授業コード 90322000 クラス
科目名 社会意識論Ⅰ 単位数 2
担当者 狩谷 あゆみ 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 「性・ジェンダー」をめぐる社会意識:理論と方法
授業の概要 社会意識とは、ある社会集団の成員に共有されている意識(心性)であり、さまざまな階級・階層・民族・世代・職業などの社会集団ごとに、それぞれの客観的な存在条件によって規定される。この授業では、社会意識研究の理論的枠組みや概念を学び、明治・大正・昭和の雑誌を事例として、「性・ジェンダー」をめぐる社会意識の形成と変容について解読していく。
学習の到達目標 社会意識論に関する理論的枠組みや概念を学び、「性・ジェンダー」に関する歴史的資料を分析する力を身につけることを目的とする。
授業計画 第1回 講義概要、注意事項など説明
第2回 社会意識と社会心理
第3回 社会意識に関連する概念(イデオロギー、世論)
第4回  社会意識に関連する概念(ハビトゥス、階層意識/階級意識)
第5回 ファッションから考える「性・ジェンダー」(オンデマンド)
第6回 統計資料(白書、世論調査、意識調査、定点観測調査など)の読み方、使い方(オンデマンド)
第7回 資料収集の方法
第8回 「性・ジェンダー」に関する資料収集(毎日グラフ、データベース)
第9回 犯罪から考える「性・ジェンダー」(オンデマンド)
第10回 「性・ジェンダー」に関する資料収集(明治・大正)
第11回 「性・ジェンダー」に関する資料収集(昭和)
第12回 「性・ジェンダー」に関する資料整理、分類
第13回 「性・ジェンダー」に関する研究発表(明治・大正)
第14回 「性・ジェンダー」に関する研究発表(昭和)
第15回 「性・ジェンダー」をめぐる社会意識に関するまとめ
授業外学習の課題 *授業の予習、復習を行うこと。
*日頃から、各自の研究テーマに関する調査研究、資料収集を行うこと。
履修上の注意事項 ブレンド型授業を実施する。Moodleを使用する。やむをえない理由で欠席する場合は連絡すること。社会意識論Ⅱと合わせて履修することが望ましい。
成績評価の方法・基準 授業への取り組み(80%)、小レポート(20%)によって総合的に判断する。
テキスト 使用しない。
参考文献 岩見照代監修『時代が求めた「女性像」』ゆまに書房
岩見照代監修『戦前・戦中・戦後のジェンダーとセクシュアリティ』ゆまに書房
岩見照代監修『「婦人雑誌」がつくる大正・昭和の女性像』ゆまに書房
『毎日グラフ復刻版』かなえ出版(広島修道大学図書館データベース,Maruzen eBook Library)
主な関連科目 社会意識論II、社会意識論演習I・II
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問や相談に応じる。課題に対するフィードバックは授業内あるいは授業後に随時対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人文科学研究科M社会学専攻 2017~2023 1・2