授業コード | 00042900 | 単位数 | 2 |
科目名 | 資産運用の基礎 | クラス | |
履修期 | 前期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 高林 宏一 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 総合教養講義a(資産運用の基礎) |
学修の概要 | 金融庁は金融教育の在り方について「生活スキルとして最低限身に付けるべき金融リテラシー」マップを公表しており、家計管理、生活設計、金融知識と経済的理解、金融商品の選択、外部の知見の活用の4分野に分けられた内容が具体化されて、年齢層別に対応づけを行っています。 本講義は「実務経験のある教員による授業科目」で、一級ファイナンシャル・プランニング技能士で金融機関や独立系FP事務所に従事した経験のある教員がテキストや事例などを用いながら「家計管理」「生活設計」「金融商品の利用選択」の基礎知識を説明し、自分の夢や希望を実現するためのライフプランや投資計画、返済計画知識を学習します。 |
学修の到達目標 | 本講義では、社会人として自立するための能力を確立する時期に「最低限身に付けるべき金融リテラシーの家計管理、生活設計、金融商品の利用選択」3分野で以下のことができるようになることを目標とします。 1.家計管理:収支管理の必要性を理解し、必要に応じて収支改善をしつつ、自分の能力向上のための支出を計画的に行えることができる。 2.生活設計:人生の3大資金等を念頭に置きながら、現実的な生活の収支イメージを描き、その実現に向けて具体的に計画を立てることができる。 :ローンやクレジットの金利タイプのメリット・デメリットを理解したうえで、経済状況と自らの返済能力に応じた借入選択を行えることができる。 3.金融商品の利用選択:金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択について理解し、分析・実践することができる。 |
授業計画 | 第1回 | ライフプランニングの手法、プロセスについての概要を理解する ・これからのお金について考えよう。いろいろな人生がある。 教科書:はじめに 「人生100年時代のライフプランを立ててみよう」まで 2-20頁 教科書:Chapte 2.稼ぐ 「副業で収入を増やす」まで 41-64頁 |
第2回 | おかねとは。お金のなるほど基礎知識 ・お金の正しい使い方 教科書:Chapte 1.お金とは? 「自分に合ったマネープランを立てよう」まで 21-40頁 教科書:Chapte 5.使う「お金がないけど、どうしても必要なとき」まで 121-131頁 |
|
第3回 | お金のリアル事情・人生の三大資金 (結婚・出産子育て・住宅)に必要な準備は? ・結婚、出産子育て、離婚にかかる費用は 教科書:Chapte 5.使う「結婚後の家計」から「結婚生活の解消」まで 132-151頁 |
|
第4回 | お金のリアル事情・人生の三大支出 (家賃・自動車・学び直し)に必要な準備は? ・結婚、出産子育て、離婚にかかる費用は 教科書:Chapte 5.使う「マンション価格の高騰で新築から中古に変更」まで 152-170頁 |
|
第5回 | 所得税制度・社会保障制度の概要を理解する ・収入には税金がかかる。会社員の源泉徴収票でわかること。 ・社会保障とは何か収入には税金がかかる。 教科書:Chapte 4.納める「節税したはずなのに税金が戻らず申告をやり直し」まで 65-84頁 教科書:Chapte 6.備える「なぜ社会保障制度は必要なのか?」まで 171-173頁 |
|
第6回 | 老後の安定収入。国民年金、厚生年金保険、老齢給付等の概要を理解する ・知っておきたい年金の基本 ・遣族給付、障害給付や介護医療の基本 教科書:Chapte 6.備える「老後資産の不足を見込んで貯めておく」まで 174-195頁 資料 :加給年金、遣族給付、障害給付、請求手続他 事前に資料を配付します。 |
|
第7回 | 病気やケガに備える。公的医療保険(健康保険)、雇用保険、労災保険等の概要を理解する ・知っておきたい公的医療保険の基本 ・民間の医療保険の活用法、家庭生活とリスク管理の基本 教科書:Chapte 6.備える「公的医療保険を知る」から「生命保険に入るタイミングと見直し方」まで 196-211頁 資料 :社会保険のしくみ他 事前に資料を配付します。 |
|
第8回 | 企業年金制度、リタイアメントプランニングについての概要を理解する ・損害に備える。まさかの事故に備える。 教科書:Chapte 6.備える「妻の死亡保険金がシングルファザーの生活を支える」まで 212-218頁 教科書:Chapte 4.貯める「貯金に生かす家計簿のつけ方」まで 86-95頁 |
|
第9回 | 主要なマーケット指標に関し株式・為替・債券・金利・商品等マーケットの特徴と相互関係の概要を理解する ・マーケットの変動要因を学んで、まさかの事態に備える。 ・お金を銀行に預けるのはなぜ?銀行を上手に活用。 教科書:Chapte 4.貯める「インターネットバンキングを使いこなす」まで 96-101頁 資料 :マーケット環境の理解、預貯金・金融類似商品他 事前に資料を配付します。 |
|
第10回 | 流動性金融商品の上手な利用方法とメンテナンスの概要を理解する ・銀行預金は目的に合わせて使う。 教科書:Chapte 4.貯める「まとまったお金は定期預金へ」まで 102-115頁 資料 :ポートフォリオ運用の基礎、アセットアロケーション他 事前に資料を配付します。 |
|
第11回 | 投資の仕方を学ぶ。株式の仕組みと特徴、株式投資に関する評価指標についての概要を理解する ・お金を増やす基本は投資。 ・投資先のリスクを知っておこう。 教科書:Chapte 7.増やす「知っておくべき投資の心得」まで 220-223頁 資料 :銀行等の貯蓄型金融商品の仕組みと特徴他 事前に資料を配付します。 |
|
