授業コード 20007900 クラス
科目名 応用社会学特殊演習Ⅰ 単位数 2
担当者 沖 今日子 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 現代社会における「生きにくさ」を社会学的に考察する
授業の概要 現代社会において、人間は多面的現実を生きている。
例えば、人間関係は、単にリアルな対面的状況だけでなく、情報ネットワークと切り離せなくなっており、学校関係、友人関係、家族関係、職場関係など様々な場面で自己提示することを求められている。更に、日々の営為は、様々な社会関係ごとに、評価に晒されることで、人々は常に「空気を読む」ことを強いられている。加えて、労働関係や家族関係は社会関係として脆弱化し、格差は経済的なものだけでなく文化的なものを含めて日常生活の様々な場面で大きくなっている。
本演習では、人々が主観的に抱く「生きにくさ」を社会的な問題として、「バリアフリー」「COVID-19Pandemic」「災害」「社会関係の脆弱性」などを場面として、個々人が抱く「生きにくさ」に社会的に対処していくための課題について議論していく。
学習の到達目標 現代社会や日常生活への問題解決に応用することができる社会学的知識を習得できるようになる。
授業計画 第1回 現代社会における「生きにくさ」という社会問題について①
自己の「生きにくさ」を理解できるようになる
第2回 難病について
難病とは何かを知り、説明できるようになる
第3回 障害について
障害について学び、何が障害か認識できるようになる
第4回 COVID-19Pandemicについて
他者の「生きにくさ」を考えることができるようになる
第5回 バリアフリーについて①:バリアフリーに関する知識を得る
どのようなことがバリアか指摘できるようになる
第6回 バリアフリーについて②:修得した知識の応用
バリア/バリアフリーについて発表できるようになる
第7回 ボランティアについて
ボランティアについて学び、自己の生活と関係づけることができるようになる
第8回 人間関係における「生きにくさ」を見直す(オンデマンド)
第9回 災害時について
避難行動要支援者に対して、働きかけることができるようになる
第10回 シンボルマークについて
シンボルマークとは何かを知り、列挙できるようになる
第11回 インクルーシブ教育について
教育を通じて、インクルーシブについて述べることができるようになる
第12回 自己の「生きにくさ」を見直す(オンデマンド)
第13回 就労について
就労について学び、協働できるようになる
第14回 現代社会における「生きにくさ」という社会問題について②
自己と他者の「生きにくさ」を関係づけることができるようになる
第15回 現代社会における「生きにくさ」という社会問題について③
「生きにくさ」を社会学的に考察できるようになる
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):毎講義の最後に次回の講義のテーマを発表するので、各自でできる限り調べて予備知識を集めておき、関係する事柄について調べておくこと。
事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語については、次国までに各自で調べること。
履修上の注意事項 *ブレンド型授業を実施する。
その際は、Moodleを使用する。

*公認欠席制度の配慮内容は以下の通り。
・公認欠席は、出席として扱わない。
・公認欠席時の資料は後日配付する。

*演習に参加するための準備を怠らないこと。
問題意識を持って、ディスカッションに参加すること。

*なお、本講義では、介助者も講義に参加する。
成績評価の方法・基準 受講態度(20点)、レポート課題(80点)を目安に100点満点で評価する。
テキスト 適宜プリントを配布する。
参考文献 適宜指示する。
主な関連科目 応用社会学特殊演習Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
講義時間内、講義終了後に質問に応じるなど、適宜対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
人文学部人間関係学科社会学専攻(特殊演習科目) FHHS36201 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(特殊演習科目) FHHS36201 2023~2023 2・3・4 -