授業コード 90322200 クラス
科目名 社会意識論演習Ⅰ 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 社会意識の形成と変容:理論と方法
授業の概要 社会意識とは「ある社会集団の成員に共有されている意識(心性)」として定義される。すなわち、社会意識は、階級・階層・世代・民族・職業・性別などの客観的な存在諸条件に規定されて形成されるとともに、成員ごとに主観的な諸過程において経験される。この授業では、社会意識に関する理論的枠組みを学びメディア、ファッション、音楽、スポーツ、観光など、個々の研究テーマに関する調査研究を行うための視角と方法を身につけることを目的とする。なお、授業内容、課題については、履修者の研究テーマや関心に合わせて変更する可能性がある。
学習の到達目標 社会意識論の理論的枠組みについて理解し、個々の研究テーマに関する調査研究を行うための視角と方法を身につけることを学習の到達目標とする。
授業計画 第1回 授業概要、履修上の注意点、レジュメの作り方、報告の方法などを説明。次回からの報告担当者を決める。
第2回 文化をめぐる社会意識に関するドキュメンタリーを使用したディスカッション
第3回 ジェンダー表象に関する研究報告およびディスカッション 先行研究の検討
第4回 表象文化と社会意識に関する研究報告およびディスカッション 先行研究の検討
第5回 スポーツファンに関する研究報告およびディスカッション 先行研究の検討
第6回 メディアをめぐる社会意識に関する研究報告およびディスカッション 調査方法の検討
第7回 ファッションをめぐる社会意識に関する研究報告およびディスカッション 先行研究の検討
第8回 観光をめぐる社会意識に関する研究報告およびディスカッション 調査方法の検討
第9回 ファッションとジェンダーに関する研究報告およびディスカッション 調査方法の検討(オンデマンド)
第10回 ジェンダー表象に関する研究報告およびディスカッション 調査方法の検討
第11回 表象文化とジェンダーに関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第12回 スポーツとジェンダーに関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第13回 余暇とジェンダーに関する研究報告およびディスカッション レポート作成に向けた課題
第14回 ジェンダーをめぐる社会意識に関するドキュメンタリーおよび新聞記事を使用したディスカッション
第15回 社会意識に関するまとめ(オンデマンド)
授業外学習の課題 報告担当者はレジュメを作成し、報告の準備をしておくこと。日頃から研究テーマに関する資料収集、文献や資料を読んでおくこと。インタビュー調査や参与観察調査を行い、データをまとめておくこと。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施する。Moodleを使用する。社会意識論演習Ⅱを履修することが望ましい。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(80%)、小レポート(20%)によって総合的に判断する。
テキスト 履修者の研究内容に合わせて指示する。
参考文献 清水晶子,2022,『フェミニズムって何ですか?』文藝春秋
塚原久美,2022,『日本の中絶』筑摩書房
主な関連科目 社会意識論I・Ⅱ、社会意識論演習Ⅱ
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問や相談に応じる。課題に対するフィードバックは授業内あるいは授業後に随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M社会学専攻 2017~2023 1・2