授業コード 02120871 単位数 2
科目名 英語聴解Ⅱ クラス 71
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 河内 紀彦 配当年次 *下表参考

授業の題目 英語聴解研究 II (English Listening Studies II) (中級~上級)
学修の概要 この授業の目的は、履修者が英語の聞き取り能力を中心に、他の技能(話す・読む・書く)をも含む総合的な英語力をアップすることです。歌やニュース、スピーチなど、生の素材を用いて、聞き取りのトレーニングを毎回繰り返します。教材用でない「生の英語」を扱うため、学習者向けの教材のために作られた英語の聞き取りでは物足りないという学生に適しています。聞き取れない箇所については、音声学的な分析・研究を行います。中間モニターに映された字幕を確認するなど、映像・音声・活字を組み合わせて総合的な英語力を身につけます。そして、聞き取った英語の一部を何度も音読し暗唱することによって、聞き取りの基礎体力を作ります。授業では、教科書の内容に関連した映像資料や最新のニュースなども聞きます。

また、学習者にとって区別しにくい発音を取り上げて発音練習をし、聞き取りの助けとします。加えて、聴解に必要な語彙力を高めるために、指定単語集『会話で覚える TOEIC® L&Rテスト 必修英単語1500』から指定箇所の単語を覚えてきていただき、毎回ではありませんが適宜マンツーマンで口頭暗記テストを行います。(単語を覚えているかだけでなく、発音も含めて評価対象とします。)

授業の初めにはほぼ毎回スピーキングの活動を行います。自己紹介や大学生活など身近な話題から始め、徐々に社会的問題に関するディスカッションやディベートにシフトしていければと考えています。

歌に関しては、教科書にあるものだけでなく、履修者にスクリプトなどの教材を作って来ていただき、マイクロティーチング(ミニ模擬授業)の形で発表していただく予定です。

後期は以上に加えて、時間の許す限り以下の活動にも力を入れたいと考えています。

・一語一語ゆるがせにせずに聞き取る訓練(ディクテーション)
・より充実したスピーキング活動(前期は学期後半「聴解研究」に専念したため、スピーキング活動の割合が少なくなってしまったため、後期は割合を多くしたいと考えています)
・アメリカ大統領のものなど、名演説とされているスピーチの分析
・有名なスピーチのリズムや抑揚、あるいはジェスチャーまでもまねて、クラスメートの前で披露する活動
・受講者のオリジナルのスピーチ
・グループ発表
・学習者が苦手とする発音の聞き取り・言い分けの訓練(発音の模倣、聞き分けが苦手な方は、評価上不利になる可能性があります)

リスニングの材料は、学習者のために書かれた教材ではなく、いわゆる「生の英語」を扱います。難度が高く、かなりハードな授業となることが予想されますが、その分得られるものも多いのではないかと期待しています。一緒に頑張りましょう。

※この授業は、2024年度入学生はレベル2の者が、2023年度以前の入学生はレベル2, 3, 4の者が履修できる。
学修の到達目標 ・生の英語を聞き取り、大意をつかむことができる。
・聞き取った英語の一部を数回口に出して練習することによって、暗唱できる。
・聞き取った英語を一語一語正確に書き取ることができる。
・学習者にとって区別しにくい音の聞き取り・発音ができる。
授業計画 第1回 イントロダクション、自己紹介(一人ひとり英語で)、名簿作成、授業の概要と方法の説明、英語の聞き取り能力とは
次回までの課題提示

※正当な理由なく第1回授業を連絡なく欠席し、ガイダンスを受けなかった場合、授業中の活動に支障が出るため、その後の受講をお断りする可能性があります。正当な理由があり欠席せざるを得ない場合、教学センターでメールアドレスを尋ねて連絡してください。
※名簿作成のため、学生証を持参・提示すること。2回目以降も出席確認は学生証の提示によりなされるため、毎回持参・提示すること。
※第1回授業で教員のメールアドレスをお伝えします。メールで連絡することがあるので常に確認してください。また、学期途中でリタイアする(受講をやめる)場合も必ずメール連絡が必要です。
第2回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 2
母音について
次回までの課題提示
第3回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 2
復習・応用と関連資料聴解
前舌母音
次回までの課題提示
第4回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 4
後舌母音
次回までの課題提示
第5回 Unit 4
復習・応用と関連資料聴解
中舌母音
次回までの課題提示
(第5回または第6回=オンデマンドの予定)
第6回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 5
二重母音、三重母音
次回までの課題提示
(第5回または第6回=オンデマンドの予定)
第7回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 5
復習・応用と関連資料聴解
子音について
次回までの課題提示
第8回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 7
破裂音
次回までの課題提示
第9回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 7
復習・応用と関連資料聴解
摩擦音
次回までの課題提示
第10回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 10
破擦音
次回までの課題提示
第11回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 10
鼻音
復習・応用と関連資料読解
次回までの課題提示
(11月29日=オンデマンドの予定)
第12回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 12
側音
次回までの課題提示
第13回 前回の課題確認・提出・発表
Unit 12
復習・応用と関連資料読解
移行音
次回までの課題提示
第14回 まとめと復習、課題学習
第15回 総括課題、自己評価シート記入、期末試験の準備(自習と質問)
授業外学習の課題 予習・復習に加え、毎回課題が課され、綿密に準備することが求められます。また、数回の発表やライティング課題等、授業外で3-4時間程度の十分な学習が必要となります。
履修上の注意事項 ・授業はできるだけ英語で進め、履修者にも英語を使用することを求めます。

