授業コード 00035100 クラス
科目名 総合教養講義a(終末期医療と倫理) 単位数 2
担当者 宮坂 和男 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 終末期医療に関する倫理的問題の検討
授業の概要  終末期医療に関する諸問題を検討する。またそれに基づいて、人間が生きることの意味について考える。
学習の到達目標  今日終末期医療をめぐってどのような問題が生じているか、また、それにどのように対処するべきかについて知ることができる。人間が生きることの意味について考える姿勢をつくる。
授業計画 第1回 序論 生命倫理学の課題
   半年間の講義計画の説明
第2回 Ⅰ.QOLの問題(その1)
  SOL、QOLとは何か、両者の対比に関する概説、
  QOLが医療目的となることの解説
第3回   QOLの問題(その2)
  QOLの高さを決める実質的内容
第4回 Ⅱ.がん治療の諸問題(その1)
  がんに関する概説、がん治療に伴う苦痛など
第5回   がん治療の諸問題(その2)
  がん告知、インフォームド・コンセントにまつわる問題
第6回   がん治療の諸問題(その3)
  がんが治らない場合どうするか、死を迎える心理に関する問題
第7回 Ⅲ.生きる意味の問題      
  1.トルストイの生命論(その1)
    小説『イワン・イリイチ』の内容の検討
第8回 論述・作文の時間
 教科書、自筆ノート、配布プリントを持ち込んで、与えられたテーマに関して論述・作文をしてもらいます。
第9回 前回の論述・作文に関する解説
    トルストイの生命論(その2)
    論文『生命論』の内容の検討
第10回   2.フランクルの実存思想(その1)
    フランクルの収容所体験に関する概説
第11回     フランクルの実存思想(その2)
    フランクルが示した人生の意味に関する概説
第12回 Ⅳ.脳死の問題(その1)
   「脳死」とは何かに関する概説
   日本における脳死論議に関する概説
第13回   脳死の問題(その2)
   脳死をめぐる今日の日本の状況と問題
第14回 Ⅴ.安楽死(尊厳死)の問題(その1)
   安楽死とは何かに関する概説
   過去の安楽死(尊厳死)事件の紹介
第15回   安楽死(尊厳死)の問題(その2)
  安楽死(尊厳死)が認められるための条件に関する解説
授業外学習の課題 ・指定テキストと配布プリントを熟読すること。
・関連図書を読むこと。
・1時間程度の事後学習をすること。
履修上の注意事項 ・絶えず問題意識を共有することに努めて下さい。従って、原則として毎回出席してください。なお、私語は絶対禁止。
・8回目の授業で論述・作文をしてもらいます。必ず行って下さい(やむをえず欠席した場合には、後日自宅等で書いて提出してもらいます)。
・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよ
う配慮します。
成績評価の方法・基準 ●学期末定期試験で評価する(75%)。
●その際、次のことが前提条件になる(25%)。すなわち、
・授業に7割以上出席すること(無断欠席は4回が限度)
・授業時間に行う論述・作文の課題を果たしてあること(やむをえず欠席した場合には、自宅等で書いて後日提出すること)。
テキスト 宮坂和男『生きること 死ぬこと 物語ること -終末期医療と倫理-』(晃洋書房、¥2,500)
参考文献 授業内で案内する。
主な関連科目
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・毎回カードで質問を授業後に提出することができる。次回の授業で返答する。
・電子メールで質問を常時受け付ける。miyasaka@shudo-u.ac.jp

■ルーブリック情報
  5(AA) 4(A) 3(B) 2(C) 1(D)
理解と知識 授業内容を完全に理解して、申し分のない説明ができる。 授業内容を十分に理解して、他者に正しく説明できる。 授業内容を大筋で理解している。 授業内容の理解に問題がある。 授業内容の理解がまったく不十分である。
論述・作文: 課題との関連 課題を完全に理解していて、論述・作文の内容もそれに完全に応じたものになっている。 課題を十分に理解していて、論述・作文の内容もそれによく応じたものになっている。 課題を概ね理解していて、論述・作文の内容もそれにほぼ応じたものになっている。 課題の理解が十分ではなく、論述・作文の内容も正鵠を射ていない。 課題の理解がまったく不十分で、論述・作文の内容もまったく応じたものになっていない。
課題の理解がまったく不十分で、論述・作文の内容もまったく応じたものになっていない。 論述・作文の内容が完全に論理的に書かれていて、文章も申し分なく書かれている。 論述・作文の内容が十分に論理的に書かれていて、文章もかなりきちんと書かれている。 論述・作文の内容がほぼ論理的に書かれていて、文章もほぼきちんと書かれている。 論述・作文の内容が十分に論理的に書かれていておらず、文章も乱れている。 論述・作文の内容がまったく論理的に書かれておらず、文章もまったく乱雑である。
試験: 授業内容の理解度 授業内容を完全に理解して、完璧に正しく解答できている。 授業内容をよく理解して、かなりの程度正しく解答できている。 授業内容を大筋で理解して、ある程度まで正しく解答できている。 授業内容の理解に問題があり、解答の正しさが劣っている。 授業内容の理解がまったく不十分であり、ただしく解答できていない。
試験: 文章と論理性 問いを完全に理解した上で、解答の文章が論理的に正しく書かれている。 問いをよく理解した上で、解答の文章がほぼ論理的に正しく書かれている。 問いを大筋で理解した上で、解答の文章もある程度論理的に正しく書かれている。 問いの理解が十分でなく、解答の文章の論理性と正しさに問題がある。 問いの理解がまったく誤っており、解答の文章が乱雑で破綻してものになっている。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
商学部経営学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部英語英文学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
法学部法律学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
法学部国際政治学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL13102 2017~2017 1・2・3・4 - - - - -
法学部国際政治学科(教養科目) 2018~2023 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL13102 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL13102 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL13102 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL13102 2023~2023 1・2・3・4 - -