授業コード 10037700 単位数 2
科目名 C3群特殊講義a(金融実務Ⅰ) クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 梶本 利恵 他 配当年次 *下表参考

授業の題目 金融実務Ⅰ Financial Practices Ⅰ
学修の概要  金融に関する理論を学んでいく中で、それが実際の金融機関においてどのように適用されているのかを知ることは、将来金融実務に携わることを目指している人にとって、文献学習にとどまらない貴重な知識を得ることができるばかりでなく、学習意欲をさらに刺激する良い機会になるであろう。
 本講義は、金融業務に精通した各種の実務家に、様々な金融業務の社会的役割、実際の流れ、注意事項などを解説してもらうものである。
 金融全般を担当している梶本利恵は1998年にCFP® (国際ライセンス)を取得。1999年12月に広島ファイナンシャルプランニング(株)を設立、代表取締役となる。広島県金融広報アドバイザー、FP講座講師、確定拠出年金講師を勤め、長期・積立・分散の資産運用の重要性を日々伝えている。
学修の到達目標 各種金融業務の社会的役割と実際についての理解を深めることができる。
授業計画 第1回 ライフ・プラン、社会保険(1)ライフプラン ライフイベント表の書き方を理解し、自分自身の将来についてプランニングを行えるようになる。
第2回 ライフ・プラン、社会保険(2)社会保険と年金 ライフイベント(就職時、出産、育児等)における社会保険との関わりや年金について理解する。
第3回 ライフ・プラン、社会保険(3)労働保険と労働法 労働保険(労災保険、雇用保険等)について理解し、働き方について自ら考えられるようになる。
第4回 TAX、相続、事業継承(1)税一般、消費税 税金の仕組みや税金の種類を理解できるようになる。消費税の仕組みや計算方法が理解できるようになる。
第5回 TAX、相続、事業継承(2)所得税 所得税の仕組みや計算方法、確定申告や年末調整が理解できるようになる。
第6回 TAX、相続、事業継承(3)贈与税、相続税 相続税や贈与税の仕組みや計算方法が理解できるようになる。
第7回 金融全般(1)基礎 運用の基本 長期・積立・国際分散投資を理解できるようになる。
第8回 金融全般(2)発展 確定拠出型年金・NISA制度を理解できるようになる。
第9回 損害保険(1)基礎 個人や企業を取り巻く様々な潜在的リスクを考える。
第10回 損害保険(2)発展 損害保険が重要な社会的役割を担っている事を理解する。
第11回 生命保険(1)生活設計とリスク管理 生命保険の基本型を学び、理解を深めることができる。社会保険(遺族年金・健康保険)の概要と、社会保険を補完するための必要な生命保険の必要保障額の考え方を学べる。
第12回 生命保険(2)生命保険と相続・事業承継、保険と法律・税金 相続で起こる納税資金・遺産分割等の問題解決。事業保障・事業承継等の法人での生命保険の活用など、それに関わる法律・税金についても学ぶことができる。
第13回 不動産業務(1)基礎 不動産の基礎知識の収得と他の投資商品との違いを理解できるようになる。
第14回 不動産業務(2)発展 不動産運用に関して、購入・保有・処分における実務を理解できるようになる。
第15回 保険業務 保険とはどのようなものかを知り、将来職業として関わった際の考え方を理解するとともに、実際自身の保険内容を知るきっかけにすることができる。
授業外学習の課題 講義は体系的に行われます。既に学習した内容を前提として講義が展開されていきますので、分からなかった事柄は、質問するなり自分で調べるなりして、積み残したままにしないようにしましょう。受講前に前回までのノートを3~4時間程度復習しておくと、講義の理解がスムーズになるでしょう。
履修上の注意事項 金融分野に特に関心がある学生が履修して下さい。履修制限をする場合があります。
公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
公認欠席時の資料は後日配付します。

【対面授業】有 【非対面授業】無

〈非対面授業に変更になった場合〉
GoogleClassroomで授業を行います。非対面授業の場合、質問等の連絡先はGoogleClassroomに記載します。
成績評価の方法・基準 【期末試験】無

授業への取り組み(50%)・レポート(50%)によって総合的に評価します。欠席が多い場合(3回までとする)、単位は取得できません。

〈非対面授業に変更になった場合〉
出席を考慮せずレポートのみで評価します。
テキスト なし
参考文献 適宜指示する。
主な関連科目 C群特殊講義(金融実務Ⅱ)、C群特殊講義(信用組合論)、金融システム論・金融政策論、外国為替論・国際金融論、保険論・リスク管理論、証券市場論、証券投資論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
①まず、授業中に質問してください。
②授業中が難ければ、授業終了後に質問してください。
③これも難しい場合は、アポイントメントを取ってください。時間を調整します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部経営学科(C3群) FCBA33347 2018~2022 3・4 - - - - -
商学部経営学科(C3群) FCBA33347 2023~2023 3・4 - -