授業コード 00000900 クラス
科目名 哲学 単位数 2
担当者 宮坂 和男 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 過去のヨーロッパの哲学の事例に基づいて、哲学するという人間の営みについて考える。
授業の概要  次の諸点を扱う。
・ソクラテスとデカルトに即して、ヨーロッパの哲学が典型的にどのようなものであったかを検討する。
・ソクラテスやデカルトと異なる性格の哲学として、現象学、言語哲学(ウィトゲンシュタインの哲学)の内容を検討する。
・「事実性」について考える。
学習の到達目標 「概要」の内容を理解して、それについて各自で考えることができるようになる。すなわち、
・ソクラテスとデカルトに即して、ヨーロッパの哲学はどのようなものであったかを理解する。
・ソクラテスやデカルトの哲学が残した課題を理解し、別の哲学がありえないかを考える。
・現象学、言語哲学(ウィトゲンシュタインの哲学)の内容を理解する。
・「事実性」という観点に即して哲学の問題について考える。
授業計画 第1回 哲学とは何か(イントロダクション)
第2回 ソクラテスの哲学(1):哲学の開始としての問答活動
第3回 ソクラテスの哲学(2):ソクラテスの問いの内容
第4回 デカルトの哲学(1):方法的懐疑とコギト命題
第5回 デカルトの哲学(2):デカルトの哲学の内容、数学、幾何学、自然科学等
第6回 デカルトの哲学の問題:デカルトが実は前提していたこと
第7回 論述・作文の時間
教科書、自筆ノート、配布プリントを持ち込んで、与えられたテーマについて論述・作文をしてもらいます。
第8回 前回の論述・作文に関する解説
現象学(1):フッサール(1):志向性、現象学的還元など
第9回 現象学(2):フッサール(2):超越論的経験、事実性など
第10回 現象学(3):メルロ=ポンティ(1):知覚、身体など
第11回 現象学(4):メルロ=ポンティ(2):錯視、身体、触覚など
第12回 現象学(5):メルロ=ポンティ(3):触覚、身体図式、事実性など
第13回 言語哲学(1):言語の先所与性
第14回 言語哲学(2):ウィトゲンシュタインの言語ゲーム論
第15回 言語哲学(3):ウィトゲンシュタインの哲学における「事実性」
授業外学習の課題 ・教科書と配布されたプリントを熟読すること。
・参考図書を読むこと。
・1時間程度の事後学習をすること。
履修上の注意事項 ・絶えず問題意識を共有することに努めて下さい。従って、原則として毎回出席してください。なお、私語は絶対禁止。
・8回目の授業で論述・作文をしてもらいます。必ず行って下さい(やむをえず欠席した場合には、後日自宅等で書いて提出してもらいます)。
・公認欠席は欠席として扱いますが、単位認定要件または期末試験の受験要件には影響しないよ
う配慮します。
成績評価の方法・基準 ●学期末定期試験で評価する(75%)。
●その際、次のことが前提条件になる(25%)。すなわち、
・授業に7割以上出席すること(無断欠席は4回が限度)
・授業時間に行う論述・作文の課題を果たしてあること(やむをえず欠席した場合には、自宅等で書いて後日提出すること)。
テキスト 宮坂和男『「事実性」の哲学ーーフッサール、メルロ=ポンティ、ウィトゲンシュタイン、ハーバーマス等の現代哲学を見る視点ーー』(晃洋書房、\2400)
参考文献 授業中にそのつど提示する。
主な関連科目 自然と人間の哲学
倫理学概論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
・毎回カードで質問を授業後に提出することができる。次回の授業で返答する。
・電子メールで質問を常時受け付ける。miyasaka@shudo-u.ac.jp

■ルーブリック情報
  5(AA) 4(A) 3(B) 2(C) 1(D)
理解と知識 授業内容を完全に理解して、申し分のない説明ができる。 授業内容を十分に理解して、他者に正しく説明できる。 授業内容を大筋で理解している。 授業内容の理解に問題がある。 授業内容の理解がまったく不十分である。
論述・作文: 課題との関連 課題を完全に理解していて、論述・作文の内容もそれに完全に応じたものになっている。 課題を十分に理解していて、論述・作文の内容もそれによく応じたものになっている。 課題を概ね理解していて、論述・作文の内容もそれにほぼ応じたものになっている。 課題の理解が十分ではなく、論述・作文の内容も正鵠を射ていない。 課題の理解がまったく不十分で、論述・作文の内容もまったく応じたものになっていない。
論述・作文: 文章と論理性 論述・作文の内容が完全に論理的に書かれていて、文章も申し分なく書かれている。 論述・作文の内容が十分に論理的に書かれていて、文章もかなりきちんと書かれている。 論述・作文の内容がほぼ論理的に書かれていて、文章もほぼきちんと書かれている。 論述・作文の内容が十分に論理的に書かれていておらず、文章も乱れている。 論述・作文の内容がまったく論理的に書かれておらず、文章もまったく乱雑である。
試験: 授業内容の理解度 授業内容を完全に理解して、完璧に正しく解答できている。 授業内容をよく理解して、かなりの程度正しく解答できている。 授業内容を大筋で理解して、ある程度まで正しく解答できている。 授業内容の理解に問題があり、解答の正しさが劣っている。 授業内容の理解がまったく不十分であり、ただしく解答できていない。
試験: 文章と論理性 問いを完全に理解した上で、解答の文章が論理的に正しく書かれている。 問いをよく理解した上で、解答の文章がほぼ論理的に正しく書かれている。 問いを大筋で理解した上で、解答の文章もある程度論理的に正しく書かれている。 問いの理解が十分でなく、解答の文章の論理性と正しさに問題がある。 問いの理解がまったく誤っており、解答の文章が乱雑で破綻してものになっている。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次 身につく能力
知識・技能 思考力 判断力 表現力 協創力
商学部商学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
商学部商学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
商学部商学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
商学部経営学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
商学部経営学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
商学部経営学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部現代経済学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
経済科学部現代経済学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
経済科学部経済情報学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
経済科学部経済情報学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
人文学部人間関係学科心理学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部人間関係学科社会学専攻(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部人間関係学科教育学専攻(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部教育学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部教育学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
人文学部英語英文学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人文学部英語英文学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
人文学部英語英文学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
人文学部社会学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
法学部法律学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
法学部法律学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
法学部法律学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
法学部国際政治学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
法学部国際政治学科(教養科目) WGEL11101 2017~2017 1・2・3・4 - - - - -
法学部国際政治学科(教養科目) 2018~2023 1・2・3・4 - - - - -
法学部国際政治学科(一般教養科目) 2024~2024 1-4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) 2011~2016 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
人間環境学部人間環境学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
人間環境学部人間環境学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部心理学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
健康科学部心理学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL11101 2017~2022 1・2・3・4 - - - - -
健康科学部健康栄養学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
健康科学部健康栄養学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL11101 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
国際コミュニティ学部国際政治学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL11101 2018~2022 1・2・3・4 - - - - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(教養科目) WGEL11101 2023~2023 1・2・3・4 - -
国際コミュニティ学部地域行政学科(一般教養科目) 00100 2024~2024 1-4 - -