授業コード 10036200 クラス
科目名 B3群特殊講義a(GISと地理空間情報) 単位数 2
担当者 川瀬 正樹 他 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 GISの基本的機能と地理空間情報 Basic functions of GIS and geographic spatial information
授業の概要 GIS(地理情報システム)の基本的機能と空間データの講義を行います。まず,GISの概念や利用・活用について理解した後,GISに関連する法律や地理空間情報,地域統計情報といったデータについて学びます。次に,データの取得方法やGISで地図を表示する仕組みや方法を知り,GISを用いたエリアマーケティングの事例を知り,バッファリングやボロノイ分割,オーバーレイなどのGISの解析手法について理解します。
「国土地理院における地理空間情報の整備と活用」については,国土交通省国土地理院中国地方測量部で,地理空間情報活用促進のための地域連携の推進や中国地区産学官連携協議会の取り組みをされている方に授業をしていただきます。
学習の到達目標 GISの基本的機能と地理空間情報について理解し、説明できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス
授業の概要と評価方法等についての説明を聞く。
第2回 GISの概念と構成,活用分野
GISとはどのようなもので、どのような分野で活用されているか理解する。
第3回 地理空間情報活用推進基本法とその目的
地理空間情報活用推進基本法がどのような経緯でつくられ、基本計画ができたのか理解する。
第4回 ベクタデータとラスタデータの違い
GISのデータもであるであるベクタデータのラスタデータの違いや用途について理解する。
第5回 地図投影法・座標系を理解する
第6回 電子国土基本図と基盤地図情報
国土地理院が整備し、無料で提供しているこれらの地図データについて理解する。
第7回 国土地理院における地理空間情報の整備と活用
国土地理院の役割と、国土地理院が整備している地理空間情報の活用方法について理解する。
第8回 地域統計情報とその入手方法
第9回 統計地理情報システムと国土数値情報
統計地理情報システムと国土数値情報の内容を理解し、入手できるようになる。
第10回 地理空間情報の取得と表示
地図データを入手し、GISで表示できるようになる。
第11回 GISを用いたエリアマーケティング
GISをマーケティングに用いた事例について理解する。
第12回 アドレスマッチング(ジオコーディング)による位置情報の取得
住所データをもとに緯度・経度などの位置情報を取得し、地図に表示する方法を理解する。
第13回 バッファリングとボロノイ分割
GISでバッファリングやボロノイ分割により商圏を設定する方法を理解する。
第14回 オーバーレイ解析(クリップ,ユニオン,インターセクトの違い)
オーバーレイの解析手法を用いて、諸条件を満たす最適な立地点を見出す方法を理解する。
第15回 まとめ
専門用語を中心とした授業のおさらいし、さらに理解を深める。
授業外学習の課題 事前学習(2時間程度):授業の事前に配布する資料を見て予習し、用語等を調べておくこと。
事後学習(2時間程度):講義の復習をするとともに、講義中の関心を持ったことについて自分で調べること
履修上の注意事項 配布したプリントは,毎回必ず持参して下さい。
この授業は,日本地理学会が認定する「GIS学術士」の資格取得に必要な「GISの基本的機能と空間データの講義を中心とする科目」として認定されています(商学科の学生のみ対象)。しかし,GIS学術士の資格を取得する気のない学生でも受講可能です。

公認欠席時の資料は後日配付します。
成績評価の方法・基準 定期試験100%で評価します。
テキスト 使用しません。適宜プリントを配布します。
参考文献 今木洋大・岡安利治編著『QGIS入門 第2版』(古今書院)
金 徳謙『観光地域調査法―GISを用いた実践的調査手法の解説―』(美巧社)
佐土原 聡 編『図解 ArcGIS 10 Part1 身近な事例で学ぼう』(古今書院)
谷 謙二『フリーGISソフトMANDARA10入門―かんたん!オリジナル地図を作ろう―』(古今書院)
谷 謙二『フリーGISソフトMANDARA10パーフェクトマスター』(古今書院)
橋本雄一編『地理空間情報の基本と活用』(古今書院)
橋本雄一編『GISと地理空間情報― ArcGIS10とダウンロードデータの活用―』(古今書院)
橋本雄一編『QGISの基本と防災活用』(古今書院)
主な関連科目 地理情報システム論Ⅰ・Ⅱ,地域産業論,都市経済論,マーケティングリサーチ,流通論, C1群特殊講義a(観光マーケティング),地理学,教養講義(生活の中の地理学)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワーは水曜2限。
授業中に適宜対応するほか,個別相談に応じるので,必要に応じて連絡を取って下さい。(内線3417、kawase@shudo-u.ac.jp)
試験についてのフィードバックは,オフィスアワーに個別に対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部経営学科(B3群) FCBA22351 2018~2022 2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(B3群) FCBA22351 2023~2023 2・3・4 -