授業コード | 00033100 | 単位数 | 2 |
科目名 | 総合教養講義a(宇宙と環境科学) | クラス | |
履修期 | 後期授業 | カリキュラム | *下表参考 |
担当者 | 川村 邦男 | 配当年次 | *下表参考 |
授業の題目 | 宇宙と物質と生命の科学 Science of the universe, matter, and life |
学修の概要 | 社会問題は様々な分野で拡大していますが、国民は有効な声をあげることができません。その原因の一つは、自然科学の基礎知識が十分ではないことにあります。この科目では、生命誕生のサイエンスを宇宙環境の視点から概説し、自然科学への関心を育て基礎知識を習得します。現在、地球上で起こっている様々な問題は、宇宙規模で見れば小さなことかも知れませんが、我々にとっては大きな問題です。これを解決するためには宇宙・地球・生命の歴史を知ることが必要です。生命出現は、宇宙史の最大の出来事です。広大な宇宙において生命が存在するこの地球は最も尊いものでしょう。この科目では、地球の一員としての我々がどこから来たのか、生命と地球環境の尊さと自然の奥深さを講義・討論します。生命は、約40億年前の原始地球上で無生物から出現したと考えられていますが、この歴史を、地球外生命探査やバイオテクノロジーなどによる最新の成果を取り入れ講義します。 |
学修の到達目標 | ①教養科目として、生命出現と生物進化、地球環境の出現過程を、化学・生命科学・宇宙地球科学の視点から学習し、基礎教養知識として理解・説明できる。 ②自然に対する関心と意識を身につけ、自然科学の学習を持続できる。 ③自然科学に関連する理解と自分自身の考えを要約し、文章などで説明できる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス・サイエンスとは何か |
第2回 | 自然科学の演習(物質世界の成り立ちと簡単な科学計算) | |
第3回 | 宇宙・元素・銀河・太陽系の出現と生命 | |
第4回 | 生命は海から誕生した | |
第5回 | 生物の世界はどうなっているか(細胞・生物の種類・階層性) | |
第6回 | ダーウィンの進化論・地球環境の変遷と進化(生命は紆余曲折して進化した) | |
第7回 | ヒトの進化と文明の出現・生命らしさとは何か(ことばを持つのはヒトだけか?) | |
第8回 | 生物の形質は遺伝する(メンデルの偉大な発見・遺伝の仕組み) | |
第9回 | 生命の本体は何か(タンパク質合成の仕組み・トリプレットコドン) | |
第10回 | 生物と似て非なるもの(ウイルスとウイロイド) | |
第11回 | アミノ酸が原始大気から作られた(ミラーの実験) | |
第12回 | タンパク質が先か?核酸が先か? (RNAワールド) | |
第13回 | 宇宙には鏡に写る全く逆の生命体が存在するだろうか? | |
第14回 | 生命はどこで誕生した?(深海、それとも、宇宙から飛んできた?) | |
第15回 | 地球外生命を探査する(宇宙に生命は存在するか?) |
授業外学習の課題 | 自然科学に親しみ科学的思考法や知識を習得するため、科学的な話題や現象に注意を払うことを心がける。疑問に感じたことを、授業やオフィスアワーで質問することが必要である。 事前学修(2時間程度):シラバスに書かれた次回学修テーマについて、高等学校までに学習した理科を復習する。 事後学修(2時間程度):講義中に分からなかった箇所の演習等を復習する。次回の授業で質問するために、分からなかった箇所を整理し記録する。 |
履修上の注意事項 | ・自然科学的な関心を持って授業に望むことが効果的です。我々を含む生命体がどこから来たのか、地球の現在は何故こうなっているのかと言うことに関心を持って授業に取り組んで下さい。ノートをとり、分からないことはその授業時間内に理解するよう授業自体に集中して下さい。暗記中心・知識偏重ではなく、分からないことはその授業時間内に理解するよう積極的に質問して下さい。 ・20%以上欠席すると、多くの場合に単位は認められません。 ・公認欠席は、単位認定要件に影響しないよう配慮します。資料等が必要であれば後日配布します。小テストのときに公認欠席した場合には、それ以外に行った小テストの平均点を用いて小テストの評価とします。 |
成績評価の方法・基準 | 【定期試験なし】 授業中に行う演習などの提出物および小テストを総合的に評価し、全体で60%以上のポイントを獲得した者に単位を認定します。原則として、演習・宿題等の作業および提出物を65%、小テストを35%で評価する。定期試験は行いません。 |
テキスト | 使用しない。 |
参考文献 | 大島泰郎著、「生命は熱水から始まった」、東京化学同人。柳川弘志、「生命の起源を探る」、岩波新書。酒井均、「地球と生命の起源」(Blue Backs)、講談社。嶺重慎・小久保栄一郎編著、「宇宙と生命の起源」、岩波ジュニア新書。オパーリン著、「生命の起原」、岩波学術出版社。シュレーディンガー著、「生命とは何か」、岩波新書。バナール著、「生命の起原」、岩波新書。日本化学会編、「物質の進化」、学会出版センター。 |
主な関連科目 | 化学、自然科学と技術入門 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
質問・相談への対応:フィードバックを適宜行い、質問などを受け付けるので活用して下さい。その他、自然科学・理科全般に関する質問を受け付けますので相談して下さい。 フィードバックの方法:授業内の課題と小テストは授業期間内に解説をする。 |
5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 | |
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演習・宿題への取り組み(段階的理解のための取り組み方) | 自分が何を修得するかを明確にし、客観的にみて正しく修得した。 | 自分が何を修得するかを明確にする意欲はあり、自分なりに修得した。 | 自分が何を修得するかはあまり明確に整理できなかったが、内容の半分以上を修得した。 | 自分が修得する内容を明確にせず、内容の理解度は低い。 | 自分が修得する内容を明確にする努力がみられず、内容の理解について大きな誤りがある。 | 授業に出席していたが、演習・宿題を行わなかった場合には、随時その回の平常点評価から1点程度減点する。 |
質問をまとめる作業 | 自分が分からないことを整理し、明確な質問を設定し自分の考えを述べた。 | 自分がわからないことを整理する努力を行い、客観的に意味を捉えられる質問をまとめた。 | 自分が分からないことを明らかにする努力はしたが、意義のある質問をまとめられなかった。 | 自分がわからないことを明らかにする努力は不十分であり、内容の理解度は低い。 | 自分がわからないことを明らかにする努力がない、またはほとんどなく、内容の理解について大きな誤りがある。 | 授業に出席していたが、質問をしなかった場合には、随時その回の平常点評価から1点程度減点する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 | 身につく能力 | ||||
知識・技能 | 思考力 | 判断力 | 表現力 | 協創力 | ||||
商学部商学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部商学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
商学部経営学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
商学部経営学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部現代経済学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
経済科学部経済情報学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部教育学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
人文学部英語英文学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人文学部英語英文学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部法律学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部法律学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部国際政治学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2017 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
法学部国際政治学科(教養科目) | - | 2018~2023 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | - | 2011~2016 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
人間環境学部人間環境学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
健康科学部心理学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部心理学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | WGEL13405 | 2017~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
健康科学部健康栄養学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL13405 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL13405 | 2018~2022 | 1・2・3・4 | - | - | - | - | - |
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) | WGEL13405 | 2023~2023 | 1・2・3・4 | ○ | ○ | ○ | - | - |