授業コード | 93205800 | クラス | |
科目名 | アジア経済論研究Ⅰ | 単位数 | 2 |
担当者 | NGUYEN Duc Lap | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | アジア経済の変貌と分業構造の変化 The Transformation of Asian Economy and Changes in Specialized Structures |
授業の概要 | 2015年末のASEAN経済共同体(AEC)の発足により、ASEANの巨大な単一市場および生産基地が誕生した。ASEANの総人口は巨大市場の14億人の中国と13億人のインドに次いで世界3位になり、アメリカやEUを上回っている。もはやアジアなくしては世界の経済が成り立たない時代を迎えている。 本講義はこのような時代におけるアジア経済全体や基礎理論を概観しながら、各国の経済発展の過程および課題を考察する。さらに、アジア諸国の国際分業構造に注目して議論を展開していく。 |
学習の到達目標 | アジア経済発展の理解を深めるとともに、地域の特徴と課題を把握することを目標とする |
授業計画 | 第1回 | 東アジア経済発展の光と影 |
第2回 | NIEsの経済発展 | |
第3回 | キャッチアップ型工業化の再考 | |
第4回 | 市場経済化の中国 | |
第5回 | 中国の台頭と域内貿易の深化 | |
第6回 | 台頭するインド経済と課題 | |
第7回 | ASEAN設立からAECの発足への歩み | |
第8回 | AECの現状と課題 | |
第9回 | 大メコン圏開発と三大経済回廊 | |
第10回 | 中所得国の罠 | |
第11回 | グローバル時代における地域経済協力 | |
第12回 | 個人研究テーマの設定 | |
第13回 | 研究発表に向けての報告資料収集 | |
第14回 | 研究発表に向けての報告資料作成 | |
第15回 | 報告会 |
授業外学習の課題 | 受講者が選んだテーマについての文献・資料を収集し、熟読することを前提に報告と討論を行うので、事前に準備すること。 |
履修上の注意事項 | 授業での発言やグループ討論は積極的に参加すること。 【対面授業】有【非対面授業】無 基本的に対面授業を行うが、コロナウィルス感染拡大状況によって非対面授業に切り替えることはある。 ブレンド型授業を実施する。 |
成績評価の方法・基準 | 報告(30%)、レポート(40%)、授業への取り組み(30%)によって総合的に評価する。 |
テキスト | 必要な資料は配布する |
参考文献 | 池部 亮 (著), 藤江 秀樹 (著) (2016) 『分業するアジア―深化するASEAN・中国の分業構造』日本貿易振興機構 末廣 昭 (著) (2014) 『新興アジア経済論――キャッチアップを超えて』岩波書店 坂田 幹男 (著), 内山 怜和 (著) (2016) 『アジア経済の変貌とグローバル化』晃洋書房 |
主な関連科目 | 金融システム論研究 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業内で積極的に質問をすること。授業外においては個別に対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2023 | 1・2 |