授業コード 10010700 クラス
科目名 金融システム論 単位数 2
担当者 NGUYEN Duc Lap 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 マネー、現代金融システムと経済(Money, Modern Financial System and Economy)
授業の概要 本講義では、金融に初めて触れる学生を対象に、金融に関する専門用語を解説し、基本概念や理論を明確に説明しながら進行します。最初には、貨幣の役割とその機能に焦点を当て、その後、経済学的な視点から金融取引について解説していきます。円滑な金融取引を実現するためには、どのように金融システムを工夫するかを説明します。さらに、様々な金融機関の役割、金融市場の構造と機能、監督と規制についても解説します。また、日本の金融システムの特徴や、最近の動向としての金融の自由化、フィンテック、金融制度改革についても説明します。
学習の到達目標 この講義を通じて、金融の基本概念や仕組み、そして金融と経済の相互関係を理解し、現在起きている金融に関連する出来事を理解できるようになります。
授業計画 第1回 金融システムの全体像とその役割(具体的な例を挙げ、金融システム全体の概略を理解し、各経済主体の関連性も把握することができます。)
第2回 経済における貨幣の役割と貨幣の進化(貨幣の本質を考え、その役割を理解し、現在までの貨幣の進化について知ることができます。)
第3回 デジタル通貨の誕生とキャッシュレス社会(デジタル通貨が社会や経済にもたらすメリットとデメリットを把握し、将来の展望を考えます。)
第4回 金融取引と情報の非対称性(金融取引と商取引の違いを理解し、金融取引の意義、情報の非対称性の概念とその重要性および金融仲介機関の役割まで理解できます。)
第5回 金融システムにおける銀行の役割とその業務(銀行の役割とその重要性を理解し、銀行の主要な業務が理解できます。)
第6回 証券会社の業務とそのしくみ(証券会社の業務について、具体的な事例を交えながら考察し、証券会社を通した資金の流れとリスクが理解できます。)
第7回 保険会社の業務とそのしくみ(生命保険業務と損害保険業務の理解を通じて、現代社会における保険の役割と仕組みが明らかになります。)
第8回 フィンテックと金融機関の将来像(フィンテックの影響により、社会変化と金融機関の将来像が浮かび上がります。)
第9回 金融市場の役割とそのしくみ(金融市場の種類と、それぞれの役割や仕組みが理解できます。)
第10回 株式市場と債券市場の役割(株式と債券の特徴、それぞれの市場の役割について理解が深まります。)
第11回 日本型金融システムの特徴(日本の金融システムの変遷を通じて、日本型金融の特徴と欧米型金融との相違点が浮かび上がります。)
第12回 日本の金融システムにデジタル革命は起こるのか(フィンテックが金融業界にもたらす変化を把握し、日本における金融業界の変化に理解が得られます。)
第13回 タイムリーな経済・金融トピックスを考える(習得した金融の知識を活かして、タイムリーな経済・金融のトピックスを考察します。)
第14回 金融システムの未来(金融システムの未来について、どのようになるかを考察します。)
第15回 総括(これまで学んだ概念とその関連性を理解します)
授業外学習の課題 配布資料は事前にダウンロードし、予習してください。分からない用語や関連事例について調べることで、授業中に積極的に参加でき、内容をより深く理解できるでしょう。毎週の予習・復習には3時間以上を目安として取ってください。
履修上の注意事項 授業全体を通して、自ら質問し、教員からの質問には積極的に答える姿勢を持ちましょう。小テストや課題の提出には期限を守ってください。
配布資料はGoogle Classroomに掲載されますので、初回の授業から必ずClassroomにアクセスしてください(Classroomコードは初回授業で知らせます)。

公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
公認欠席となる場合は代替措置で対応するので、個別に相談してください。
成績評価の方法・基準 定期試験(50%)で評価するほか、レポート課題や小テスト(30%)、授業への取り組み(20%)によって総括評価します。
テキスト 毎週の必要な資料をGoogle Classroomに配信します。
参考文献 1. 酒井良清, 前多康男『金融システムの経済学』東洋経済新報社
2. 前多康男, 酒井良清, 鹿野嘉昭『金融論をつかむ』有斐閣
3. 滝川好夫『やさしい金融システム論』日本評論社
4. 大垣 尚司『金融と法 ―企業ファイナンス入門』有斐閣
5. その他は授業で紹介する
主な関連科目 金融政策論、外国為替論等、国際金融論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業前後や授業中の質問は歓迎する。また、メールにて質問を受け付けます。
必要に応じて研究室への訪問時間を調整するので、連絡してください。
課題と小テストのフィードバックは翌週に総合フィードバックを行います。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(B1群) FCBS22114 2018~2022 2・3・4 - - - - -
商学部商学科(B1群) FCBS22114 2023~2023 2・3・4 -
商学部商学科(B1群) 11200 2024~2024 2・3・4 -
商学部経営学科(D1群) FCBA24119 2018~2022 2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(D1群) FCBA24119 2023~2023 2・3・4 -
商学部経営学科(D1群) 12200 2024~2024 2・3・4 -