授業コード | 70008305 | クラス | 05 |
科目名 | 基礎演習 | 単位数 | 2 |
担当者 | 船津 靖 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 世界の都市・聖地と国際社会 Cities, Holy Places and Global Society |
授業の概要 | 世界の都市・聖地の中から学生が教員と相談しながら対象を選ぶ。歴史、地理、現状や課題を調べる。テーマを設定し調査して発表する。学生同士で質疑応答や討論をし、教員が補足する。徐々に政治・外交・経済など国際社会の諸問題との関連を調べていく。最終的に期末レポートにまとめる。 研究発表や論文執筆で難しいのは「対象を絞る」こと。「平和」「戦争」「国際協力」といった抽象的なテーマで良いレポートを書くのは困難。都市のような具体的なものから出発する方が成功しやすい。 タイトルに「聖地」が入っているのは異文化理解論の「宗教と国際社会」に興味をもった学生の受け皿を兼ねるため。聖書の知識なしに国際社会や文化を理解するのは難しい。 口頭や文章での表現力向上を目指す。適宜、最新の国際ニュースを解説する。時折、近況や抱負を話すスピーチの練習をする。授業計画は暫定。学生の状況に柔軟に対応する。 学生が昨年度選んだ対象は、ニューヨークのイタリア系移民、ナポリとマフィア、米フロリダの中間選挙と福音派デサンティス知事、英リヴァプールとビートルズ、米カリフォルニア州とヒスパニック移民、イエスとサタン(パレスチナのヨルダン川西岸)、キリスト教福音派の原典『ヨハネの黙示録』、独ドレスデンの教会と無差別空爆、ヘロデ王とカイザリア、新疆ウイグル自治区の人権弾圧、古代ローマの奴隷制と浴場など。 【実務経験】 共同通信社の地方3支局、外信部を経てモスクワ、エルサレム、ロンドンの各特派員、ニューヨーク支局長、編集・論説委員。イラク戦争の前後にバグダッドに長期出張。著書(単著)に『パレスチナ 聖地の紛争』(中公新書)共著に『アメリカ文化事典』『20世紀 未来への記憶』。専門はジャーナリズムと米英イスラエル関係。 |
学習の到達目標 | ディプロマポリシーが掲げるThink Globally、世界の諸問題への知識、国際社会の多様性とダイナミズムを理解する基礎的能力を養うのが到達目標。 自分が関心のあるテーマを見出せるようになる。書籍や信頼できる資料を用いて調査できるようになる、具体的な対象から出発し、国際社会の現実を冷静かつ多角的に分析できるようになる。論述や発表の構成力・筆力、質疑応答の日本語の技術が身に付くようになる。 |
授業計画 | 第1回 | 前期・夏季の報告、国際情勢概観 |
第2回 | 前年度の演習内容の説明 | |
第3回 | 世界の諸都市・聖地・書籍紹介 | |
第4回 | 関心分野の聴取 | |
第5回 | 関心都市・書籍の聴取 | |
第6回 | 発表都市・書籍の決定 | |
第7回 | 初回の発表(1)都市等 | |
第8回 | 初回の発表(2)国・聖地等 | |
第9回 | 初回の発表(3)書籍等 | |
第10回 | 構成・文章の技術 | |
第11回 | 中間まとめ、相談 | |
第12回 | 期末レポート用発表(1)都市等 | |
第13回 | 期末レポート用発表(2)国・聖地等 | |
第14回 | 期末レポート用発表(3)書籍等 | |
第15回 | 最終まとめ |
授業外学習の課題 | 他の学生のは発表についての感想や質問を毎回、課題として出す。発表担当者はキーワード、年表、要約や引用、地図などからなる発表資料を発表前日までに教員に送る。他の学生が作成した資料を熟読する。 |
履修上の注意事項 | やむをえず欠席する場合はメールで連絡すること。発表当日のドタキャンは厳禁。特段の事情なく欠席が続けばゼミ離脱と見なす。個人的な事情にはできる限り配慮する。教員、他のゼミ生とのコミュニケーションをしっかりとることがいちばん重要。 |
成績評価の方法・基準 | 発表や質疑応答、レジュメなど授業への貢献を約50%、期末レポート(小見出しと註を伴い3000-4000字程度、2本に分けてもよい)を約50%で評価する。発表は成果と共に努力や成長を重視する。レポートは①構成の一貫性、②資料やデータの具体性、信頼性、③文章の質などが評価基準。 |
テキスト | 他の学生や教員がMoodleに掲載するレジュメ。世界地図は各自用意してほしい。NHKのニュース・防災アプリを共通の情報インフラとして活用してほしい。 |
参考文献 | 学生個人の関心や必要性、出版事情を見ながら随時紹介する。 |
主な関連科目 | 政治と社会(アメリカ、中東)、国際ジャーナリズム論、メディア論 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
2限なので授業の前後は難しいと思われるが、できる限り対応する。就活や進路、英語の勉強法、留学なども相談に乗る。メール(funatsu@shudo-u.ac.jp)や個人面談でも。評価はMoodleのアナウンスメントや個別メールで適宜対応する。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(演習科目) | FGGP20801 | 2018~2022 | 2 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(演習科目) | FGRA20801 | 2018~2022 | 2 |