授業コード | 93105700 | クラス | |
科目名 | 国際法研究Ⅱ | 単位数 | 2 |
担当者 | 柳生 一成 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 国際法基礎研究Ⅱ(Public International Law Ⅱ) |
授業の概要 | 本授業では、出入国管理および難民認定法(入管法)の基礎を学びます。 現代の社会の問題を理解するには、さまざまな視点からの分析が必要です。また、国内の法的問題を考察する際にも、国際法の影響を無視することはできなくなってきています。そこで、この授業では、国際社会または国内の問題を国際法の視点から分析するために必要な基礎知識を、テキストを輪読することによって修得します。 今期の授業は、出入国管理および難民認定法の概要をみます。難民や恣意的拘禁と言った重要な国際人権法上の問題を理解するには入管法の基礎知識が必要です。 各回ごとに報告を担当する履修者を決め、担当者にはテキストの該当箇所を読んだ上で、重要事項をレジュメにまとめてもらいます。担当者は、そのレジュメを基礎として、定められたテーマについて授業で紹介を行います。それを受け、教員も含めた履修者で質疑応答を行います。また、国内判例を基礎とした事例も考察します。 |
学習の到達目標 | 本授業を受けることによって、 ①入管法の基礎的な構造についての深い理解を得る ②入管法の問題について国際人権と関連させて自らの意見を提示できる ことが目標です。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス(授業の進め方、予習・復習の仕方、成績評価などについて説明します。) ※カッコ内はテキストの章番号です。 |
第2回 | 総論 | |
第3回 | 在留資格(総論) | |
第4回 | 在留資格(就労資格) | |
第5回 | 在留資格(非就労資格) | |
第6回 | 外国人の入国管理(総論) | |
第7回 | 一般上陸許可 | |
第8回 | 特例上陸許可・仮上陸の許可 | |
第9回 | 出国の管理 | |
第10回 | 在留管理 | |
第11回 | 在留資格の取消制度 | |
第12回 | 退去強制制度 | |
第13回 | 難民の認定と庇護 | |
第14回 | 外国人の受入れ政策 | |
第15回 | 総括 |
授業外学習の課題 | テキストの指定された部分(毎回30頁程度)を正確に読み、重要な点をまとめてレジュメを作成してください。 さらに必要ならば、指定された参考文献を読み、テキストの該当部分のテーマについてより詳しく調べることが求められます。 復習で重要な用語の確認などを必ず行って下さい。 授業外の学習時間の目安は60時間です(ただし大学院生ですから、時間の許す限り勉強や研究をして下さい)。 |
履修上の注意事項 | ・授業の進度は学生の理解度等によって変更することがあります。 ・レジュメの標準的な作成能力などを前提として、授業を進めます。 ・必ず十分な事前準備を行って授業に臨んで下さい。 |
成績評価の方法・基準 | 課題への取組み(60%)および授業への参加度(40%)を基礎として、総合的に評価します。 ※正当な理由のない欠席が4回以上の場合単位取得ができません。正当な理由のない遅刻も欠席と同様に扱います。 |
テキスト | テキストとは別に、入管法の条文を授業中に参照できるようにしておいて下さい。 |
参考文献 | 初回ガイダンスで説明するほか、各回の授業で言及します。 |
主な関連科目 | 国際法研究Ⅰ、国際法演習Ⅰ、国際法演習Ⅱ |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
オフィスアワーのほか、授業後の時間帯などを使って積極的に質問して下さい。 課題などへの講評は随時行います。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
法学研究科M法律学専攻 | - | 2017~2023 | 1・2 |
法学研究科M国際政治学専攻 | - | 2017~2023 | 1・2 |