・国際情勢や時事問題に関する予備知識があることが望ましい。また、アメリカ近現代史に関する予備知識があればスピーチの理解に役立つと思います。

・授業外でもテレビやインターネットで英語ニュースを視聴することが求められます。

・座席については、教員の指示に従ってください。

・授業中常に、学生証を机上に提示することを求めます。

・教科書は、早めに入手することが望ましい。第3回授業日(10月4日)までに教科書2冊を入手できていない場合、活動に支障が出るため、その後の受講をお断りする可能性があります。

・休講・補講・追加講義を行う必要が生じた場合は、速やかに連絡させていただきますが、急な場合は教学センターからのお知らせとなります。メールや教学システムでのお知らせに注意しておいてください。

・リスニング中心の授業ですが、他の技能(S・R・W)も授業内容に含まれることに注意してください。特に、スピーキングについては毎回行う予定です。

・口頭テストスピーチ等授業中の活動は、公正な評価のため録音・録画されます。

・ペアワーク、グループワーク、教室全体での活動などに、積極的に参加することが求められます。受動的な座学ではなく、積極的な発言・発表など能動的・自発的な授業参加が必要なコースです。

・ペアやグループは適宜変えるため、誰とでも協力できるよう予め了承してください。なるべくないようにしますが、グループ発表の場合は授業外の時間にメンバーで集まって準備する可能性があることも了承してください。

・ブレンド授業を実施し、Google Classroomを使用する予定です。オンデマンドについては、第5回または第6回および第11回(11月29日)のうち2回を予定していますが、受講者と相談の上、変更の可能性もあります。特に要望・指示がなければ上記のままとします。

・オンライン授業の回はオンデマンドで行う予定ですが、同時双方向型の実施を希望する場合はその必要性や受講環境などに関する事前確認を行ったうで教学センターの許可を得て実施することとします。

・履修者が20名を超える場合、より厳格に成績評価が行われます。

・受講態度に問題がある場合や他の受講者に迷惑をかける行為がある場合は、その後の受講をお断りする可能性があります。

・継続的換気を行うため、窓やドアの開閉を指示された場合はご協力をお願いします。

・授業中のスマートフォンの使用やマスクの着脱については、大学および教員の指示に従うこととします。

・スマホの使用は、用途を告げて教員の許可を得たうえで、提示して行うこととします。板書などを許可なく写真に撮る行為を禁止します。
成績評価の方法・基準 毎回の課題、予習・復習の綿密さ、随時実施の小テスト、授業中の発表・発言、授業への貢献度、作文課題(数回)
割合は、平常点(受講態度・授業内課題)30点、発表・発言や授業への貢献度30点、小テストや作文課題40点を目安に加点・減点することを目安とします。

※授業の性質上、欠席は3回までとします。
※学生証の提示がない場合は、欠席としてカウントされます。
※小テスト実施時に学生証の提示がない場合は、受験することはできますが最終成績に算入されません。(翌週に提示した場合は、算入いたします。)

<公認欠席について>
公認欠席については、単位認定や成績評価に影響しないよう配慮します。
小テストやプレゼンテーション時に公認欠席となる場合、代替措置で対応します。
テキスト 山本厚子/ 大須賀直子/ 真野千佳子/ 岡本京子/ Benedict Rowlett
『English Ace』
成美堂
ISBN 9784791950898

Dr.フィリップ・タビナー (監修), AmEnglish.com (編集)
『会話で覚える TOEIC® L&Rテスト 必修英単語1500』
ナガセ、2021年
ISBN 9784890858668

※この他に、授業中に教室のパソコンで取り組んだ課題ファイルを持ち帰るために、USBメモリースティック等が必要。(ファイルをオンラインで保存する方法に習熟している場合はそれでも構いません。保存方法などは説明しないので習熟しておくこと)
参考文献 <音声学に関するもの>
松坂ヒロシ
『英語音声学入門』
研究社
定価 2,530円 (本体2,300円+税10%) ISBN 978-4-327-37504-1

竹林滋・清水あつ子・斎藤弘子
『改訂新版 初級英語音声学 CD付』
大修館書店
定価 2,640円(本体2,400円+税10%) ISBN 9784469245813

竹林滋・斎藤弘子
『新装版 英語音声学入門 CD付』
大修館書店
定価 2,640円(本体2,400円+税10%) ISBN 9784469245301

<アメリカの演説に関するもの>
宮本陽一郎『英語で読む大統領演説('20)』放送大学出版会
上岡伸雄・田村理香・佐久間みかよ『アメリカの名演説 リスニング・テキスト Great American Speeches Listening Text』研究社

他は授業中に紹介します。
主な関連科目 英語聴解研究I
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は授業中および授業終了後、相談は授業終了時に受付けます。
授業以外の時間に質問・相談などがある場合もできる限り対応しますので、授業時に伝えてください。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
商学部経営学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
経済科学部現代経済学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
経済科学部経済情報学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
人文学部人間関係学科心理学専攻(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
人文学部英語英文学科(国際理解科目) 2024~2024 1・2・3・4 - - - - -
人文学部社会学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
法学部法律学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
法学部国際政治学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(外国語科目(英語)) 2016~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
健康科学部心理学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
健康科学部健康栄養学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(国際理解科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -