授業コード 11063002 単位数 2
科目名 ゼミナールⅠ クラス 02
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 川瀬 正樹 配当年次 *下表参考

授業の題目 地域の地理学的調査・方法論 The methodology of geographic survey
学修の概要 地域を地理学的に研究するための調査・分析方法などを修得するとともに、景観観察を通して、地域の見方・考え方を学びます。具体的には、論文の読み方・まとめ方、土地利用調査の方法、面積の測り方、空中写真判読、主題図の作成方法、商圏データの利用法、聞き取り・アンケートの方法、相関・回帰分析、さらに広島と北欧について教授します。
学修の到達目標 地域を学ぶための地理学的調査・分析方法を修得し、調査・分析ができるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 地図の話
地理学でよく使用される地図について知り、活用できるようになる。
第3回 空中写真判読と実体視
空中写真について知るとともに、実体視(立体視)ができるようになる。
第4回 面積の測り方
形状がいびつな土地の実際の面積を測る。
第5回 土地利用調査(フィールドワーク)
商業地区の土地利用を調べるフィールドワークをする。
第6回 土地利用調査(作図)
フィールドワークで得たデータをもとに土地利用図を作成する。
第7回 商店の分布図の作成と商店の立地
商店等の分布図を作成し、立地傾向を考察する。
第8回 広島市の商圏
過去の広島市の商圏を作図し、商圏についての理解を深める。
第9回 聞き取り調査
アンケート票を作成する前段階の聞き取り調査を行う。
第10回 アンケート調査(1)(調査票の作成)
試行錯誤しながらアンケート票の設計をする。
第11回 「ひろしま通」になろう
広島について知識を増やし、説明できるようになる。
第12回 アンケート調査(2)(調査・集計)
アンケート票を配布・回収し、データ入力と集計を行う。
第13回 相関分析
相関分析を手計算で行い、相関係数と決定係数の意味を理解する。
第14回 回帰分析
単相関分析を手計算で行い、回帰分析の意義を理解する。
第15回 スウェーデンの地誌
福祉と環境保護の先進国、スウェーデンのついて理解する。
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):事前に配布した資料を読み込み、わからないところは調べておく。
事後学習(2時間程度):作図とその考察を中心とした課題をこなし,レポートを作成する。
履修上の注意事項 このゼミでは、頭以外にも手、足、目、耳などを使うことが多くあります。一度欠席してしまうと、次の作業についていけないこともあるので必ず出席して下さい。また、フィールドワークの際には歩きやすい服装で参加してください。また、色鉛筆(12色)を数回使用するので、準備しておいてください。

公認欠席時の資料は後日配付します。
成績評価の方法・基準 レポート50%,授業への取り組み等の総合的評価50%によって評価します。
テキスト 特に使用しません。授業中に資料を配付します。
参考文献 安仁屋政武『主題図作成の基礎』(地人書房)
菅野峰明ほか『地理学講座2 地理的情報の分析手法』(古今書院)
正井泰夫・小池一之編『卒論作成マニュアル-よりよい地理学論文作成のために-』(古今書院)
主な関連科目 地域産業論・都市経済論、GISと地理空間情報、地理情報システム論I・II、地理学,教養講義(生活の中の地理学)、観光論,観光地域論など
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワーは水曜2限。
授業中に適宜対応するほか,個別相談に応じるので,必要に応じて連絡を取って下さい。(内線3417)
レポートについてのフィードバックは,授業時間中かオフィスアワーに個別に対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(F群) FCBS26011 2018~2022 2・3・4 - - - - -
商学部商学科(F群) FCBS26011 2023~2023 2・3・4