授業コード 10015500 単位数 2
科目名 経営史 クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 坂根 嘉弘 配当年次 *下表参考

授業の題目 経営史 History of business management
学修の概要 江戸時代から平成までの企業経営の出発・進展・再編の歩みを学びます。企業経営史を中心に構成しますが、流通史・商業史の分野も合わせて講義を進めていきます。激動の日本経済の歩みなかで、企業経営もそれぞれに対応を迫られました。その具体的な諸相を流通・商業部面も合わせてみていきます。この時期は、現代企業経営の源流や仕組みを考えるうえで重要な時期です。
別途、日本経済史を開講していますので、それらと重複しないように講義を構成しています。経済の全体的な流れは日本経済史であつかうので、経営史は、日本経営史を特徴づける諸点をトピック的に取り上げることになります。
特定のテキストは指定しません。毎回、講義レジメを配ります。
毎回、その日の授業内容についての小テストを実施します。
学修の到達目標 江戸時代から平成にいたる日本企業の経営の歩みが理解できるようになり、説明できるようになります。
授業計画 第1回 江戸時代の商家経営(1)1 全国市場の形成と流通網
江戸時代の全国的な市場形成と金融決済、流通網について基礎的な知識を得る
第2回 江戸時代の商家経営(1)2 貨幣制度・金融制度
江戸時代の貨幣制度(三貨制度)と金融組織について基礎的な知識を得る
第3回 江戸時代の商家経営(2)1 商家経営の原理
江戸時代の商家経営の基本原理について基礎的な知識を得る
第4回 江戸時代の商家経営(2)2 商家の資金・雇用・教育
江戸時代の商家における資金・奉公人・その教育について基礎的な知識を得る
第5回 明治の企業家群像(1)江戸期資産家の幕末維新
江戸期資産家が幕末維新期の激動をどのように潜り抜けたかについて基礎的な知識を得る
第6回 明治の企業家群像(2)明治期を代表する企業家タイプ
明治期の企業を5つの対応に分け、明治期企業家の実際について基礎的な知識を得る
第7回 貿易の開始と日本の商社(1)不平等条約下の外国人商人と日本人商人
不平等条約下における貿易の開始と日本人商人の動向について基礎的な知識を得る
第8回 貿易の開始と日本の商社(2)日本商社の活躍
三井物産をはじめとした日本商社の活躍について基礎的な知識を得る
第9回 近代日本の会社制度と雇用経営者(1)近代日本の会社制度の特徴
明治以降の会社制度と会社の設立について基礎的な知識を得る
第10回 近代日本の会社制度と雇用経営者(2)雇用経営者の台頭
専門経営者(サラリードマネジャー)の具体像について基礎的な知識を得る
第11回 財閥の時代(1)コンツェルン化と持株会社
財閥の持株会社化について基礎的な知識を得る
第12回 財閥の時代(2)ドル買い・財閥の転向・新興財閥
恐慌期の財閥によるドル買いと国民の反発による財閥転向、新興財閥の登場について基礎的な知識を得る
第13回 戦争と企業・企業経営 戦時経済統制と財閥の変容
戦時経済統制により財閥が変容していく姿について基礎的な知識を得る
第14回 日本型経営の光と影 雇用・金融・官僚・労働組合
日本的経営の成立について基礎的な知識を得る
第15回 財閥解体と企業集団 企業集団の形成と機能
財閥解体とその後の企業集団の形成と機能について基礎的な知識を得る
授業外学習の課題 講義には、講義用のレジメを配布します。その講義レジメを中心に、授業前に2時間程度の事前学修を、授業後に2時間程度の事後学修をして下さい。
事前学修では、事前にGoogle Classroomにアップする講義レジメをテキストに、各自でできる限り予備知識を集めておき、関係する事柄について調べておいてください。
事後学修では、講義レジメを復習し、分からない事柄などを各自で調べ、解決しない場合には、次回の授業で質問してください。
履修上の注意事項 1、対面授業を実施します。特別な場合を除き、オンデマンドによる講義は行いません。
2、毎回、その回の授業内容について、小テストを実施します。小テストの解答にあたっては、配布した講義レジメの参照は可能です。小テストは成績評価の対象です。
3、出欠確認はICカードリーダーで行います。学生証の再交付期間中の場合は申し出てください。
4、講義レジメと小テスト解答例はGoogle Classroomにアップします。欠席などでレジメが受け取れない場合はGoogle Classroomから入手してください。欠席で講義レジメが受け取れない場合もすべてGoogle Classroomから入手してください。次回講義で残部を渡すことはありません。
5、公認欠席は欠席として扱いますが、公認欠席による不利な扱いはしません。公認欠席時の講義レジメは、Google Classroomから入手してください。
公認欠席時の小テストの代替措置は行いませんが、公認欠席時の小テストの成績については不利な扱いはしません。小テストの内容・解答例はGoogle Classroomで確認してください。
6、Google Classroomのクラスコードは、別途連絡します。
7、Google Classroomにアクセスできないと、欠席時の講義レジメの入手や小テスト解答例の入手ができません。必ずgoogle classroomにアクセスできるようにしてください。
成績評価の方法・基準 【定期試験】有
①小テスト(30%)、②定期試験(70%)で評価します。ただし、予期せぬ事態が生じた場合は、上記の割合が変更する場合があります。
テキスト 特に、指定しません。毎回、講義レジメを配布します。
参考文献 必要に応じてその都度指示します。
主な関連科目 日本史、教養講義(日本近代史)、日本経済史
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問や相談は、講義終了時かメールで受け付けます。質問のうち、他の学生にも参考になる内容については、他の受講生にも講義などでにフィードバックします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(D1群) FCBS24110 2018~2022 2・3・4 - - - - -
商学部商学科(D1群) FCBS24110 2023~2023 2・3・4 - - -
商学部商学科(D1群) 11200 2024~2024 2・3・4 - - -
商学部経営学科(B2群) FCBA22202 2018~2022 2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(B2群) FCBA22202 2023~2023 2・3・4 - - -
商学部経営学科(B2群) 12200 2024~2024 2・3・4 - - -