授業コード | 90711800 | クラス | |
科目名 | 環境経済学特殊研究 | 単位数 | 4 |
担当者 | 羅 星仁 | 履修期 | 年間授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 世界の環境政策(Environmental policies around the world) |
授業の概要 | 現在、世界が直面している様々な環境問題は消費者だけではなく、企業の経営戦略、政府の制度設計にも大きな影響を与えている。本講義では、環境保全のための環境政策がどのように立案され、制度設計が行われ、評価が行われているかについて解説する。日本及び世界の地域や国で実施されている環境政策を取り上げながら、その理論的背景や評価手法などに関しても具体的な実例からやさしく解説する。 |
学習の到達目標 | 1.日本における環境政策を理論的に理解できるようにする。 2.環境問題解決のために必要と思われれる政策手段に関する理論的な枠組みを理解できるようにする。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:講義概要 |
第2回 | 環境政策の全体像 | |
第3回 | 環境管理における経済学の役割(オンデマンド) | |
第4回 | 環境問題発生の要因:環境問題のモデル化(オンデマンド) | |
第5回 | 環境と経済のモデル化(オンデマンド) | |
第6回 | 環境政策に関わる基本原則:予防原則、汚染者負担原則など(オンデマンド) | |
第7回 | 市場の働きと市場の失敗 | |
第8回 | 環境汚染と外部不経済 | |
第9回 | 環境政策手段:全体像及び直接規制 | |
第10回 | 環境税の理論 | |
第11回 | 環境税の実際:日本、EUなど | |
第12回 | 課徴金、補助金 | |
第13回 | 排出許可証取引制度の理論 | |
第14回 | 排出許可証取引制度の実際:日本、EUなど | |
第15回 | 循環型社会政策論の基礎 | |
第16回 | 日本における循環型社会政策 | |
第17回 | リサイクルの経済学 | |
第18回 | 再生可能資源 | |
第19回 | 再生可能資源の経済分析 | |
第20回 | 環境経済勘定と産業連関表 | |
第21回 | 環境問題分析のための産業連関分析モデル | |
第22回 | 環境政策の評価:費用効果分析 | |
第23回 | 環境政策の評価:費用便益分析 | |
第24回 | 国際貿易の理論的基礎(オンデマンド) | |
第25回 | 国際貿易と環境 | |
第26回 | 環境と開発(オンデマンド) | |
第27回 | MDGsとSDGs | |
第28回 | 国際協力と環境問題 | |
第29回 | 地球環境問題と資金協力のメカニズム | |
第30回 | 講義のまとめ |
授業外学習の課題 | (a) 次回の授業のための資料を事前に予習する。 (b) 授業時間中に小テストを行うので、十分な時間をかけて復習する。 (c) 環境政策に関するレポートの課題を出すので、しっかりレポートの課題に取り組む。 (a)~(c)の授業外学修のため、最低120時間の取り組みが必要である。 |
履修上の注意事項 | 【ブレンド型授業を実施する。Moodle上に資料および動画をアップロードする】 講義内容の理解度を把握するために小テストを行うので、毎回出席することが重要である。 |
成績評価の方法・基準 | 授業への取り組み(課題発表、課題提出など50%)、小テスト(20%)、課題レポート(30%)、 |
テキスト | 使用しない。必要に応じてプリントを配布する。 |
参考文献 | 1.諸富徹・浅野耕太・森晶寿(2008)「環境経済学講義」有斐閣ブックス 2.生態経済学研究会訳(1999)「環境管理の原理と政策」農文協(生協にて) 3.R.C.ポーター(石川他訳)『廃棄物の経済学』東洋経済新報社 2005年 その他の文献は講義内で随時知らせる。 |
主な関連科目 | 環境経済学研究I・II |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
1.授業中の質問はいつでも受け付けますし、質問時間も設けます。 2.授業終了後にも簡単な質問は受け付けます。 3.授業中に希望の多い日時を調査し、オフィスアワーを設定します【FBにも対応】。 4.緊急の連絡・問い合わせなどは,nasungin@shudo-u.ac.jpに連絡ください。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
経済科学研究科D現代経済システム専攻 | - | 2022~2023 | 1・2・3 |