授業コード | 06104311 | 単位数 | 2 |
科目名 | 外国語としての日本語(多文化共生) | クラス | 11 |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 藤 美帆 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 外国語としての日本語(多文化共生) The Japanese Language from an Outside Perspective:Multiculturalism |
学修の概要 | この授業では、日本語母語話者の皆さんが普段何気なく使っている「日本語」を外国語として捉えることで、日本語がどのような言語であるのかについて考えます。また、日本語を非母語話者に教えることを想定しながら、そのために必要な日本語学及び日本語教育の基礎知識について学びます。さらに、異文化コミュニケーションの観点から、異質な他者との共生の在り方について思考します。 |
学修の到達目標 | 1.外国語と比較して、日本語のもつ特徴を説明できるようになる。 2.多文化共生社会を志向する上で重要な文化の捉え方が説明できるようになる。 3.歴史的潮流の中での外国語教育の変遷を述べることができるようになる。 4.論理的で完成度の高いレポートが書けるようになる。 |
授業計画 | 第1回 | オリエンテーション、ジェスチャー |
第2回 | 世界の中の日本語:日本語は世界で何番目に難しい? | |
第3回 | 音声:「日本語の女子を研究しています」と学習者が言った理由は? | |
第4回 | 文字語彙:「木漏れ日」はどのように外国語に翻訳する? | |
第5回 | 文法(1)初級文法:「先生がたくさん宿題をくれました」はどうして変? | |
第6回 | 文法(2)中~上級文法:「駅についたとたん、電話するから迎えに来てね」はどう修正する? | |
第7回 | やさしい日本語 ※中間レポート課題発表:詳細は講義にて案内します。 |
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第8回 | 伝統的な外国語教授法 | |
第9回 | 近年の外国語教授法 | |
第10回 | 色々な日本語(1)社会方言:「ワンチャン」は誰がよく使う表現? ※中間レポート課題フィードバック |
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第11回 | 色々な日本語(2)地域方言:カタツムリ、マイマイ、デンデンムシはどれが正しい? ※期末レポート課題発表:詳細は講義にて案内します。 |
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第12回 | 正しい日本語:語学教育の過去、現在、未来を考えよう | |
第13回 | 異文化間葛藤:「結論は同じなのに、言い方やタイミングってそんなに大事!?」 | |
第14回 | 異質性との向き合い方:「みんなちがって、みんないい」の先を考えよう | |
第15回 | 多文化共生社会とは?:対話を通して考えよう |
授業外学習の課題 | 事前学習(1時間程度):毎講義の最後に次回のキーワードを発表するので、各自で予備知識を集め、関連事項について調べておくこと。 事後学習(2時間程度):講義中に配布された資料に目を通すこと。 ※詳細は講義にて指示します。 |
履修上の注意事項 | (1)この授業は講義が中心ですが、グループ活動も取り入れます。迷惑行為および欠席は減点対象とし、厳しく対応します。 (2)公認欠席制度の配慮内容は以下のとおりです。 ・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響が出ないよう配慮します。 ・公認欠席時の資料は後日配布します。 ・期末試験時時に公認欠席となる場合、追試または代替措置で対応します。 |
成績評価の方法・基準 | 中間レポート:20%、期末レポート40%、授業への積極的な取り組み40%を目安に総合的に評価します。また、遅刻・欠席は減点対象とします。 レポート課題の採点にはルーブリックを使用します。事前に必ず目を通して、評価基準を理解して念頭におきつつ、より良いレポートを作成するようにしてください。 |
テキスト | 特に指定しません。適宜プリントを配布します。 |
参考文献 | 森篤嗣(2020)『超基礎・日本語教育』くろしお出版 太田陽子他(2021)『超基礎・日本語教育のための日本語学』くろしお出版 高見澤孟(2016)『新・はじめての日本語教育1―日本語教育の基礎知識―』アスク 山本志都他(2022)『異文化コミュニケーション・トレーニング―「異」と共に成長する―』三修社 その他は、授業内で適宜紹介します。 |
主な関連科目 | 外国語としての日本語(日本語教育) |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業の前後に対応します。また、授業後に回収するコメントシートへの質問事項の記入も歓迎します。授業内容に関する質問の場合、次回の講義冒頭で全体フィードバックという形で回答します。レポート課題に関するフィードバックは、提出締め切り後の講義の回にて行います。 |
5(AA) | 4(A) | 3(B) | 2(C) | 1(D) | |
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課題との関連 | 課題との関連が極めて明確であり、非の打ち所がない | 課題に対して的確かつ網羅的に答えている | 課題に対して一通り答えている | 課題に対する答えが不十分である | 課題と関係のない答えをしている |
論理性 | 全体を通じて非常に論理的で、わずかな破綻もない | 結論に至るまで論理的に一貫している | 論理的に整ってはいるものの、改善できる | 論理的に整理されておらず、論旨が曖昧である | 全体として論理的に破綻している |
論拠の選択 | 適切な論拠を極めて的確に示すことができている | 論拠の選択が的確かつ十分である | 妥当な論拠が選ばれている | 論拠が書かれているものの、妥当ではない | 論拠が示されておらず、勝手に持論を展開している |
序論と結論の関連 | 非常に関連しており、議論が発展している | 関連しており、まとまっている | ある程度関連しているものの、改善できる | 序論と結論は書かれているが、論拠から飛躍している | 序論または結論が書かれていない |
文章 ・段落 ・句読点 ・主語と述語 ・文体の統一 | 的確かつ優れた日本語表現が用いられた文章であり、読みや すく誤りもない | 4項目とも問題な く、正しい文章で書かれている | 4項目中、1つの項目に問題がある/全体的に軽微な問題がある | 項目中、2つの項目に問題がある/全体的に問題がある | 4項目中、3つ以上 の項目に問題がある /文章に関して全体 的に重大な問題がある。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
商学部経営学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
経済科学部現代経済学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
経済科学部経済情報学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人文学部教育学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人文学部英語英文学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人文学部社会学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
法学部法律学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
人間環境学部人間環境学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
健康科学部心理学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
健康科学部健康栄養学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(国際理解科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | - | ○ | - |