授業コード 10042014 クラス 14
科目名 初年次セミナー 単位数 2
担当者 陳 豊隆 他 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 商学部での学びに必要な知識と思考様式の修得 Fresh person Seminar
授業の概要  この講義は、前期配当科目の修大基礎講座で学んだことを生かして、商学部で学修するための基礎的・基本的な知識と技能および態度の修得に向けて、ゼミ形式で学修を進めていく。ゼミ形式の学修は、教員がみなさんに一方的に知識を教授する方法とは異なり、学生の皆さんの主体的な学びによって成り立つものである。
 そこで、授業では、グループを構成し、自分たちで調べ、レジュメを作成し、報告・協議することを基本スタイルとし、協働的な学びを通して理解を深めていく形式を取る。そして、傾聴力の育成や他者にわかりやすく伝えるための表現方法についても考察していく。また、この授業の締めくくりとして、自分で決めたテーマについてレポートを作成してもらう。
 以上のゼミ形式の授業に加え、2年次からのゼミナール登録やコース制についての説明、マナー講座及び国際交流と異文化理解の合同授業もある。
学習の到達目標 ①グループでの協働的な活動ができる。(協働性)
②レジュメを作成することができる。(まとめる力)
③作成したレジュメにもとづいて報告することができる。(プレゼンテーション能力)
④自身でテーマを設定し、レポートにまとめることができる。(課題発見解決力)
授業計画 第1回 ・国際交流と異文化理解」(学科合同)
・初年次セミナーの概要説明(クラス別)
第2回 ・自己紹介(アイスブレイク)
・レジュメ作成のグループ決める
第3回 テキストの輪読及びレジュメによる報告・協議(第1章と第2章)
第1章から、希少性と選択に基づいて、帰省ラッシュの解消可能性を分析する方法を理解することができるようになる。
第2章から、機会費用の概念を用いて、失敗した買い物が経済的意思決定にどのように影響するかを評価できるようになる。
第4回 マナー講座①
基本的な社会マナーとコミュニケーションスキルを学び、大学生活や将来の社会生活で適切な振る舞いができるようになる。
第5回 ゼミ紹介・コース制紹介①(学科合同)
ゼミナールやコースの概要を理解し、自分の学問的興味やキャリア目標に合った選択ができるようになる。
第6回 ゼミ紹介・コース制紹介②(学科合同)
さらに詳細なゼミナールやコース制度の情報を得て、自分に最適な学習プランを立てるための判断基準を確立できるようになる。
第7回 テキストの輪読及びレジュメによる報告・協議(第3章と第4章)
第3章から、市場と価格のメカニズムを理解し、商品やサービスの価格がどのように決定されるかを分析できるようになる。
第4章から、さまざまな価格設定方法を学び、値段が存在するものと存在しないものの経済学的意味を把握できるようになる。
第8回 テキストの輪読及びレジュメによる報告・協議(第5章と第6章)
第5章から、裁定取引の原理を理解し、産地の価格差を利用した取引が可能である理由を説明できるようになる。
第6章から、貨幣の機能と重要性を学び、経済活動における貨幣の役割を理解できるようになる。
第9回 マナー講座②
基本的な社会マナーとコミュニケーションスキルを学び、大学生活や将来の社会生活で適切な振る舞いができるようになる。
第10回 テキストの輪読及びレジュメによる報告・協議(第7章と第8章)
第7章から、所得と財政に関する基本概念を理解し、個人の所得が消費行動にどのように影響するかを分析できるようになる。
第8章から、企業と起業に関する基礎知識を学び、自身のビジネスを立ち上げる際の考慮点を理解できるようになる。
第11回 テキストの輪読及びレジュメによる報告・協議(第9章と第10章)
第9章から、比較優位の原理を用いて、無人島脱出のための最適な資源利用戦略を立案できるようになる。
第10章から、資源配分と資源分配の原理を学び、効率的かつ公平な方法でケーキ(資源)を分ける方法を理解できるようになる。
第12回 テキストの輪読及びレジュメによる報告・協議(第11章と第12章)
第11章から、為替レートの決定要因を学び、為替市場の動向を予測し、その影響を分析できるようになる。
第12章から、経済成長の条件を理解し、持続可能な発展を達成するための政策や戦略を評価できるようになる。
第13回 テキストの輪読及びレジュメによる報告・協議(第13章と第14章)
第13章から、南北問題と経済援助の効果を分析し、格差解消に向けた実践的なアプローチを理解できるようになる。
第14章から、経済学の学習が個人の幸福感にどのように貢献するかを考察し、経済的知識が生活に与える影響を評価できるようになる。
第14回 ・レポートの書き方について
・レポートテーマの検討
効果的なレポートの書き方を学び、自分の関心を持てるテーマを選定する方法を理解することができるようになる。
第15回 ・各自レポートテーマの発表
・レポート作成に向けて
選定したレポートテーマを他者に明確に発表し、レポート作成に必要な準備とプロセスを計画的に進めるスキルを習得することができるようになる。
授業外学習の課題 (報告者)報告レジュメを作成する。
(報告者以外)テキストの該当範囲を読んで質問を考えてくる。
なお、授業外学習の目安の時間として次の通りになる。
 事前学修(2時間程度):毎講義について、各自、テキストとレジメを熟読して予備知識を集め、関連する事項について調べておくこと。
 事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語や計算などについては、テキスト、レジメ、ノートを再読・精読するなどして次回までに各自で徹底的に理解しておくこと。
履修上の注意事項 ・授業はGoogle Classroomを併用する予定である。クラスコード等は初回の講義で指示する。
・ゼミ形式の授業なので,レジュメの作成,報告・協議等,授業全体を通しての取組姿勢を重視する。授業に積極的に参加することである。
・異文化理解とゼミナール・コース紹介とマナー講座は学科合同ないしクラス合同で行う。教室変更があるので,注意が必要である。

なお、「公認欠席」の取扱について、以下の通りである。
 ・公認欠席時の資料は後日配付する
成績評価の方法・基準 【期末試験】無
授業への取り組み状況,レポート提出、授業中のテストによって総合的に評価します。
最終レポート(40%)、報告・協議(30%)、授業への取組・貢献度、課題提出(30%)
テキスト 新井 明他編著(2005)『経済の考え方がわかる本』岩波ジュニア新書
参考文献 必要に応じて紹介する
主な関連科目 修大基礎講座
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中や授業終了後に随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部経営学科(A1群) 12200 2024~2024 1 -