授業コード 00039300 クラス
科目名 総合教養講義a(ドイツ文学) 単位数 2
担当者 山尾 涼 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 ドイツ語圏文学
授業の概要 18世紀のドイツで起こった文学運動である疾風怒濤(シュトルム・ウント・ドラング)とは、作家たちによるドイツ啓蒙主義に対する執筆を通じた抵抗であるといえます。本講義では、疾風怒濤を代表する2人の作家ゲーテとシラーを取り上げて、当文学運動についてや、作家と作品について学んでいきます。講義中では作品内から抜粋した資料を配布して、作品解釈を行います。作品の理解を促すために、作品の執筆された歴史的な背景や当時の思想なども概説します。視覚的な理解を促すために、適宜DVDなどの映像資料を用います。シラバスの授業計画は、講義の進行状況に応じて変更することがありますのでご了承ください。
学習の到達目標 ①疾風怒濤期のドイツ文学に関する知識を習得する。
②歴史的かつ文化的な背景を交えながら、ゲーテとシラーおよび彼らの作品について説明できるようになる。
授業計画 第1回 ドイツ語圏文学とは
ドイツ語圏文学について定義できるようになる。
第2回 ドイツ語圏文学の大まかな特徴
ドイツ語圏文学の大まかな特徴を列挙することができるようになる。
第3回 ゲーテの文学:『若きウェルテルの悩み』 導入
ゲーテの略歴を知り、疾風怒濤運動について説明できるようになる。
第4回 ゲーテの文学:『若きウェルテルの悩み』 基礎
疾風怒濤運動についてその特徴を理解して、啓蒙主義と関係づけて説明できるようになる。
第5回 ゲーテの文学:『若きウェルテルの悩み』 発展
フランス革命と疾風怒涛運動の関係について説明できるようになる。
第6回 ゲーテの文学:『若きウェルテルの悩み』 分析
『若きウェルテルの悩み』の作品構造と、書簡体小説の特徴について説明できるようになる。
第7回 ゲーテの文学:『若きウェルテルの悩み』 結論
『若きウェルテルの悩み』の作品解釈について学び、解釈の内容について説明できるようになる。
第8回 ゲーテの文学:『若きウェルテルの悩み』 まとめ
『若きウェルテルの悩み』について、全体的な作品解釈に関して説明できるようになる。
第9回 シラーの文学:『群盗』 導入
戯曲、散文、詩に関して理解する。
第10回 シラーの文学:『群盗』 基礎
シラーの文学と作家自身について大まかに学び、説明できるようになる。
第11回 シラーの文学:『群盗』 発展
『群盗』に関するシラー自身の言説を学び、作品に対する当時の反応について説明できるようになる。
第12回 シラーの文学:『群盗』 分析
『群盗』の登場人物たちの描かれ方について学び、説明できるようになる。
第13回 シラーの文学:『群盗』 結論
『群盗』に描かれる女性の登場人物と、ドイツのザーゲに登場する女性たちとの比較を行うことができるようになる。
第14回 シラーの文学:『群盗』 まとめ
『群盗』について、全体的な作品解釈に関して説明できるようになる。
第15回 ドイツ語圏文学について 総括
疾風怒濤という文学運動とゲーテとシラーについて理解して、自分の言葉で説明できるようになる。
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度):次回の講義テーマに関して各自でできるかぎり調べて予備知識を集めておくこと。
事後学修(2時間程度):講義中にわからなかった用語について、次回までに各自で調べること。
履修上の注意事項 文学を学ぶ講義ですので、文学を解釈しようとする意欲のない方は受講を控えてください。
欠席(公認欠席含む)および出席は成績評価の対象とはなりません。

履修上必要なもの

1.ノート(ルーズリーフ可)。必ず板書をしてください
2.ドイツ語圏の文学を学ぶことに対する興味関心

座席は全席指定です。
成績評価の方法・基準 100点満点の定期試験(記述式)で評価をします。
欠席(公認欠席含む)および出席は成績評価の対象とはなりません。
私語や不要な出入り、その他の理由で円滑な講義の実施を妨げたものは、試験から25点を減点するか、または今後の受講を禁じます。
テキスト プリントを配布します。
参考文献 『増補 ドイツ文学案内』手塚他 岩波文庫別冊3
主な関連科目 総合教養講義a(西洋文化論)、文化論、西洋文化史、上級外国語(ドイツ語)、言語と文化Ⅲ・Ⅳ、ドイツ語Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問には授業の前後に対応します。試験のフィードバックが必要な際は、メールにて連絡してください。
添付ファイル 記述式テスト採点ルーブリック ver2.pdf 説明

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(教養科目) WGEL13118 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
商学部経営学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(教養科目) WGEL13118 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL13118 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL13118 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2011~2013 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) WGEL13118 2014~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2011~2012 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL13118 2013~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(教養科目) WGEL13118 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部英語英文学科(教養科目) 2011~2013 1・2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL13118 2014~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
法学部法律学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(教養科目) WGEL13118 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
法学部国際政治学科(教養科目) 2011~2023 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL13118 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
健康科学部心理学科(教養科目) 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部心理学科(教養科目) 2023~2023 1・2・3・4 - -
健康科学部健康栄養学科(教養科目) 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部健康栄養学科(教養科目) 2023~2023 1・2・3・4 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL13118 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL13118 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL13118 2023~2023 1・2・3・4 - -