授業コード 12062621 単位数 2
科目名 ゼミナールⅢ クラス 21
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 井奈波 晃 配当年次 *下表参考

授業の題目 財務会計の研究手法 ゼミナールⅢ(The Method of Accounting Research III)
学修の概要 卒業論文の執筆にむけて、財務会計に関する基礎知識および研究手法の習得を目的とします。
ゼミナールⅠからⅣまでを履修することで、卒業論文を執筆するために必要な知識・能力を得ることを目指します。

本授業では、論理的思考力の習得・活用を目指します。
そのために輪読と問題演習を実施します。

輪読は論理的思考の方法に関する文献を扱います。
それをふまえて問題演習を行い、論理的思考力の習得を目指します。
問題の解答について議論することで、同時に聞く力・話す力の習得も目指します。

また会計の基礎知識を習得するために、日商簿記検定の取得を推奨しています。
学修の到達目標 ①論理的思考力を習得すること。
②聞く力・話す力を習得すること。
③報告や議論をする経験を積むこと。
④日商簿記検定を取得すること。
授業計画 第1回 ガイダンス
本授業の概要と進め方について理解する。
第2回 論理とは何か
論理⼒と思考⼒、演繹、⾔葉と⾔葉の関係について理解する。
第3回 さまざまな接続関係
解説と根拠、付加と転換について理解する。
第4回 接続の構造
指示関係、接続構造について理解する。
第5回 議論の組み立て
主張をつなぐこと、議論の構造について理解する。
第6回 論証の構造と評価
論証の構造、論証の評価について理解する。
第7回 演繹と推測
演繹と推測の違い、仮説形成について理解する。
第8回 価値評価
価値評価の論証構造、価値評価の適切さについて理解する。
第9回 会計関連資格の受験について【オンデマンド】
会計関連資格の受験制度や受験計画の⽴て
⽅について理解する。
第10回 否定
否定と反対について理解する。
第11回 条件構造
逆・裏・対偶、条件連鎖について理解する。
第12回 推論の技術
存在⽂の扱い⽅、消去法、背理法について理解する。
第13回 批判への視点
質問への視点、異論と批判について理解する。
第14回 論⽂を書く
論⽂の組み⽴て⽅について理解する。
第15回 ⽇商簿記検定の学習⽅法について【オンデマンド】
⽇商簿記検定の学習⽅法について理解
する。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):次回の授業で取り扱う内容が事前に判明している場合は、該当する資料等に目を通し、既習の内容を整理してから授業に参加するようにしてください。
事後学修(2時間程度):授業で扱った論点について、改めて内容を整理してください。前回の授業で消化が不完全であった箇所については、調べなおして確認するようにしてください。
履修上の注意事項 *公認欠席制度の配慮内容は以下の通りです。
 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
 ・公認欠席時の資料は後日配付します。
 ・小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。
*無断欠席は避けるようにしてください。
*報告担当回にやむをえず休む場合は、報告者を代わってもらうようにしてください。
*6回以上欠席した、課題を提出していない、不正行為をした、のいずれかに該当する場合は、単位を認定しません。
*担当日に報告を忘れた場合や教科書等の必要なものを持っていない場合は、欠席として扱います。
*履修者の理解度や進度を鑑みて、計画が変更となることがあります。
*テキストは必ず最新版を使用してください。
*ブレンド型授業を実施します。Google Classroomを使用します。クラスコードは第1回授業で指示します。
*履修者の受講状況を考慮して、期末試験を実施する可能性があります。
成績評価の方法・基準 ゼミナールの学習内容に対する理解度(40%)、授業への取り組み姿勢(60%)で評価します。
出席そのものは加点対象としません。

※期末試験を実施する場合は、期末試験(100%)で評価します。
テキスト ・野矢茂樹『新版 論理トレーニング』産業図書、2006年。

※もし最新版がある場合は、そちらを使用してください。
参考文献 ・大出敦、直江健介『アカデミック・スキルズ プレゼンテーション入門』慶應義塾大学出版会、2020年。
・川喜田二郎『発想法 改版』中公新書、2017年。
・河野哲也『レポート・論文の書き方入門(第4版)』慶應義塾大学出版会、2018年。
・佐藤望、他『アカデミック・スキルズ(第3版) 大学生のための知的技法入門』慶應義塾大学出版会、2020年。
・佐渡島沙織、吉野亜矢子『これから研究を書く人のためのガイドブック[第2版]』ひつじ書房、2021年。
・千葉大学『千葉大学 人文社会科学教科書シリーズ No.3 プレゼンテーションの基礎』千葉大学大学院人文社会科学研究科 教育・学修支援研究会。
・戸田山和久『思考の教室』NHKブックス、2020年。
・戸田山和久『最新版 論文の教室』NHKブックス、2022年。
・森重湧太『一生使える 見やすい資料のデザイン入門』インプレス、2016年。
・野矢茂樹『論理トレーニング101題』産業図書、2001年。
・松本茂、河野哲也『大学生のための「読む・書く・プレゼン・ディベート」の方法 改訂第二版』玉川大学出版部、2015年。
・宮野公樹『学生・研究者のための使える!PowerPointスライドデザイン 伝わるプレゼン1つの原理と3つの技術』化学同人、2009年。
・宮野公樹『学生・研究者のための伝わる!学会ポスターのデザイン術』化学同人、2011年。
・T・W・クルーシアス・C・E・チャンネル著、杉野俊子・中西千春・河野哲也訳『大学で学ぶ議論の技法』慶應義塾大学出版会、2004年。

※もし最新版がある場合は、そちらを使用してください。
主な関連科目 ゼミナール科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問・相談は受講生全員で共有し、可能な限り時間内の解決を目指します。
またGoogle Classroom上の質問フォームで対応します。
授業内容に関する質問は受講生全員で共有します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2018~2022 3・4 - - - - -
商学部経営学科(F群) FCBA36031 2023~2023 3・4