授業コード 10041851 単位数 2
科目名 現代経済入門 クラス 51
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 橘 洋介 配当年次 *下表参考

授業の題目 現代経済入門Ⅰ_51
学修の概要 経済学で学ぶ知識は皆さんの関心のある事柄に対する直接的な答えを提供するとは限りません。しかし、商学部で専門的に学ぶ科目の背後には、経済学的な考え方が存在します。したがって、背後にある理論(=考え方)を知った上で商学部の専門科目を学ぶのと、それを知らずに学ぶのとでは、理解の深さに大きな差が生じる可能性があります。そこで、本講義では商学部の専門科目をより深く理解するための基礎作りを主たる目的として、入門的な経済学の内容を扱います。
学修の到達目標 経済学的な世界観を理解する。
入門レベルのミクロ・マクロ経済学の知識を身に付ける。
商学部の専門科目とミクロ・マクロ経済学との関連を理解できるようになる。
授業計画 第1回 商学と経済学
商学にとって経済学がどのような位置づけにあるのかを理解する。
第2回 経済学の考え方
ミクロ経済学とマクロ経済学の研究対象を整理・理解する。
第3回 家計①―消費、予算制約、最適な消費
消費者の問題を理解する。
第4回 家計②-需要曲線の導出
効用最大化問題から需要曲線を導き出す方法を理解する。
第5回 企業①―生産、利潤と費用
企業の利潤最大化問題、様々な費用概念を理解する。
第6回 企業②―供給曲線の導出
費用最小化問題から供給曲線を導き出す方法を理解する。
第7回 完全競争市場
完全競争市場が効率的であることを証明を通じて理解する。
第8回 様々な市場①―独占
独占市場の非効率性を理解する。
第9回 様々な市場②―寡占、独占的競争
ゲーム理論を用いてこれら市場の参加者の行動を理解する。
第10回 市場の失敗①―公共財、外部性
市場が効率的な資源配分を実現できないケースと、それらの対処方法を理解する。
第11回 GDPと三面等価
GDPの概念を理解し、生産・分配・支出の側面からGDPを眺めた場合の等価性を理解する。
第12回 総需要とGDPの決定
GDPがどのように決定されるのかを理解する。
第13回 財政政策と金融政策
経済対策としての両政策のメカニズムと限界を理解する。
第14回 貿易理論
自由貿易の意義、貿易がGDPに与える影響を理解する。
第15回 経済成長
経済成長を促す要因とそのメカニズムを理解する。
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):経済に関連するニュースや新聞での報道はもちろんですが、身の回りの出来事に関心を持つように心がけて下さい。
事後学修(2時間程度):授業中に必ずノートをとって、その内容を読み返してください。
履修上の注意事項 経済学は「積み上げ型」の学問です。つまみ食いは100%失敗しますので、着実に学習して下さい。
※公認欠席制度について
公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないように配慮します。
成績評価の方法・基準 評価は定期試験(100%)によって行います。
テキスト テキストは指定しません。
参考文献 スティグリッツ入門経済学(第4版) 3,024円
ISBN:9784492314197
基礎コース ミクロ経済学 2,916円
ISBN 978-4-88384-123-3
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中もしくは授業終了時に受け付けます。
研究室でも受け付けますが、訪ねてくる前にアポイントメントを取ってください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(A1群) 11200 2024~2024 1・2・3・4 -
商学部経営学科(A1群) 12200 2024~2024 1・2・3・4 -
人文学部教育学科(教職専門科目群) 23200 2024~2024 1・2・3・4 -