授業コード 10035900 単位数 2
科目名 C1群特殊講義a(実践観光マーケティング) クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 金 徳謙 配当年次 *下表参考

授業の題目 実践観光マーケティング Practical Tourism Marketing
学修の概要  近年訪日外国人の著しい増加も一因となり、観光ビジネスが注目されています。しかし、観光業者の多くは従来のマスツーリズム時代のビジネス手法を用いているのが現状といえます。一方、観光ビジネスを成功させるためには顧客(観光客)のニーズや競合他社の戦略の適確な把握は欠かせません。観光ビジネスが注目される中、精度の高い観光マーケティングの展開が求められています。
 本授業では、観光マーケティングにかかわる基礎知識からマーケティングに欠かせない競合相手の企業および観光者の行動に関するデータ収集や分析手法などを学び、実際の観光業者をとりあげマーケティング戦略を分析していきます。さらに、受講者が分析の結果を踏まえた新たなマーケティング戦略の提案書を作成する形式で行われます。
 受講者がこれまで学んできた関連授業の知識を活かし、観光ビジネスを成功させるためのマーケティング戦略を考察していく実践的な授業で、参画型(PBL型)授業です。
学修の到達目標 観光商品の特徴を理解した上、データ収集の後、エクセルおよびパワークエリーなどを利用し定量分析を行い、
 ①観光客のニーズの把握ができる、
 ②観光客の行動の分析ができる、
 ③新たな観光ビジネスのマーケティング戦略の提案ができる、
ことを本授業の到達目標とします。
授業計画 第1回 観光ビジネスとマーケティング(観光ビジネスの理解)→観光ビジネスとマーケティングの関連性を理解し、説明できるようになる
第2回 観光者行動と観光ビジネス(観光者行動の理解)→観光ビジネスにおける観光者の行動把握の重要性を理解し説明できるようになる。
第3回 グループ分けと事例地の検討・選定→実践学習のためのグループ分けと調査地の選定に必要な事前学習を行い、特徴の説明ができる
第4回 データクリニング(分析できるようにデータの内容や形式を整える)→収集したデータを分析に用いられるように形式を整えることができるようになる
第5回 データの収集方法の検討と収集→必要データを収集することができるようになる
第6回 データの分析手法を学ぶ(クロス集計)→収集したデータをクロス集計し、データの特徴を説明できるようになる
第7回 データの分析手法を学ぶ(属性によるグループ分けの方法)→データのグループ分けに必要な方法を理解し、説明できるようになる
第8回 データの分析手法を学ぶ(グループ分析の実践)→データがグループ分けできるようになる。
第9回 マーケティング戦略の策定に向けた仮説の設定→観光マーケティングに必要な研究仮説を立て、説明できるようになる
第10回 仮説の設定と分析1(対象地を中心に)→調査対象地の視点から仮説を立て分析し、説明できるようになる
第11回 仮説の設定と分析2(観光客を中心に)→観光客の視点から仮説を立て分析し、説明できるようになる
第12回 プレゼンテーションの準備→分析した内容のプレゼンテーション資料を準備し説明できるようになる
第13回 プレゼンテーションⅠ:マーケティング戦略の考察・提案→プレゼンテーションができるようになる
第14回 プレゼンテーションⅡ:マーケティング戦略の考察・提案→プレゼンテーションができ、必要な提案ができるようになる
第15回 最終報告書の作成・提出
授業外学習の課題 ・事前学習(2時間程度):毎回の内容をよく読んで、関連する文献などを調べておくこと。
・事後学習(2時間程度):次回の授業に必要な資料を調べてまとめておくこと。
履修上の注意事項 ・授業は、グループワークにより実践的に観光客のニーズと観光業者のマーケティング戦略を分析し、新たなマーケティング戦略を提案する参画型(PBL型)授業であるため、毎回の出席は欠かせません(グループワークのため、全回の出席が必要です)。 
・データの収集はインターネット上で行うため、パソコン版Google Chromeを使います(他のソフトは対応しません)。
・分析手法を習得するため、毎回Excel(パソコン版)およびPower Queryの操作が必要です。
 事前に確認し用意してください(Excel上で関数を使用するため、Excel(パソコン版)以外には対応できません)。
・なお、授業ではWindows版のExcelの使用を前提とします。とくに、Power QueryはMac PC搭載のExcelには
バージョンによっては入っていませんので、授業に参加できません。自分のパソコンを使う場合、必ずExcelおよびPower Queryの搭載と動作を確認しておいてください。授業では対応できません。
・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 【期末試験】無
・平常点(出席・課題)50%、ビジネス戦略の提案書(レポート)50%をもとに評価します。
・欠席は減点します。5回以上欠席した場合は評価の対象としません。遅刻2回で欠席1回とみなします。
テキスト とくになし。必要に応じて資料を配布します。
参考文献 授業中適宜紹介します。
主な関連科目 観光ビジネス論、観光論、地域観光論、観光政策論、マーケティング論、消費者行動論、マーケティングリサーチなど
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業中に積極的に質問、発言をしてください。授業中、またはオフィスアワーを利用し対応します。
オフィスアワーは木曜5限ですが、研究室訪問も歓迎します。訪問前にメールなどで在室を確認してください。
その他、Google Classroom経由、随時受け付けます。

レポートについての質問への対応やフィードバッグなどもオフィスアワーを利用し行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(C1群) FCBS33141 2018~2022 3・4 - - - - -
商学部商学科(C1群) FCBS33141 2023~2023 3・4 -
商学部商学科(C1群) 2024~2024 3・4 - - - - -