授業コード 00042800 単位数 2
科目名 近代日本と戦争 クラス
履修期 第4学期 カリキュラム *下表参考
担当者 阿曽沼 春菜 配当年次 *下表参考

授業の題目 近代日本と戦争 Modern Japan and War
学修の概要 近代日本史のおよそ150年のうち、その前半の70年余り、日本は戦争に明け暮れました。他方、後半の70年間は領土内で戦争を経験しない事実上「平和」な時代であったといえます。戦争の時代から平和の時代へと、大きな変化を経験した日本ですが、常にそのときどきの戦争から直接的、間接的に大きな影響を受けてきました。この授業では、日本が戦争とどのように関わってきたのかを考えます。
15回の授業のうち、まず前半では日本が関与した戦争について時系列に沿ってみていきます。日本がどのように戦争に関与していったのか、それはどのような国際環境を背景としていたかを把握することが狙いです。そして、後半では戦争の多様な側面に注目し、トピックを通じて戦争が日本の政治と社会に与えた影響について考えます。
実際に起きたことを具体的に把握するために、映像資料なども用います。
学修の到達目標 ①日本が経験した戦争について、その原因、特徴、経過、そして日本の政治・社会にもたらした影響を説明することができるようになる
②近代以降の戦争観の変容、戦争に関する国際法規範の変遷を知り、説明することができるようになる。
授業計画 第1回 イントロダクション:
授業のねらい、授業計画を理解する。次週以降の授業にむけた準備として、近代以降の戦争観の変化と日本の外交課題について説明できるようになる。
第2回 戊辰戦争、台湾出兵、日清戦争:
戊辰戦争、台湾出兵、日清戦争の背景と過程、歴史的意義について説明することができる
第3回 日露戦争:
日露戦争の背景と過程、歴史的意義について説明することができる
第4回 第一次世界大戦:
第一次世界大戦の背景と過程、歴史的意義について説明することができる
第5回 日中戦争:
日中戦争の背景と過程、歴史的意義について説明することができる
第6回 第二次世界大戦:
第二次世界大戦の背景と過程、歴史的意義について説明することができる
第7回 冷戦と日本:
冷戦期の2つの戦争(朝鮮戦争とベトナム戦争)の特徴・過程と日本に与えた影響について説明することができる
第8回 日本の捕虜政策:
日清戦争から太平洋戦争にかけての日本の捕虜政策の特徴と変化について説明することができる
第9回 戦争と国民:
太平洋戦争を中心に日本における国民の戦争への関与について説明することができる
第10回 戦争と女性:
太平洋戦争を中心に日本における女性の戦争への関与について説明することができる
第11回 戦争と人の移動:
太平洋戦争時の交換船や、戦後の民間人・元兵士の引き揚げなど、戦争と関連した人の移動と日本の政策について説明することができる
第12回 戦争の賠償問題:
太平洋戦争における日本の戦後賠償とその外交交渉過程を説明することができる
第13回 講和と領土問題:
太平洋戦争後に日本が直面した近隣諸国との領土問題の課題と外交過程を説明することができる
第14回 歴史認識問題:
教科書問題と靖国神社参拝問題の特徴と日本の政策を説明することができる
第15回 まとめ:
近代以降の戦争法規範の変化と日本の戦争の歴史を説明することができる
授業外学習の課題 各回の授業のテーマについて、授業で示した参考文献を読んで予習をして授業に臨んでください(90分程度)。
授業後は配布した資料を読み直し、論点を整理してノートにまとめてください(90分程度)。ニュース報道を読んだり聞いたりして、過去の戦争と関連する現代の課題について関心を持つようにしましょう。
履修上の注意事項 上記の授業計画は授業の進度との関係で変更することがあります。
私語、認められた場合以外のスマートフォンの使用は厳に慎むこと。
欠席時の資料はMoodleからダウンロードできます。
公認欠席制度の配慮内容
・公認欠席となった際のリアクションペーパーについては、単位認定に影響しません。
成績評価の方法・基準 各回のリアクションペーパー(20%)
学期末試験(80%)
テキスト 特になし
参考文献 五百旗頭薫・奈良岡聰智『日本政治外交史』(放送大学教育振興会、2019)
ジョセフ・S・ナイ、デイヴィッド・A・ウェルチ『国際紛争-理論と歴史(原書第10版)』(有斐閣、2017)

その他の文献は授業内で適宜紹介します。
主な関連科目 日本政治外交史
安全保障論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
各回の内容に関することはリアクションペーパーに記入してください。共有するのが有意義と思われる質問については次回の授業の冒頭で回答します。
授業の前後に個別の質問や相談に応じます。
それ以外の質問や相談については、メールでアポイントメントをとってください。
個別に要望があれば、定期試験のフィードバックに応じます。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
商学部経営学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
経済科学部現代経済学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
経済科学部経済情報学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
人文学部教育学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
人文学部英語英文学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
人文学部社会学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
法学部法律学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
法学部国際政治学科(一般教養科目) 2024~2024 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
健康科学部心理学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
健康科学部健康栄養学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1・2・3・4 - - -