授業コード 20034900 クラス
科目名 人権教育論 単位数 2
担当者 木村 和美 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 人権教育論
授業の概要 「人権が重要である」ということは誰もがわかっていることである。しかし、「自分のこと」としては実感できず、「他人事」のように感じている人も多いだろう。本講義では、現代社会で生じているさまざまな人権問題をとりあげ、「自分」と重ねながら具体的に学んでいく。人権の概念やその歴史的変遷をふまえ、部落問題やジェンダー、障害者問題などを通して私たちの生活や社会のあり方をとらえ直し、改めて理解することを目指す。
学習の到達目標 1.人権思想の歴史と現状を理解することができる。
2.現代社会における具体的な人権問題について基礎知識を得たうえで、自分自身にかかわる問題として捉えることができる。
3.人権教育を中心とした人権問題解決の取り組みについて理解することができる。
授業計画 第1回 オリエンテーション―人権教育とは何か―
授業の目的、意義、内容について理解できる。
第2回 人権の歴史
人権の歴史、発展について説明できる。
第3回 人権を学ぶ基礎概念
人権に関する基礎概念について理解できる。
第4回 世界人権宣言・子どもの権利条約
世界人権宣言と子どもの権利条約について理解できる。
第5回 同和教育の実践から学ぶ
同和教育の実践を振り返り、成果と課題について理解できる。
第6回 人権教育の方法
人権教育の各種方法について理解できる。
第7回 人権教育の授業構成
人権教育の授業における指導方法の工夫について理解できる。
第8回 就職差別と統一応募用紙
人権教育とキャリア教育を関連づけることができる。
第9回 女性の権利
ジェンダー・ギャップ指数から日本の男女格差について説明できる。
第10回 デートDV
デートDVについて理解し、対等な関係性に必要なことについて述べることができる。
第11回 性教育
性犯罪の実態について理解し、性教育において「同意」を学ぶことの重要性について述べることができる。
第12回 多様なセクシュアリティ
性の多様性をふまえ、誰もが自分らしく生きられる社会の在り方について述べることができる。
第13回 識字問題
識字問題を通して教育の重要性について理解できる。
第14回 特別支援教育
学校における合理的配慮の観点や提供のプロセスについて理解できる。
第15回 全体のまとめ
これまでの授業を振り返り、自分のこととして学ぶことができる人権教育の在り方について理解できる。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):新聞や本、テレビなどから授業テーマ人に関する情報を収集する。
事後学修(2時間程度):配布資料をもとに復習する。授業課題に取り組む。
履修上の注意事項 対面授業を実施する。
4回欠席した場合は単位認定しない。
欠席時の授業課題は提出できない。
資料配信、課題提出等にMoodleを活用する。
「暴力」や「性」に関するテーマを扱う回がある。受講生はこうしたテーマに関心があることを前提とする。
公認欠席については欠席として扱うが、単位認定要件には影響しないように配慮する。ただし、授業課題の提出はできない。
成績評価の方法・基準 期末レポート(40%)、授業課題(60%)で評価する。
テキスト 使用しない。
参考文献 神村早織・森実編著(2019)『人権教育への招待』解放出版社
主な関連科目 差別問題論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は、メールで受け付ける。
課題についてのフィードバックは、授業時間内に行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部人間関係学科社会学専攻(人間関係学科科目) FHHS12107 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(人間関係学科科目) FHHS12107 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部教育学科(専攻科目A群) FHED12107 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(専攻科目A群) FHED12107 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部教育学科(専攻科目A群) 23200 2024~2024 1・2・3・4 - -