授業コード 00043600 単位数 2
科目名 社会保障論 クラス
履修期 後期授業 カリキュラム *下表参考
担当者 山田 晋 配当年次 *下表参考

授業の題目 社会福祉の理解 -原理と制度
学修の概要 この講義では、社会福祉に焦点を絞り、その対象領域、基本構造、原理などを学び、各領域の現行制度の理解を目的とします。

ただし個別制度の説明は授業では可能な限り行わず、基本原理、構造、課題などを中心に授業を構成します。
個別制度は各人が学習するように。



なお広島市福祉職採用試験や国家公務員試験「人間科学」、家庭裁判所調査官試験などで「福祉」科目を受験しようと考えている諸君、あるいは社会保険労務士、労働基準監督官などに関心のある人はコンタクトをとってください。
学修の到達目標 社会福祉の基本概念、対象領域、基本構造、原理、各領域の現行制度について理解できるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス・社会福祉の対象
第2回 わが国の社会福祉の歴史1~戦前
第3回 わが国の社会福祉の歴史2~戦後
第4回 社会福祉の基礎概念
第5回 社会福祉の構造1-個別的支援
第6回 社会福祉の構造2-集団的支援
第7回 社会福祉の政策
第8回 社会福祉の行財政・費用負担
第9回 障害福祉
第10回 高齢者の福祉
第11回 児童の社会福祉1-児童福祉の基本原理など
第12回 児童の社会福祉-子ども子育て支援制度・保育所・認定こども園など
第13回 貧困と社会福祉低-所得対策・生活困窮者支援制度・生活保護制度
第14回 社会福祉の課題(1)~精神障害者の地域在宅医療・福祉の可能性
第15回 社会福祉の課題(2)~虐待をめぐる課題
授業外学習の課題 1,指定文献などを十分熟読すること。
2,予習に当たっては、制度の概要を理解し、論点、疑問点の発見につとめる事。
3,復習に当たっては、講義で提示された問題点、論点などについて調べ、かつ、自分なりの見解を持つこと。

授業外学習の時間の目安は、受講生の知力、学力、意欲により30分~90分程度。
履修上の注意事項 講義では、教科書に記載のあることについては、基本的に板書、レジュメは使用しない。したがって各人の予習、授業、復習が充実していることが必要である。予習では、制度の概要の把握(法の目的、対象者、給付内容などをまとめておく)、論点、疑問点などを必要に応じてノートし、復習では講義中に指摘された論点などを自分で調べたり考えておくことを薦める。テキストを熟読して講義に臨むこと。
就職活動に関しては、追試を含めて一切配慮しない。

本授業は「ブレンド型授業」。基本的には対面授業で実施するが、一部、Moodleを利用する-詳細は初回講義で説明する。

公認欠席は、欠席であるが、欠席の理由、授業の進捗状況などに応じて個別に対応する。必ずしも公認欠席者の有利に作用するものばかりではない。

机の上にスマホなどの電子機器類を出さないこと。
遅刻・私語厳禁。新聞を毎日読む。
出席は点呼または出席カードなどによる。


なお労働基準監督官、広島市福祉職採用試験や国家公務員試験「人間科学」、家庭裁判所調査官試験などで「福祉」科目を受験しようと考えている諸君はコンタクトをとってください。
成績評価の方法・基準 学期試験(レポートによる代替もある)(80%)および各提出物(課題レポートなど)(20%)。
様式・期日などを無視したレポート等は評価対象から除外する。
課題・レポート等については適宜講評する。
テキスト 山田晋『社会福祉法入門』法律文化社(2022年)
参考文献 ①山田晋「福祉契約論についての社会法的瞥見」明治学院大学・社会学・社会福祉学研究117号(2004年)7~121頁

②山田晋「わが国における社会福祉法学の歴史的検討」山田晋・有田謙司・西田和弘・石田道彦・山下昇編『社会法の基本理念と法政策 社会保障法・労働法の現代的展開』法律文化社(2011年)3~26頁。

③山田晋「低所得対策・最低生活保障と自立」菊池馨実編著『自立支援と社会保障 主体性を尊重する福祉、医療、所得保障を求めて』日本加除出版(2008年)173~197頁。

④「児童虐待における『家族の再統合』という病理」修道法学 43巻2号(2021年)

⑤「精神障害者の地域医療・福祉の可能性と法的諸問題」(明治学院大学)社会学・社会福祉学研究156号(2021年)

坂本いづみ・茨城尚子・竹端寛・仁木泉・市川ヴィヴェカ『脱「いい子」のソーシャルワーク』現代書館(2021年)
伊奈川秀和『社会保障の原理と政策 アドミニストレーションと社会福祉』法律文化社(2021年)
林健太郎 「所得保障法制成立史論 ― イギリスにおける「生活保障システム」の形成と法の役割 」信山社(2022年)
山下慎一「社会保障のトリセツ」弘文堂(2022年)
山田晋「福祉契約論についての社会法的瞥見」明治学院大学・社会学・社会福祉学研究117号(2004年)7~121頁
山田晋「わが国における社会福祉法学の歴史的検討」山田晋・有田謙司・西田和弘・石田道彦・山下昇編『社会法の基本理念と法政策 社会保障法・労働法の現代的展開』法律文化社(2011年)3~26頁。

他は必要に応じて授業中に指示する
主な関連科目 社会政策、社会福祉概論、社会保障法、社会福祉法、社会開発、労使関係論、労働法
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
問題意識を全受講生で共有するため、質問は講義中・後に行う。

質問・相談はsyamada@shudo-u.ac.jpまで。
オフィスアワーは特に設定しない。各種相談には随時応じるので、研究棟受付から内線電話でアポイントメントを取られたい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
商学部経営学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
経済科学部現代経済学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
経済科学部経済情報学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
人文学部教育学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
人文学部英語英文学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
人文学部社会学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
法学部法律学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
法学部国際政治学科(一般教養科目) 2024~2024 2-4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
健康科学部心理学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
健康科学部健康栄養学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
国際コミュニティ学部国際政治学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -
国際コミュニティ学部地域行政学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 2-4 -