授業コード | 12004700 | 単位数 | 2 |
科目名 | 経営学総論Ⅰ | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 岡田 行正 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 基礎から学ぶ経営学の主要理論(Introduction to Business Administration Ⅰ) |
学修の概要 | 本講義では、「経営とは?」「管理とは?」「経営学とは?」といった初歩的な問いからスタートし、経営学の代表的な理論が各時代における実際の企業経営の場で、何を問題と捉え、どのような理念のもとで生まれたのか、また次なる段階の理論の生成・発展にいかなる影響を与えていったのかを考察していきます。さらに、こうした各理論が、現在の企業経営のなかで、どのように応用・実践されているのか、その現代的意義と問題についても、具体的な事例を示しながら考えていきます。 |
学修の到達目標 | 経営学の主要な理論とその特徴について学び、経営理論の発展過程を説明できるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 講義の概要・進め方と評価方法の説明 |
第2回 | 経営とは? 管理とは? 経営学とは? 「経営」と「管理」の違い、「組織」と「個人」の違い、「協働」や「経営資源」について説明できるようになる。 |
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第3回 | 組織と管理①(テイラーの科学的管理) 科学的管理登場の背景や科学的管理の内容、底流する理念、科学的管理が経営学各分野に与えた影響について説明できるようになる。 |
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第4回 | 組織と管理②(ファヨールの管理論) テイラーとファヨールの共通点・相違点、経営職能、「経営」と「管理」の関連性、管理的職能について説明できるようになる。 |
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第5回 | 組織と管理③(バーナードの組織論) 協働システム、組織成立の3要素、組織均衡について説明できるようになる。 |
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第6回 | 組織と管理④(サイモンの意思決定論) 価値前提と事実前提、制約された合理性、意思決定プロセス、定型的意思決定と非定型的意思決定について説明できるようになる。 |
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第7回 | 組織と人間①(ティード&メトカーフの人事管理論) 大量生産と労働組合運動・福祉運動の関係、人事部設立の経緯、ティード&メトカーフの人事管理の定義、人事管理と労使関係(労働組合)、ティード&メトカーフ理論の現代における意義について説明できるようになる。 |
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第8回 | 組織と人間②(メイヨー&レスリスバーガーの人間関係論) 感情の論理、非公式組織、人間関係論の労働者観、労働管理・労働力管理・労働者管理の違いについて説明できるようになる。 |
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第9回 | 組織と人間③(欲求理論) 行動科学台頭の背景、アメリカの産業構造展開の背景と管理対象とした労働者層の変化、マズローの欲求理論の特徴、自己実現人モデルについて説明できるようになる。 |
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第10回 | 組織と人間④(動機づけ理論) マグレガーのX-Y理論、アージリスの未成熟-成熟理論、ハーズバーグの動機づけ-衛生理論、各理論の特徴 について説明できるようになる。 |
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第11回 | 組織と人間⑤(リーダーシップ論) リーダーシップとリーダーシップ論の違い、リッカートのシステム理論の特徴について説明できるようになる。 |
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第12回 | 組織と環境①(コンティンジェンシー理論) バーンズ&ストーカー、ウッドワード、ローレンス&ローシュの3つ研究の特徴、コンティンジェンシー理論が経営学に与えた影響について説明できるようになる。 |
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第13回 | 組織と環境②(チャンドラーの研究) コンティンジェンシー理論とチャンドラー研究の関係、チャンドラーの研究と経営史・経営戦略論の関係、アメリカ企業の発展段階(多角化と事業部制組織)について説明できるようになる。 |
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第14回 | 組織と環境③(アンゾフの経営戦略論、ポーターの競争戦略論) アンゾフの経営戦略論の特徴(戦略的意思決定・管理的意思決定・業務的意思決定、部分的無知、成長ベクトル、シナジー、長期資本利益率の最適化)、ポーターの競争戦略論の特徴(競争優位性、5つの競争要因、競争戦略の類型、収益性増大)について説明できるようになる。 |
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第15回 | 総括と要点整理 経営学の主要理論の特徴や発展過程を踏まえて、現代企業の抱える問題について説明できるようになる。 |
授業外学習の課題 | 事前学修(2時間程度):毎講義について、各自、テキストを熟読して予備知識を集め、関連する事項について調べておくこと。 事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語については、テキストを再読・精読するなどして次回までに各自で調べておくこと。 |
履修上の注意事項 | ①すべて対面型授業です。 ②定期試験は実施しません。 ③小テスト(3回実施、3回ともShudo Moodleで実施)によって評価します。 ④毎回の講義資料を事前にShudo Moodle上にアップします。必ずダウンロードして、紙に印刷して、授業時に持参してください。 ⑤「公認欠席制度」への配慮: ・「公認欠席」は欠席として扱いますが、単位認定要件には影響しないよう配慮します。 ・小テストの時に「公認欠席」となる場合、対面による追試(Shudo Moodleは使用しない)で適時対応します。 |
成績評価の方法・基準 | Shudo Moodle上で実施の小テスト:計3回(30点×2回、40点×1回、計100点)によって評価します。 |
テキスト | 岡田行正『経営理論のエッセンス』同文舘出版 2022年(税込¥2,970) ISBN:978-4495390587 上記の他に必要な資料は、随時、配布します。 |
参考文献 | 経営戦略学会編『キーワードからみる 経営戦略ハンドブック』同文舘出版 2023年 経営学史学会編『経営学史事典【第2版】』文眞堂 2012年 高橋伸夫『虚妄の成果主義』ちくま文庫 2010年 大月博司『経営のロジック』同文舘出版 2018年 高橋正泰・大月博司・清宮 徹編『組織のメソドロジー』学文社 2020年 佐藤耕紀『今さらだけど、ちゃんと知っておきたい「経営学」』同文舘出版 2021年 上記の他にも、講義の中で随時紹介していきます。 |
主な関連科目 | 経営学総論Ⅱ、経営学の各学科目 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談は、以下、オフィスアワーで対応します。 ただし、会議等で不在の場合もあるので、事前に連絡してもらう方が確実です。 【オフィスアワー】 月曜日・5限(16:30~18:00) 【フィードバックの方法】 小テスト:授業の中で、正答と解説を行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(B3群) | FCBS22301 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(B3群) | FCBS22301 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部商学科(B3群) | 11200 | 2024~2024 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(B1群) | FCBA22101 | 2018~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(B1群) | FCBA22101 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(A1群) | 12200 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部国際政治学科(F群) | - | 2015~2016 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(関連科目) | FHES28106 | 2017~2022 | 2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(関連科目) | FHES28106 | 2023~2023 | 2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |