授業コード | 00043300 | 単位数 | 2 |
科目名 | 国際社会と法 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 柳生 一成 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 国際社会と法 International Society and International Law |
学修の概要 | 地球温暖化や武力紛争など、メディアで目にするような国際社会の現状と課題を理解するには、政治などのほかに、法を軸とした視点も必要です。本授業はおもに講義形式によって、環境、武力紛争、外交など様々な分野における国家や国際組織などの活動やそれらの関係を規律する法規範(国際法)の基本的な内容を概観します。 ときには新聞記事などを素材として時事問題を扱い、履修者には現代社会と国際法とのつながりを意識してもらいます。 |
学修の到達目標 | 本授業を履修することによって、 ①時事的な国際問題を理解するために必要な基礎的な知識を身に着けること、 ②国際問題の法的な背景事情を理解できるようになること、 ③世界が抱える問題の解決を考察する際に、国際法を基準とした視角を得ること、 が目標です。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス・国の数はいくつ?(第1話) 授業の進め方、予習・復習の仕方などに関する説明を行います。国際法とは何かを大まかに把握してもらうことを目的とし、テキストの導入部分をみます。 国家の数、国家の成立要件、主権国家の登場、国際社会と法、および国際化からグローバル化へ等についての知識を得ます。 ※各回の見出しの横のカッコ内はテキストの該当箇所です。 |
第2回 | 国際社会にルールはあるの?(第2話) 国際社会のルールとしての国際法、国際法のかたち(国と国との約束 ― 条約、国同士のつきあいのルール――慣習国際法)等についての知識を得ます。 |
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第3回 | 国際法はどこまで及ぶの?(第3話) 陸地、海域、空域、および宇宙空間に関する国際法についての知識を得ます。 |
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第4回 | どこまで日本?(第4話) 日本の領土や領土紛争に関する国際法についての知識を得ます。 |
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第5回 | 大きな国はやりたい放題?(第5話) 国家主権、管轄権、平等権、主権免除、不干渉義務、および普遍的義務に関する国際法の原則についての知識を得ます。 |
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第6回 | 国家を表すのはだれ・なに?(第6話) 外交使節団と領事機関、軍隊・軍艦・軍用航空機等に関する国際法についての知識を得ます。 |
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第7回 | 国籍ってなに?(第7話) 国籍の意味、無国籍の防止と無国籍者の保護、外国人の出入国、犯罪人引渡し、退去強制、外国人の在留、難民問題に関する国際法や関連する国内法についての知識を得ます。 |
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第8回 | 人間らしく生きるって?(第8話) 国際的な人権の保障の仕組みについての知識を得ます。 |
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第9回 | 輸入品って高い?(第9話)・中間テスト 歴史的な背景もふまえつつ、世界貿易機関(WTO)のルールを中心に、経済に関する国際法についての知識を得ます。 |
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第10回 | 地球は病気なの?(第10話) 気候変動など個別のテーマに触れつつ、環境保護に関する国際法についての知識を得ます。。持続可能な開発目標(SDGs)にも触れます。 |
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第11回 | 国連は世界の政府?(第11話) 国連などの国際機構に関して、歴史、組織構造、意思決定手続などのルールについての知識を得ます。 |
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第12回 | どうしたら平和に暮らせるの?(第12話) 国連の集団安全保障体制、国連平和維持活動(PKO)、そして軍縮・軍備管理の推進について国際法の知識を得ます。 |
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第13回 | 戦争にもルールはあるの?(第13話) 武力紛争に適用される国際人道法、そして戦争のルールに反した者の処罰に関する国際法等の知識を得ます。 |
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第14回 | こんなところに国際法?(第14話) クジラなど身近な話題に関して国際法が関連することについて知識を得ます。 |
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第15回 | 日本はいつ国際法と出会ったの?(第15話) 国際法との遭遇、ペリー提督と白旗、国際法の移入、赤十字法規と戦争など日本と国際法との歴史的関わりについての知識を得ます。 |
授業外学習の課題 | ・事前学習(1時間程度)として教科書の該当範囲をざっと読み、分からない部分を見つけておいて下さい。 ・事後学習(3時間程度)においては、教科書やノートを読み返し、重要な用語や制度を説明できるようにして下さい。 ・授業外の学修は60時間行って下さい。 |
履修上の注意事項 | ・授業はスライドを使った講義が中心です。 ・補助資料をMoodleにアップロードして配布することがあります。 ・国際法に限らず、法学に関する科目の勉強は英語や数学の学習と似ていると言われます。英語や数学で最低限の単語や公式を暗記し、それを使えるようにならなければならないように、法学においても最低限の重要な単語などは覚えなくてはなりません。そのような地道な努力ができる履修生を歓迎します。 ・遅刻・途中退室や私語をしないなど、授業を受ける上での最低限のマナーは必ず守って下さい。 ・教員の注意に従わない場合、学籍番号・氏名を控えた上で、教室からの退室を求めることがあります。 ・出席したかのようにカードリーダーに学生証を読み込せて授業に参加しない、授業を聞かずにスマートフォンなどをいじっているなど、学修時間を不正に水増しした者に関しては単位を付与できません。 ・初回のガイダンスには必ず出席し、授業について注意事項をしっかりと把握して下さい。 ・期末試験に関する公認欠席の取扱いは大学のルールに準じ、中間テストを公認欠席した者は期末試験(100%)で評価します。 |
成績評価の方法・基準 | 中間テスト(40%)、定期(期末)試験(60%)を基礎として総合的に評価します。 |
テキスト | 岩本誠吾・戸田五郎『はてなの国際法』(晃洋書房、2022)¥2,420(ISBN:9784771036673) |
参考文献 | 必要に応じて授業内で紹介します。 |
主な関連科目 | 「国際人権論」、「国際法」など |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
・オフィスアワーまたは授業前後に質問を受け付けます。それ以外の時間に質問したい場合には、日程調整のために、事前にメールで連絡して下さい。 ・中間テスト、期末試験については解答・講評ををMoodle上で公表する予定です。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部現代経済学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部教育学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部英語英文学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部社会学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部法律学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部国際政治学科(一般教養科目) | - | 2024~2024 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
健康科学部心理学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
健康科学部健康栄養学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |