授業コード 20063700 単位数 2
科目名 翻訳入門 クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 石井 善洋 配当年次 *下表参考

授業の題目 翻訳入門
学修の概要 短文の翻訳から始め、徐々に長いものを訳していく。
最初の目標は、英文解釈と翻訳の違いを飲み込んでもらうこと。
また完成した訳文と原文の関係を意識し、日常語に近い訳を工夫してみると、自分の言葉として英語の活用の範囲が広がることも示したい。したがって、この講義は、英日翻訳だけでなく、日英翻訳の基礎を培うようにも展開する。
課題として、「日英表現集」を作り、100以上の例文収集を行う。講義の趣旨に則って豊富な例文を収集、記憶に努めれば、英日・日英両方の翻訳技術が向上するはずである。
後半は新聞記事、文学的な文の翻訳を行う。これについては、受講生数にもよるが、紙面で発表する機会を設ける。
また「実務翻訳演習」の担当者をゲストスピーカーとして招き、実務翻訳の現場について話を聞く機会も設けたい。
学修の到達目標 言葉に捉われない訳し方ができるようになっている。
また例文収集とその翻訳によって、日英双方の表現力が身についている。
授業計画 第1回 イントロダクションーー翻訳とは何かを理解する
第2回 短文の翻訳 (1) 「短文100題」中20題までで、初歩的な翻訳を実践する
第3回 短文の翻訳 (2) 「短文100題」中40題までで、初歩的な翻訳を実践する
第4回 短文の翻訳 (3) 「短文100題」中60題までで、初歩的な翻訳を実践する
第5回 短文の翻訳 (4) 「短文100題」中80題までで、初歩的な翻訳を実践する
「日英表現集」提出
第6回 短文の翻訳 (5) 「短文100題」中100題までで、初歩的な翻訳を実践する
第7回 新聞の翻訳 (1)(解釈訳)、翻訳の手順を理解し、初歩的な翻訳を実践する
第8回 新聞の翻訳 (2)(翻訳)、翻訳の手順を理解し、初歩的な翻訳を実践する
第9回 新聞の翻訳 (3)(解釈訳)、翻訳の手順を理解し、中級レベルの翻訳を実践する
第10回 新聞の翻訳 (4)(翻訳)、翻訳の手順を理解し、中級レベルの翻訳を実践する
「日英表現集」提出
第11回 新聞の翻訳 (5)(解釈訳)、翻訳の手順を理解し、中上級レベルの翻訳を実践する
第12回 新聞の翻訳 (6)(翻訳)、翻訳の手順を理解し、中上級レベルの翻訳を実践する
第13回 ゲストスピーカーのレクチャー
実務翻訳の仕事について理解する
第14回 文学作品の翻訳 (1)(解釈訳)、翻訳の手順を理解し、上級レベルの翻訳を実践する
「日英表現集」提出
第15回 文学作品の翻訳 (8)(翻訳)、翻訳の手順を理解し、上級レベルの翻訳を実践する
授業外学習の課題 英英辞典、英字新聞等より例文収集に取り組み(「日英表現集」)、3回に分けて100例以上提出。
事前学習:配布した英文の翻訳を試みる(2時間)
事後学習:訳出のポイントを整理(2時間)
履修上の注意事項 1、この科目は次のレベルを想定して授業を行う。TOEFL-ITP 450 点以上、TOEIC 500 点以上、英検2級以上。
2、この科目はすべての翻訳科目の基礎にあたるので、単位未修得の人は、「実務翻訳演習 I/II」「翻訳研究 I(英日ビジネス翻訳)」「文芸翻訳演習」「翻訳研究 II(文芸翻訳)」「英語研究特講(日英ビジネス翻訳)」を履修できない。
3、欠席は公認欠席を含め4回まで。20 分以上の遅刻は1 回の欠席と見なす。欠席遅刻はそれぞれ4点、2点の減点とする。

なお欠席する場合は必ず事前に連絡すること。<ishii-y@shudo-u.ac.jp>

公認欠席時のプリントは後日配布する。「日英表現集」提出日に公認欠席の場合は、後日の提出を認める。

【授業の実施形態:対面】
5月3日の振替授業は5月11日(土)に対面で行う。
成績評価の方法・基準 授業参加度(発言回数):30%、提出物(例文収集):20%、試験:50%を目安に評価する。
テキスト プリントを使用。
参考文献 『英文翻訳ルールブック』荒竹三郎著 荒竹出版
『英文を読み解き訳すー出版翻訳デビューの手ほどき』藤岡啓介著 三省堂
『翻訳英文法トレーニング・マニュアル』安西徹雄著 バベル・プレス
主な関連科目 「実務翻訳演習I/II」「文芸翻訳演習」(以上の科目は「翻訳入門」の単位修得者のみ履修可)
他、通訳コースの科目。
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業の最後の数分を質問にあてる。
試験についてのフィードバックは、個別に行うので事前に連絡すること。<ishii-y@shudo-u.ac.jp>

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部英語英文学科(専攻科目) 2014~2016 2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) FHEN20402 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) FHEN20402 2023~2023 2・3・4 - -
人文学部英語英文学科(通訳・翻訳プログラム) 22300 2024~2024 2・3・4 - -