授業コード 00033500 クラス
科目名 総合教養講義b(芸術文化学) 単位数 2
担当者 古川 裕朗 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 カントの芸術文化思想と目的論
授業の概要 あらゆる概念がそうであるように,「芸術」や「文化」という概念は歴史的な経緯を持っている。それゆえ,「芸術」や「文化」という言葉によって何が意味されているかということは決して自明ではなく,それぞれの時代や地域において様々な使われ方をしてきた。本講義では西洋の芸術文化思想を代表するカントの思想を取り上げ,その思想の特徴およびその根底に流れる目的論的思考について学ぶ。前半はカントおよびそれ以降の「芸術」概念の変遷について学び,後半はカントの芸術文化思想についてより詳しく学ぶ。また、西洋の芸術文化思想を学ぶことの意義について考える。
学習の到達目標 カントの芸術文化思想およびその根底に流れている目的論的思考,そしてその歴史的な影響について現代的な意義を踏まえつつ具体的な事例に即して説明することができる。
授業計画 第1回 「芸術」概念の誕生:美と感性
第2回 「芸術」概念の誕生:美しい技術(カント)
第3回 「芸術」概念の誕生:精神豊かな技術(カント)
第4回 「芸術」概念の成熟:古典的芸術形式とロマン的芸術形式(ヘーゲル)
第5回 「芸術」概念の変容:美しくない芸術(マルセル・デュシャンとアンディ・ウォーホル)
第6回 「芸術」概念の変容:アートワールド(ダントー)
第7回 前半の授業のまとめ【オンデマンド】
「中間の課題」
第8回 カントの文化思想①:自然の合目的性
第9回 カントの文化思想②:自然の最終目的と究極目的
第10回 カントの文化思想③:美しいものに対する経験的関心
第11回 カントの文化思想①~③のまとめ
第12回 カントの文化思想④:美しいものに対する知性的関心
第13回 カントの文化思想⑤:数学的崇高
第14回 カントの文化思想⑥:力学的崇高
第15回 カントの文化思想④~⑥のまとめ【オンデマンド】
「学期末の課題」
授業外学習の課題 事前学修(2時間程度が目安):グーグルクラスルーム上にアップされる資料に目を通し、その内容に関連する事柄を各自で調べておく。
事後学修(2時間程度が目安):授業内で学んだ芸術文化思想について復習し記憶を定着させる。また西洋の芸術文化思想を学ぶことの現代的な意義について自分自身の考察を深める。その上でグーグルクラスルーム上にアップされている課題や感想に取り組む。
履修上の注意事項 1)google classroomを使用して「ブレンド型授業」を実施する。
2)単位を修得するためには、「中間の課題」と「学期末の課題」の2つを提出しなくてはならない。
3)この授業は「西洋」という異文化を理解する試みでもある。西洋の異文化に対して関心の無かった人や西洋の異文化を快く思わない人も歓迎する。ただし「ギャングストーキング」等の手法を用いて異文化(特にユダヤ・キリスト教文化など)に対する集団的なヘイトクライムを行う者は受講することができない。異文化に対する敬意を持って臨んでください。
4)履修者の書いた「感想」については、氏名を伏せてその内容を履修者全員に向けて紹介する場合がある。
5)公認欠席は欠席として扱うが、単位認定要件や課題・感想の提出要件(期限やテーマ)には影響しないよう配慮します。
成績評価の方法・基準 「中間の課題」(50%)と「学期末の課題」(50%)の合計(100%)を基礎点として、各回の課題や感想への取り組み状況を考慮しつつ加点・減点を行い、総合的に評価する。課題・感想の未提出および欠席は減点の対象となる。公認欠席の場合も課題・感想の未提出は減点の対象になるが、提出期限の延長や感想のテーマに関して配慮が行われる。
テキスト 必要な資料をgoogle classroom上に掲載する
参考文献 カント『判断力批判(上)』(カント全集8)岩波書店
カント『判断力批判(下)』(カント全集9)岩波書店
主な関連科目 「美学」
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問は基本的に次の2通りの方法で受け付ける。
1)google classroom内の「限定公開のコメント」
2)授業の休憩時間や授業終了後

課題や感想のフィードバックはgoogle classroom上で行う。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
商学部商学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
商学部商学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
商学部経営学科(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
人文学部英語英文学科(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
法学部法律学科(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
法学部国際政治学科(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL23102 2017~2017 2・3・4 - - - - -
法学部国際政治学科(教養科目) 2018~2023 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2011~2016 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL23102 2017~2022 2・3・4 - - - - -
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL23102 2018~2022 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL23102 2018~2022 2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL23102 2023~2023 2・3・4 - -