授業コード | 00039800 | 単位数 | 2 |
科目名 | 総合教養講義a(動物の自然史と分類) | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 岡西 政典 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 全多細胞動物の系統・分類・保全学 Systematics and Conservation of All Metazoan Animals |
学修の概要 | 現在、地球上で見られる動物の基本的な体のつくり(ボディプラン)は,約5億年前に生じた多細胞生物が,様々な環境に爆発的に適応した結果としてできあがったと考えられている。生物を似たグループ(分類群)にまとめ,名前をつけ,認識する学問を「分類学」といい,ある分類群が進化の過程を経て、新しい分類群へと変遷していく繋がりを「系統」という。 本講義では,分類学の基礎を学び,現生の代表的な動物群をとりあげ、形態,発生,生活様式などから系統関係を考察することにより、環境への適応の結果として生じた動物の多様性やその保全について考える。 |
学修の到達目標 | 代表的な動物群のボディプランや生活様式を知るとともに,それらの分類の方法や系統関係についての知識を習得する。さらに、代表的な動物群の系統関係と,その解釈の方法を学習することにより、地球上の様々な動物種の「多様性」について、環境への適応の観点も含め,理解できることを目標とする。 |
授業計画 | 第1回 | 分類と分類学 |
第2回 | リンネ式分類体系 | |
第3回 | 種概念について - 生物学的種概念が生まれるまで | |
第4回 | 種概念について - 生物学的種概念への反証とその改訂 (オンデマンド) | |
第5回 | 生殖隔離機構と種分化 (オンデマンド) | |
第6回 | 様々な種分化と進化 | |
第7回 | 系統関係構築 ~「進化」を可視化する~ | |
第8回 | ここまでのまとめ,多細胞動物の系統 生物の中の動物の位置・海綿動物・有櫛動物・平板動物 | |
第9回 | 多細胞動物の系統 平板・刺胞動物(クラゲ・イソギンチャクの仲間)・珍無腸動物 | |
第10回 | 多細胞動物の系統 前口動物①:冠輪動物(ゴカイや貝の仲間) | |
第11回 | 多細胞動物の系統 前口動物②:冠輪動物(プラナリア・ワムシの仲間) | |
第12回 | 多細胞動物の系統 前口動物③:脱皮動物(昆虫・カニ・クマムシの仲間) | |
第13回 | 多細胞動物の系統 後口動物①:水腔動物(ウニ・ヒトデ・ナマコの仲間) | |
第14回 | 多細胞動物の系統 後口動物②:脊索動物(ホヤ・ナメクジウオ・ヒトの仲間) | |
第15回 | 生物の多様性と海洋環境,そしてその保全について |
授業外学習の課題 | ・予習に必要な教科書などは毎回の講義で適宜アナウンスする. ・予め、分類学と系統学の基礎を学び,講義で扱う動物門について、代表的な動物にどのようなものがあるか、また体の作りの特徴などについて、参考文献としてあげた資料などを用いて調べておく.各講義で1時間ずつの予習と復習を期待する. |
履修上の注意事項 | ・本講義で主な対象とする「動物」は、犬や猫などの哺乳類だけでなく、イソギンチャク、クラゲ、カニ、ゴカイ、貝などの「多細胞動物」全体である。これらの画像や動画が頻繁に出てくることを理解しておくこと. ・対面形式を基本とする.Zoomによるオンデマンド形式をとる場合は適宜連絡する. ・講義前にはMoodleなどを通じて毎回資料を配信する. ・定期テストを受験しない場合はX評価となる. ・私語や途中退室など、マナーを守らない行為は厳禁とする. ・公認欠席は単位認定要件には影響しないよう配慮する. |
成績評価の方法・基準 | ・期末試験:60% ※講義中にしっかりとメモをとること. ・平常点評価:40% 授業時に行う小テストなどで評価する. |
テキスト | テキストは使用せず,Moodleなどを通じて毎回資料を配信する. |
参考文献 | 「動物の系統分類と進化」藤田敏彦,裳華房 2010年 「動物分類学の論理」馬渡峻輔,東京大学出版 1994年 「新種の発見」岡西政典,中公新書 2020年 「生物を分けると世界が分かる」岡西政典,講談社ブルーバックス 2022年 |
主な関連科目 | 生物学 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義中や講義終了後を含めて、質問については常に受け付ける。Moodleもしくは個別メール(mokanish@shudo-u.ac.jp)にて対応する 希望者にはテストの採点結果を、本人にのみ開示する |
5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
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課題への取り組み | 課題への取り組み・成果が極めて優秀であり,非の打ち所がない | 課題に対して的確かつ網羅的に取り組んでいる | 課題に対して一通り取り組んでいる | 課題に対する取り組みが不十分である | 課題に全く取り組んでいない |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部英語英文学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部法律学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部国際政治学科(教養科目) | WGEL13416 | 2011~2017 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2018~2023 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
健康科学部心理学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | WGEL13416 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL13416 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL13416 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL13416 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |