授業コード 10008800 単位数 2
科目名 地理情報システム論Ⅰ クラス
履修期 前期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 金 徳謙 配当年次 *下表参考

授業の題目 地理情報システム(GIS)の基礎 The Basic GIS
学修の概要  地理情報システム(Geographic Information System)とは、地図データと統計・観測データなどをコンピュータ上で一元的に管理することにより、地域を分析したり将来予測に役立てたりするツールです。都市計画や防災システムといった行政分野のほか、商圏分析や店舗管理、出店戦略といったマーケティング分野、観光資源の管理、観光客の行動分析といった観光分野への応用が進んでいます。身近なところでは、カーナビゲーションシステムもGISの技術を応用したものです。
 GISは、情報が氾濫する中、空間的視点から隠れている特徴を洗い出す重要なツールです。 
 本講義では、GISの概念およびGISの基本的な使い方を、フリーソフト(QGIS)を用いて学びます。
学修の到達目標 GISの基礎知識と基本的な使い方を身につけ、GISで地図を作成、表示できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス
第2回 GISの理解Ⅰ(GISを理解するための考え方とGISがもつ特性の理解→GISの特徴を説明できるようになる)
第3回 GISの理解Ⅱ(CRS、レイヤーの概念、データ別特徴の理解→基本用語を理解し、特徴を説明できるようになる)
第4回 GISデータの取得Ⅰ(e-Stat(総務省統計局)のデータ→e-Statのデータが利用できるようになる)
第5回 GISデータの取得Ⅱ(国土地理院や国土交通省のデータ→国土地理院などのデータが利用できるようになる) 【On Demand授業】
第6回 地図表現法Ⅰ(考え方と基本操作→デジタルマップの基本的な考え方が理解でき、操作できるようになる) 【On Demand授業】
第7回 地図表現法Ⅱ(属性テーブルの操作→GIS内のデータ属性テーブルを理解し、操作できるようになる)
第8回 地図表現法Ⅲ(グラフ、ラベル、ダイヤグラムなどの操作→属性データを用いてグラフなどの作成と必要な文字情報の表示ができるようになる)
第9回 地図の出力Ⅰ(プリントコンポーザーの考え方と基本操作→作成したデジタルマップを印刷するために必要な考え方を理解し説明できるようになる)
第10回 地図の出力Ⅱ(プリントコンポーザーの応用表現→作成したデジタルマップを印刷できるようになる)
第11回 属性データの操作Ⅰ(結合:異なるテーブルからのデータを操作する方法→複数のファイル内のデータの操作ができるようになる)
第12回 属性データの操作Ⅱ(統計データなどの結合と表現→複数ファイル内のデータを連携した操作を行うことができるようになる)
第13回 空間解析Ⅰ(空間解析の理解とレイヤの結合、融合、分割などの操作法→高度な解析ができるようになる)
第14回 空間解析Ⅱ(バッファー、クリップ、ユニオンなどの空間解析の基本の理解と操作→もっとも多く使われる空間解析の技法を理解し使えるようになる)
第15回 まとめおよび質疑応答
授業外学習の課題 ・事前学習(2時間程度):毎回授業の最後に案内する次回の学習テーマに該当する教科書の部分を読み、パソコンの操作をしてみること。また、関連するテーマについても調べておくこと。
・事後学習(2時間程度):講義中にわからなかった内容や操作方法について、教材を参考にパソコンの操作をしながら次回まで学習すること。
・授業外学習の課題
教科書の定められた部分を読み、それに関するパソコンの操作結果の発表をもとめる。
履修上の注意事項 ・テキストは、毎回必ず用意して下さい。一度でも授業を欠席すると、翌週、作業に遅れが生じてついていけなくなるばかりか、授業の進行を妨げ、他の履修者に迷惑をかけることになります。極力遅刻・欠席をしないよう心がけて下さい。
・USBメモリー(8GB以上を推奨)。授業中使用するデータを保存します。かならず用意してください。
・この授業はブレンド型授業を実施します(Google Classroom使用)。
・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 平常点60%(授業への取り組みおよび課題)および最終レポート40%をもとに評価します。
欠席は減点します。5回以上欠席した場合は評価の対象としません。なお、遅刻2回で欠席1回とみなします。
テキスト 金徳謙著『これで使えるQGIS入門』ナカニシヤ、ISBN 978-4-7795-1435-7

※必ず入手して下さい。テキストがないと、マニュアルなしでパソコン作業をすることになるため、
 授業に全くついていけなくなります。また、操作法の復習ができなくなります。
※教材は学内生協のブックストアで取り扱っています。
参考文献 授業中に指示します。
主な関連科目 GISと地理空間情報、実践観光マーケティング、データサイエンスとデータの収集方法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
オフィスアワーは木曜5限ですが、メールでも対応します。
また、研究室訪問も歓迎します。訪問前にメールにて在室を確認してください。
また、Google Classroom経由で随時対応します。
レポート課題や質問は、オフィスアワーまたは授業中に対応します。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(C1群) FCBS33108 2018~2022 3・4 - - - - -
商学部商学科(C1群) FCBS33108 2023~2023 3・4 - -
商学部経営学科(D1群) FCBA34117 2018~2022 3・4 - - - - -
商学部経営学科(D1群) FCBA34117 2023~2023 3・4 - -