表参考

授業の題目 初等教育(音楽)
学修の概要  小学校学習指導要領の解説を交えながら,小学校音楽科教育の目的や内容,各領域・分野の実践内容や指導上の留意点について解説する。履修者はそれらを学習することによって表現・鑑賞の能力を高めると共に,音楽そのものや小学校音楽科教育への理解を深める。
 ICT の活用方法や実践例は各回の授業の内容に合わせて解説・紹介する。また,動画コンテンツやソフトウェアも教材として用いる。
学修の到達目標 1. 小学校音楽科教育の目的や内容を学習することを通して,自らが生涯を通して音楽を愛好する心情と音楽に対する感性を育て,豊かな情操を養う。
2. 小学校音楽科教育の実践を行う上で必要な基礎的な知識や能力を身につける。
授業計画 第1回 ガイダンス(本授業の目的,計画など)
第2回 小学校音楽科教育の概要
第3回 小学校音楽科教育の目的・目標
第4回 「表現-歌唱-」について(1)-子どもの歌唱力の発達-
第5回 「表現-歌唱-」について(2)-音高はずれの概要と原因,初等・幼児教育における歌唱活動の現状と課題-
第6回 「表現-歌唱-」について(3)-子どもを音高はずれにしない歌唱指導法と教材研究-
第7回 「表現-器楽-」について(1)-ソプラノリコーダーの奏法・指導法と教材研究-[オンデマンド型]
第8回 「表現-器楽-」について(2)-鍵盤ハーモニカの奏法・指導法と教材研究-
第9回 「表現-器楽-」について(3)-器楽合奏の指導法と教材研究-
第10回 「表現-音楽づくり-」について(1)-意義と概要-
第11回 「表現-音楽づくり-」について(2)-リズムに関係する楽器を用いない授業実践と教材研究-[オンデマンド型]
第12回 「表現-音楽づくり-」について(3)-リズムに関係する簡易打楽器を用いた授業実践と教材研究-
第13回 「鑑賞」について(1)-意義と概要-
第14回 「鑑賞」について(2)-共通事項(音楽の要素)を学ぶ基礎的な授業実践と教材研究-
第15回 「鑑賞」について(3)-共通事項(音楽の要素)を学ぶ応用的な授業実践と教材研究-
授業外学習の課題  事前学習として授業で解説する内容に関連する音楽理論を教科書で2時間程度学習すること。事後学習として授業で解説したもの以外の実践事例や教材を図書館の書籍で2時間程度調べること。
履修上の注意事項  学期途中・末課題も重要であるが,音楽という特性上,継続的な学習が何よりも重要であることから,各回の授業に取り組む姿勢や学習成果を重視してもらいたい。 
 なぜ小学校教育の教科の1つに音楽があるのか,言い換えれば,なぜ児童は音楽を学ぶ必要があるのかについて,各回の授業を通して考えてもらいたい。
 音楽そのものや音楽教育について考えを深めることによって,それに関する意識・価値観を変容させることを重視してもらいたい。
 ブレンド型授業(対面型とMoodleによるオンデマンド型)を実施する。
 公認欠席は欠席として取り扱わないものの学期途中課題を欠席した場合は別途課題を課す
成績評価の方法・基準  学期末課題(50%),学期途中課題(30%),各回の授業に取り組む姿勢・学習成果(20%)によって総合的に評価する
 学期途中・末課題は希望者に対して口頭または文書でフィードバックを行う。授業に取り組む姿勢・受講態度は各回の授業の冒頭で行っている前回の授業のフィードバックの際に行う。
テキスト 文部科学省(2018)『小学校学習指導要領解説音楽編』東洋館出版社
参考文献 文部科学省(2018)『小学校学習指導要領』東洋館出版社
吉富功修・三村真弓編著(2020)『小学校音楽科教育法-学力の構築をめざして-』ふくろう出版
初等科音楽教育研究会編(2020)『小学校教員養成課程用 最新 初等科音楽教育法』音楽之友社
木村惠子・谷口直隆・宮崎康子編(2022)『教育学のグラデーション』ナカニシヤ出版
主な関連科目 音楽科教育法,保育内容(音楽的表現)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
 授業の前後に対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部教育学科 FHED24214 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科 FHED24214 2023~2023 2・3・4 - -
人文学部教育学科(教職専門科目群) 23300 2024~2024 2・3・4 - -