第12回 | 投資の仕方を学ぶ。株式の売買単位と価格の決定方法、注文方法・決済日等についての概要を理解する ・あなたに合う投資は? ・株式投資の基本を知っておこう。 教科書:Chapte 7.増やす「投資の仕方を学ぶ」 224-226頁 教科書:Chapte 7.増やす「投資の原点株式投資」 230-231頁 |
|
第13回 | 投資信託の仕組みと分類や特徴、取引の実務についての概要を理解する ・債券は株式よりリスクが低く預金よりも金利が高い。 ・投資信託の選択・購入から売却までの流れ。 教科書:Chapte 7.増やす「比較的リスクが低い債券」 228-229頁 教科書:Chapte 7.増やす「投資デビューなら投資信託」 232-234頁 資料 :債券の仕組みと特徴、投債券の信用リスクと利回り他 事前に資料を配付します。 資料 :投資信託の概要、投資信託のディスクロージャー他 事前に資料を配付します。 |
|
第14回 | 外貨建商品の仕組みと特徴に関し、外貨預金の種類、実務手続とルール、投資利回り計算等についての概要を理解する ・外貨や海外資産への投資には為替リスクに注意。 ・金融資産がある人向きの守りの資産。 教科書:Chapte 7.増やす「投資の基本・上級」 238-241頁 資料 :外貨建て商品の仕組みと特徴、外貨建て商品の利回り計算他 事前に資料を配付します。 |
|
第15回 | 金融商品他の課税関係に関し、マル優、財形貯蓄制度、少額投資非課税制度等の概要を理解する ・投資しながら老後資金を準備。公的年金の不足分を補う。 教科書:Chapte 7.増やす「年金を増やすならiDeCo」まで 234-237頁 資料 :有価証券の税制の仕組みと特徴、計算他 事前に資料を配付します。 |
授業外学習の課題 | 予習(90分程度):授業計画で指定する各回の教科書該当ページを読んで、専門用語や制度の不明点等を整理しておいてください。 復習(150分程度):復習レポートを作成し期限内に提出してください。また、当日授業での不明点等を整理しておいてください。 |
履修上の注意事項 | ・毎回、Moodle上にアップロードした講義資料を各自で取得して講義に参加して下さい。 ・提出物の期限は厳守してください。なお、課題の評価はシラバスルーブリックに記載していますので参考にしてください。 ・その他の注意事項は、初回の授業時に説明します。 ・公認欠席者は事前配布された資料を取得してください。 ・公認欠席者は授業計画の該当回で示している授業外学習・予習達成度を確認するため予習レポートを提出してください。 ・公認欠席者は授業計画の該当回で示している授業外学習・復習達成度を確認するため別途課題を出題します。 ・上記予習レポート及び課題を提出した場合は、公認欠席は出席としてカウントします。 |
成績評価の方法・基準 | 【期末試験】無 毎回の授業内で行う課題(40%)及び復習レポート(60%)で総合的に評価します。 |
テキスト | ISBN-13. 978-4023341449 書名:今さら聞けないお金の超基本 著者:泉美智子/監修 出版社:朝日新聞出版 |
参考文献 | 事前にレジュメを配布します。 適宜紹介します。 |
主な関連科目 | |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
基本的には、講義の前後に質問等を受け付けます。それ以外の時間では、E-mailでの対応になります。 |
(AA) | (A) | (B) | (C) | (D) | |
---|---|---|---|---|---|
テーマと要点 | 課題との関連が極めて明確であり、非の打ち所がない | 課題に対して的確かつ網羅的に答えている | 課題に対して一通り答えている | 課題に対する答えが不十分である | 課題と関係のない答えをしている |
論理性 | 全体を通じて非常に論理的で、わずかな破綻もない | 結論に至るまで論理的に一貫している | 論理的に整ってはいるものの、改善できる | 論理的に整理されておらず、論旨が曖昧 | 全体として論理的に破綻しているである |
参考・引用資料 | 豊富な資料の中から適切な個所を極めて的確に引用したり、参照したりすることができている | 資料の選択が的確かつ十分であり、正しく引用できている | 妥当な資料が選ばれており、引用にも問題ない | 資料が示されていないか、引用方法に間違いがある | 資料を正しく用いていない |
文章 ・段落 ・句読点 ・主語と述語 ・文体の統一 | 的確かつ優れた日本語表現が用いられた文章であり、読みやすく誤りもない | 4項目とも問題なく、正しい文章で書かれている | 4項目中、1つの項目に問題がある/全体的に軽微な問題がある | 4項目中、2つの項目に問題がある/全体的に問題がある | 4項目中、3つ以上の項目に問題がある/文章に関して全体的に重大な問題がある |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部現代経済学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部教育学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部英語英文学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部社会学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部法律学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部国際政治学科(一般教養科目) | - | 2024~2024 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
健康科学部心理学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
健康科学部健康栄養学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(一般教養科目) | 00100 | 2024~2024 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |