授業コード 12062625 クラス 25
科目名 ゼミナールⅢ 単位数 2
担当者 陳 豊隆 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 原価計算と管理会計の考察
授業の概要 本ゼミナールでは、ゼミナールⅠ・Ⅱでの学習を基礎として、会計学のもう一つの学問領域すなわち管理会計の学習に焦点を当てる。なぜアマゾンドットコムが成功しているか・・・なぜ一杯420円だった牛丼を280円で売っている吉野家が成功しているか・・・なぜ使い捨てのコンタクトがこんなに安く売れるか・・・なぜの背景に如何なる戦略や理論が隠されているか、ケーススタディ・発表などを通じて、管理会計の諸知識を身につけていく。
学習の到達目標 企業価値を高める原価計算および管理会計の諸手法を理解することができるようになる。
授業計画 第1回 イントロダクション
管理会計の基本概念と枠組みを把握し、その重要性を理解することができるようになる。
第2回 経営者のための管理会計
経営者が直面する意思決定プロセスにおいて、管理会計がどのように役立つかを理解することができるようになる。
第3回 企業価値創造のための管理会計
価値創造に向けた管理会計の役割とその適用方法を学び、実践的なスキルを習得することができるようになる。
第4回 キャッシュフロー経営
キャッシュフローを重視した経営の重要性を理解し、キャッシュフロー管理の基本を学ぶことができるようになる。
第5回 原価計算の基礎と「原価計算基準」の現代的意義
原価計算の基礎知識と「原価計算基準」の現代的な意義を理解し、原価計算の実務に活かすことができるようになる。
第6回 企業評価と財務諸表分析
企業評価の手法と財務諸表分析の基本を学び、企業の財務健全性を評価する能力を身につけることができるようになる。
第7回 中長期経営計画,利益計画,目標管理
中長期経営計画、利益計画、目標管理の立案と遂行の方法を学び、経営戦略の策定に貢献することができるようになる。
第8回 企業予算によるマネジメント・コントロール
予算制度を用いた効果的なマネジメント・コントロールの方法を理解し、予算管理の実践能力を習得することができるようになる。
第9回 損益分岐点分析による収益性の検討
損益分岐点分析の手法を学び、企業の収益性を分析し改善策を提案することができるようになる。
第10回 直接原価計算による利益管理
直接原価計算の原理と利益管理への適用方法を理解し、効果的なコスト管理を行うことができるようになる。
第11回 標準原価計算によるコスト・コントロール
標準原価計算を用いたコスト・コントロールの技術を学び、コスト削減と効率化を推進することができるようになる。
第12回 原価企画による戦略的コスト・マネジメント
戦略的視点からの原価企画を理解し、コスト・マネジメントを通じて競争力を強化することができるようになる。
第13回 ABCによる製品戦略原価低減予算管理
活動基準原価計算(ABC)を用いた製品戦略と原価低減の方法を学び、実践的な予算管理を行うことができるようになる。
第14回 コスト・品質の戦略的コスト・マネジメン卜
コスト・マネジメントの戦略的側面を深く理解し、品質とコスト競争力の向上に向けた戦略を策定することができるようになる。
第15回 総合発表とディスカッション
総合的な発表とディスカッションを通じて、学んだ知識とスキルを統合し、問題解決能力を発揮することができるようになる。
授業外学習の課題 1、授業計画に沿った当該箇所を事前に読んでおくこと。
2、毎回の講義には、各自の発表を求め、授業外学習を強く要求している。
3、授業外学習の目安の時間として次の通りになる。
 事前学修(2時間程度):毎講義について、各自、テキストとレジメを熟読して予備知識を集め、関連する事項について調べておくこと。
 事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語や計算などについては、テキスト、レジメ、ノートを再読・精読するなどして次回までに各自で徹底的に理解しておくこと。
履修上の注意事項 Ⅰ、無断欠席は認めない。やむをえず欠席をする場合はLINEで必ず連絡すること。なお、3回以上の無断欠席があった場合には、単位認定を行いません。
Ⅱ、電卓を常に持参すること。
Ⅲ、課題提出はGoogle Classroomを使用する予定である。クラスコード等は初回の講義で指示する。
Ⅳ、「公認欠席」の取扱について、以下の通りである。
 ・公認欠席時の資料は後日配付する。
成績評価の方法・基準 ①レポート課題(20点)、②授業への貢献度(40点)、③授業中の課題研究(40点)で成績評価を行う。
テキスト 櫻井通晴著『管理会計 第七版』同文舘、2019年。修大生協。
参考文献 必要に応じて紹介する。
主な関連科目 ゼミナールⅠ、ゼミナールⅡ、卒業論文、原価計算論Ⅰ、原価計算論Ⅱ、原価管理論Ⅰ、原価管理論Ⅱ、管理会計論Ⅰ、管理会計論Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
Ⅰ、講義中または講義終了後に質問に応じる。
Ⅱ、LINEによる相談でも可。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2018~2022 3・4 - - - - -
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2023~2023 3・4