授業コード 12062631 単位数 2
科目名 ゼミナールⅢ クラス 31
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 米田 邦彦 配当年次 *下表参考

授業の題目 多国籍企業を学ぶ
学修の概要 国際経営論の中心的な存在となる多国籍企業について以下のテキストを使ってさまざまな角度から学ぶ。
進め方:報告者、司会者、コメンテーターの3名を中心に毎回交代して教室の前で説明する。その他の学生は司会者から出された質問について周りの人と話し合って発表する。報告者は参加者が理解しやすいようにPowerPointで報告し、司会者はその報告内容から予め参加者が理解を深められるような質問を考えて議論を盛り上げる。コメンテーターは、報告者に対して代表して内容について参加者の理解が深まるような質問をする。参加者全員がそれぞれの役割を果たす。最後に、教員が補足する点を含めてまとめる。
学修の到達目標 企業の国際化に関する用語を説明できるようになる。
多国籍企業の活動を様々な面から自分なりに説明できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス
会社はどのようにして商品を提供するのか
第2回 企業は海外でどのように経営しているのか
第3回 会社の利益はどのようにして測定するのか
経営学とはどんな学問か
第4回 ケーススタディ:広島県内企業の国際化(オンデマンド)
第5回 企業はなぜ多国籍化するのか(企業の海外進出と優位性)
事例 日米貿易摩擦と日本自動車企業のアメリカ進出:本田・日産・トヨタの事例
第6回 事例 日本型生産システムの漸進的移転:南アフリカのトヨタ自動車
事例 本社優位性と現地優位性の融合:東レのイタリア子会社(人工皮革の製造販売事業)
第7回 事例 中国家電企業の日本進出による優位性の獲得
事例 インド製薬企業のグローバル化による成長
第8回 事例 日本の中小企業の海外直接投資
事例 発展途上国における事業撤退と子会社の整理:東レの事例
第9回 日本企業にみる優位性
多国籍企業のグローバル調整(本国本社の戦略と海外子会社の役割)
第10回 事例 外資系企業の財務による海外子会社のコントロール
事例 技術移転における企業文化・理念の役割:コマツの中国子会社
第11回 事例 海外子会社のグローバル事業への貢献:ボッシュの事例
事例 国際合弁事業における経営資源の移転と環流
第12回 事例 外食企業の海外進出におけるパートナーの役割:味千ラーメンの中国展開
第13回 経営活動の海外展開(日本企業の経営システムの海外移転:その難しさと「解決」
事例 海外子会社への知識移転と自律的能力構築
第14回 事例 生産技術の海外移転:トヨタ自動車と現代自動車の比較
事例 中小企業の海外生産
第15回 事例 タイにおける日用品メーカーの国際マーケティング
事例 デンソーにおける製品開発の現地化
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):テキストの予習をしておき、疑問点を整理しておく。報告者・司会者・コメンテーターになる回は議論が盛り上がるように準備する。
事後学修(2時間程度):授業中にわからなかった用語については、次回までに各自で調べること。
履修上の注意事項 ・ブレンド型授業を実施する。Google Classroomのクラスコードは授業の最初に知らせる。
・ゼミナールであるから当然出席重視である。やむをえず欠席をする場合はメール等で必ず連絡すること。無断欠席は認めない。
・公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件には影響しないよう配慮する。
・公認欠席時の資料は後日配布する。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み・報告・議論への参加度50%、レポート50%
テキスト 板垣博・周佐喜和・銭佑錫編著(2023)『トピックスで読み解く国際経営』文眞堂
参考文献 随時紹介する。
主な関連科目 経営学,会計学,流通マーケティング,貿易,金融などの各科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
1.質問・相談は,基本的に講義終了時に受け付ける。
2.オフィスアワー(月曜5時限)でも対応する。できるだけ下記のメールで予約すること。
3.メールでの問い合わせは yoneda&&alpha.shudo-u.ac.jpで受け付ける。
(&&の部分を@に変更すること。迷惑メール対策で,ネット上で自動的にメールを収集するプログラムの網にかからないようにするためこのようにしている。)
4.提出物に関するフィードバックは授業中、次回の授業、メール等で回答する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2018~2022 3・4 - - - - -
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2023~2023 3・4