授業コード 70006500 クラス
科目名 国際経済論 単位数 2
担当者 新宅 公志 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 国際経済学の基本「An introduction to international economics」
授業の概要 国際経済学は主に国際貿易と国際金融の二つについて考察する経済学の一分野です。
国際経済学Ⅰでは、両者に共通することや、それぞれの基本的テーマを扱います。
とりわけ、「モノ」、「サービス」、「カネ」、「ヒト」、「企業」、「権利」、「知識」が国際移動するグローバル化について、何が起きているか、その原因と影響はどのようなものかを中心に見ていきます。
また、基本的な統計表の見方、とりわけ対外マクロ会計の読み解き方を通して、定量的に読み解く練習をしていきます。
学習の到達目標 以下のことを目標とします。
1.国際経済問題について、体系的に理解するための足掛かりを構築する。
2.日本経済新聞や経済雑誌の記事を国際経済学のどのテーマと関連しているか把握できるようにする。
3.基本的な統計表を読み解けるようになる。
授業計画 第1回 ガイダンス / 貿易の利益.1:マクロレベル
第2回 産業別の貿易依存:輸出生産比率と輸入内需比率
第3回 貿易の利益.2:ミクロレベル
第4回 財市場のグローバル化.1:生産工程の国際分業
第5回 財市場のグローバル化.2:グローバルマーケットとブランド
第6回 企業の国際進出.1:直接進出(FDIと多国籍企業)
第7回 企業の国際進出.2:間接進出.1(業務市場におけるオフショアリング)
第8回 企業の国際進出.3:間接進出.2(クロスボーダー・ライセンス)
第9回 国際技術移転:経路と影響について
第10回 国際経済と国際政治:双方向の因果関係から
第11回 ヒトの国際移動.1:国際旅行
第12回 ヒトの国際移動.2:移民
第13回 対外マクロ会計.1:対外マクロ会計の基礎としての企業会計
第14回 対外マクロ会計.2:フロー(国際収支)
第15回 対外マクロ会計.3:ストック(本邦対外資産負債残高) / まとめ
授業外学習の課題 講義で扱った練習問題を中心に配布したプリントを復習して下さい。
各回の前後に2時間程度を目安に予習、復習をして下さい。
履修上の注意事項 (1) 全ての回で、受講者には小テストへの解答とリアクション・コメントの提出をしてもらいます。
(2) 英単語を多く使いますが, その都度意味を説明していきますので覚えていって下さい。
成績評価の方法・基準 以下の割合で評価します。
小テスト:75%、平常点:25%
テキスト 特定のテキストは用いず、毎回講義資料を配布します。
参考文献 伊藤元重、2005、『ゼミナール国際経済入門(改訂第3版)』、日本経済新聞出版社。
石川城太・菊地徹・椋寛、2013、『国際経済学をつかむ(第2版)』、有斐閣。
橋本優子,小川英治 熊本 方雄、2007『国際金融論をつかむ』、有斐閣。
主な関連科目 国際経済学Ⅱ、国際経済学特論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問や相談は授業の前後またはリアクション・コメントにて受け付けます。
それ以外で、個別に連絡をする場合はE-mailで連絡して下さい。
学生のコメントへの返答や授業の総評をMoodleにアップロードします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
国際コミュニティ学部国際政治学科(政治・経済領域) FGGP30603 2018~2022 3・4