授業コード 12062525 クラス 25
科目名 ゼミナールⅡ 単位数 2
担当者 陳 豊隆 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 財務会計への探求
授業の概要 会計の学問領域の中に、財務会計と管理会計といった区分があり、本ゼミナールでは、まず外部利害関係者のための会計すなわち財務会計の役割と機能を明らかにすることが目的である。必要であれば、経営分析についても学習してゆく。
学習の到達目標 会計の基本知識を勉強すると同時に、その背景に隠される社会現象や経済実態などの時事や実話を通して、生きた財務会計を捉えることができるようになる。
授業計画 第1回 会計をめぐる2つのドラマ
会計の背後にある主要な物語を理解し、その影響を評価することができるようになる。
第2回 会計の役割と規則
会計の基本的役割と規則の枠組みを把握し、適用することができるようになる。
第3回 財務諸表における表示
財務諸表の表示方法を理解し、それが会計情報にどのように影響するかを評価することができるようになる。
第4回 財務諸表を読む--やさしい経営分析
財務諸表を読み解き、基本的な経営分析を行う方法を学ぶことができるようになる。
第5回 会計の計算原理
会計の計算原理を理解し、会計処理の基礎を適用することができるようになる。
第6回 棚卸資産
棚卸資産の会計処理を理解し、在庫管理の会計上の影響を評価することができるようになる。
第7回 有形固定資産
有形固定資産の計上と評価方法を学び、その会計処理を適切に行うことができるようになる。
第8回 無形固定資産と繰延資産
無形固定資産と繰延資産の特性を理解し、それらの会計処理を適切に適用することができるようになる。
第9回 金融資産
金融資産の会計基準を理解し、投資評価と報告方法を適切に行うことができるようになる。
第10回 負債
負債の会計処理とその財務諸表への影響を理解し、適切な負債管理を行うことができるようになる。
第11回 純資産
純資産の構成要素を理解し、それらが財務諸表にどのように反映されるかを評価することができるようになる。
第12回 収益・費用・税金
収益、費用、税金の会計処理を理解し、その結果の財務報告を行うことができるようになる。
第13回 連結貸借対照表と連結損益計算書
連結貸借対照表と連結損益計算書の作成方法を学び、グループ企業の財務状況を分析することができるようになる。
第14回 その他の財務諸表・開示
財務諸表以外の開示情報の重要性を理解し、適切な開示戦略を立てることができるようになる。
第15回 決算--真実な報告と会計戦略
決算プロセスと真実性の追求を学び、効果的な会計戦略を立案・実行することができるようになる。
授業外学習の課題 1、日常生活の中から、新聞記事や雑誌などを読む習慣を身につけて、絶えず幅広い興味関心と、鋭い観察力と洞察力を育っていく。
2、授業外学習の目安の時間として次の通りになる。
 事前学修(2時間程度):毎講義について、各自、テキストとレジメを熟読して予備知識を集め、関連する事項について調べておくこと。
 事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語や計算などについては、テキスト、レジメ、ノートを再読・精読するなどして次回までに各自で徹底的に理解しておくこと。
履修上の注意事項 Ⅰ、無断欠席は認めない。やむをえず欠席をする場合はLINEで必ず連絡すること。なお、3回以上の無断欠席があった場合には、単位認定を行いません。
Ⅱ、課題提出はGoogle Classroomを使用する予定である。クラスコード等は初回の講義で指示する。
Ⅲ、「公認欠席制度」への配慮は以下の通りである。
 ・公認欠席時の資料は後日配付する。
成績評価の方法・基準 ①授業への貢献度(50点)、③授業中の課題研究(50点)で成績評価を行う。
テキスト 永野則雄著『ケースでまなぶ財務会計(第9版)』、白桃書房、修大生協。
参考文献 必要に応じて紹介する。
主な関連科目 ゼミナールⅠ、卒業論文、原価計算論Ⅰ、原価計算論Ⅱ、原価計算演習Ⅰ、原価計算演習Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
Ⅰ、講義中または講義終了後に質問に応じる。
Ⅱ、LINEによる相談でも可。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部経営学科(F群) FCBA26021 2018~2022 2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(F群) FCBA26021 2023~2023 2・3・4