授業コード | 10012900 | 単位数 | 2 |
科目名 | 原価管理論Ⅱ | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 陳 豊隆 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | コスト・ダウン、利益管理、意思決定などの諸手法を学習する。 |
学修の概要 | 近年、経営のグローバル化が進み、国際的競争がますます激しくなり、効果的かつ合理的な企業経営を行うために適切な管理会計の知識が不可欠である。本講義は2年次で修得した原価計算制度の基本的な知識に基づいて、より高度な原価計算技法、または原価管理手法である標準原価計算、直接原価計算、CVP分析、意思決定会計、戦略的原価計算などを学習する。 |
学修の到達目標 | より専門的かつ実践的な原価管理の知識とテクニックを身につけると同時に、企業経営に関わる意思決定と業績評価ができるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 全体のガイダンスと製造間接費の実態(テキスト第15章) 製造間接費の実態を理解し、全体のガイダンスを通じて原価計算の枠組みを把握することができるようになる。 |
第2回 | 伝統原価計算の落とし穴(テキスト第15章) 伝統的原価計算の限界と問題点を識別し、それらの影響を評価することができるようになる。 |
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第3回 | 活動基準原価計算(ABC)(テキスト第15章) 活動基準原価計算(ABC)の原理と手法を学び、実際のコストドライバーに基づく原価計算ができるようになる。 |
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第4回 | 活動基準原価管理(ABM)とABC予算(テキスト第15章) 活動基準原価管理(ABM)とABC予算の作成方法を理解し、効果的なコスト管理と予算策定ができるようになる。 |
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第5回 | 意思決定のための原価計算(テキスト第12章) 意思決定過程で原価情報をどのように活用するかを学び、経済的選択を支援する原価計算ができるようになる。 |
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第6回 | 業務的意思決定(テキスト第12章)【オンデマンド】 業務的意思決定における原価情報の活用方法を理解し、効率的な経営戦略を立案することができるようになる。 |
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第7回 | 線形計画法(テキスト第12章) 線形計画法の基本と応用を学び、複数の制約条件下での最適解を求めることができるようになる。 |
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第8回 | シンプレックス法(テキスト第12章) シンプレックス法を用いた線形計画問題の解法を習得し、複雑な意思決定問題に対処できるようになる。 |
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第9回 | 価格決定方法(テキスト第12章) 価格決定方法の原理と戦略を学び、市場環境やコスト構造に基づく適切な価格設定ができるようになる。 |
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第10回 | 設備投資意思決定(テキスト第13章) 設備投資意思決定に関連する原価計算と評価手法を理解し、投資案件の経済性を判断できるようになる。 |
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第11回 | 原価比較法と回収期間法(テキスト第13章) 原価比較法と回収期間法を用いた投資評価の基本を学び、投資の回収性を評価できるようになる。 |
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第12回 | 内部利益率法と割引現在価値法(テキスト第13章) 内部利益率法と割引現在価値法をマスターし、投資案件の財務的魅力を正確に分析できるようになる。 |
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第13回 | 戦略の策定と原価計算(テキスト第14章) 戦略策定過程での原価計算の役割を理解し、戦略的目標達成に向けたコスト管理ができるようになる。 |
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第14回 | ライフサイクル・コスティングと品質原価計算(テキスト第14章) ライフサイクル・コスティングと品質原価計算の手法を習得し、製品の全生命周期を通じたコスト管理ができるようになる。 |
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第15回 | 標準原価計算の限界と原価企画(テキスト第8章と第14章) 標準原価計算の限界を理解し、原価企画における革新的アプローチを考察し適用できるようになる。 |
授業外学習の課題 | Ⅰ、毎回の授業前に授業計画に沿った当該箇所を読んでおくこと(一回授業の進み具合は5頁~10頁前後)。 Ⅱ、毎回の講義の終了時に、次回までに提出する宿題を渡し、授業外学習を強く要求しています。 Ⅲ、原価管理を理解するためには、問題を解くことが不可欠です。よって、テキストに書かれてある例題と章末の問題は必ず解いて、復習を行うこと。理解できない箇所があれば、次回の授業中に質問すること。 Ⅳ、授業外学習の目安の時間として次の通りになるが、計算が多くなる場合にはさらに1時間の追加がほしい。 事前学修(2時間程度):毎講義について、各自、テキストとレジメを熟読して予備知識を集め、関連する事項について調べておくこと。 事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語や計算などについては、テキスト、レジメ、ノートを再読・精読するなどして次回までに各自で徹底的に理解しておくこと。 |
履修上の注意事項 | Ⅰ、「原価管理論Ⅱ」は上級者向けの授業科目または「原価管理論Ⅰ」の後継科目なので、「原価管理論Ⅰ」を修得しなければ、授業についていけないことがある。 Ⅱ、計算問題を解くことは理論を理解するために欠かせない作業なので、「原価管理演習Ⅱ」も同時に履修すれば、相乗効果が得られる。 Ⅲ、「原価管理論Ⅰ」の授業は、原価計算の基礎と製品原価算定のための原価計算に重点を置くのに対して「原価管理論Ⅱ」の授業は、マネジメント・コントロールのための原価計算と経営意思決定のための原価計算に重点を置くため、両方とも履修すれば、非常に高い専門知識が得られる。 Ⅳ、授業中、常に電卓を使用するので、電卓の持参を忘れないこと。 Ⅴ、ブレンド型授業を実施する。また、宿題提出はGoogle Classroomを使用する。クラスコード等は初回の講義で指示する。 なお、「公認欠席」の取扱について、以下の通りである。 ・公認欠席時の資料は後日配付する。 |
成績評価の方法・基準 | 期末試験60%、宿題40%を総合的に成績評価を行う。 |
テキスト | 櫻井通晴『原価計算 For New ERA』同文館 。修大生協。 |
参考文献 | 櫻井通晴『経営原価計算論』中央経済社 岡本清『原価計算(六訂版)』 国元書房 |
主な関連科目 | 原価計算論ⅠとⅡ、管理会計論ⅠとⅡ、財務会計論ⅠとⅡ、中級簿記ⅠとⅡ、税務会計論ⅠとⅡ、会計監査論ⅠとⅡ、簿記会計演習、上級簿記ⅠとⅡ、経営分析論ⅠとⅡ、工業簿記ⅠとⅡ、原価管理演習ⅠとⅡ、上級簿記演習ⅠとⅡ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義中または講義終了後に質問に応じるが、Google Classroomを通して行うことも可能である。なお、宿題の解説について、Google Classroomを通して行う予定である。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(C3群) | FCBS33304 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(C3群) | FCBS33304 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部商学科(C3群) | 11300 | 2024~2024 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(C1群) | FCBA33110 | 2018~2022 | 3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(C1群) | FCBA33110 | 2023~2023 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(C1群) | 12300 | 2024~2024 | 3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |