授業コード | 70008800 | クラス | |
科目名 | 政治文化論 | 単位数 | 2 |
担当者 | 越智 敏夫 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 政治文化論 Political Culture |
授業の概要 | 政治をどう理解すべきかという問いに対して文化という概念を中心に返答しようとする講義である。けれども現代社会では私たちひとりひとりが臣民や家来や農奴ではなく、市民であることの意味も考える必要がある。したがって本講義では、政治文化とは何かという問題とともに、現代社会において市民は政治にどのように関わるべきかという問題についても文化という側面から考えたい。それは政治において「論破しました」などという無恥で無能な姿勢を否定することでもある。 |
学習の到達目標 | 政治学の基礎が理解できる。政治文化の意味と作用について理解できる。市民として政治に参加することの意味が理解できる。 |
授業計画 | 第1回 | 政治1:定義することの罠 |
第2回 | 政治2:制度 | |
第3回 | 政治3:権力 | |
第4回 | 文化1:枠の問題 | |
第5回 | 文化2:変化の問題 | |
第6回 | 文化3:価値の問題 | |
第7回 | 政治文化1:真偽のあいだ | |
第8回 | 政治文化2:善悪の彼岸 | |
第9回 | 政治文化3:美醜の交換 | |
第10回 | 市民と政治文化1:権力をコントロールする | |
第11回 | 市民と政治文化2:権力をつくる | |
第12回 | 市民と政治文化3:権力を拒否する | |
第13回 | 市民社会:人間の権利 | |
第14回 | 市民社会:人間の自由 | |
第15回 | 市民社会:人間の義務 |
授業外学習の課題 | 1. ふだんから紙の新聞を読む習慣をもつこと。それによって、遠い場所の会ったこともない人の生き方に関心をもつこと(想定される所要時間:30分)。 2. 事前に配布するレジュメを読み、内容に関する理解を試みること(想定される所要時間:30分)。 |
履修上の注意事項 | 1. 事前にレジュメを配布するので、プリントアウトして教室に持参すること。 2. 私語厳禁。 3. 対面授業の予定。ただし新型コロナ感染症の流行状況に合わせ、変更の可能性あり。 |
成績評価の方法・基準 | リアクション・ペーパー(30%)、試験(70%)で評価する。 |
テキスト | テキストなし。レジュメを配布する。 |
参考文献 | 越智敏夫(監修)『10代のうちに知っておきたい政治のこと』あかね書房、2022年。 越智敏夫『政治にとって文化とは何か』ミネルヴァ書房、2018年。 高畠通敏『政治学への道案内』講談社学術文庫、2012年。 他はレジュメで、また講義中に紹介。 |
主な関連科目 | 政治学、政治思想史、現代政治、日本の政治、国際政治学、NGO・NPO論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
講義中、講義終了後に質問を受け付ける。フィードバックとしてそれらへの返答を講義中に受講者と共有し、重要なものはMoodleに一定期間掲示する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | FGRA30302 | 2018~2022 | 3・4 |