授業コード | 70005300 | クラス | |
科目名 | 地域研究特論A(ロシア) | 単位数 | 1 |
担当者 | 矢田部 順二 | 履修期 | 第3学期 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | ロシアの歴史と現状 Historical and Current Issues of Russia |
授業の概要 | 2022年2月24日に始まったロシアによるウクライナ侵攻後、プーチン政権の非道ぶりが報道されない日はないでしょう。この講義でもロシア=ウクライナ関係に触れますが、戦局解説よりもむしろなぜプーチン政権のロシアはこのように傍若無人なのか、その背景を考えていきます。 ロシアは、冷戦期にはソ連として、米国ほか西側諸国と鋭く対立した歴史をもちますが、冷戦後は急速にその後進性が露わとなり、資源貿易で国力の回復を図ってきました。今なお、世界最大の面積を有する多民族国家であり、中央=地方関係の中に、複雑な民族問題を内包しつつ、民主主義制度を導入しながらも権威主義的指導者が選出されてきました。 この国の現状を知る上で必要な歴史・政治・文化に関する基本情報を地域研究の立場から整理し、ソ連史の延長上に現在のロシア政治の特質をあぶり出します。現代国際関係におけるロシアの政治的役割を理解し、その特色を説明できるようになることを到達目標とします。 |
学習の到達目標 | ①ロシアの地域的特色を理解し、自分なりに説明することができる。 ②現代史におけるソ連やロシアの政治的役割について、自分なりに説明することができる。 ③ロシアの現状から、これらの地域と日本の関係を説明することができる。 |
授業計画 | 第1回 | ガイダンス、基礎知識の確認 |
第2回 | 歴史的前提①第二次大戦以前のソ連史 | |
第3回 | 歴史的前提②第二次大戦以後のソ連史 | |
第4回 | ソ連の崩壊とロシア連邦の成立 | |
第5回 | ロシア政治の課題① 内政 | |
第6回 | ロシア政治の課題② 外交 | |
第7回 | ロシア政治の課題③ ウクライナ侵攻による孤立 | |
第8回 | まとめ | |
第9回 | ‐ | |
第10回 | ‐ | |
第11回 | ‐ | |
第12回 | ‐ | |
第13回 | ‐ | |
第14回 | ‐ | |
第15回 | ‐ |
授業外学習の課題 | ①毎回授業内容を補足する配付資料(レジュメ)をMoodle上で配付するので、印刷をして授業に臨むこと。 ②Moodleに課題が提示されるので、その演習に毎回15分程度取り組むこと。 ③その他宿題として小レポートなどを課す場合には、指示にしたがって取り組むこと。 |
履修上の注意事項 | ①この授業は第3学期週1回8回で完結します。1回の欠席が大きな比重になるので気をつけてください。 ②原則として毎回、リアクションペーパーの提出により授業参加を確認します。提出物の期限を厳守してください。 ③レポート課題は第6回に伝達する予定です。 ④コロナ感染症対策として、検温の徹底など健康管理をお願いします。少しでも体調に異変を感じたら相談してください。 |
成績評価の方法・基準 | レポート(60%)、リアクションペーパーおよびワークシート(40%)として総合評価します。 |
テキスト | 特に指定しない。必要な教材はコピーを配付する。 |
参考文献 | 下斗米伸夫『ロシア現代政治』(東大出版会、1997年) 羽場久美子・溝端佐登史編『ロシア・拡大EU』(世界政治叢書)(ミネルヴァ書房、2011年) 松戸清裕『歴史のなかのソ連』世界史リブレット(山川出版社、2005年) 横手慎二『現代ロシア政治入門』(慶應義塾大学出版会、2005年) とりあえず以上をあげるほか、授業内で紹介する。 |
主な関連科目 | 地域研究特論A(東欧)、政治と社会(ヨーロッパ)、西洋政治外交史 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
各回の内容に関する質問は授業終了後に提出するリアクションペーパーの中に書いてください。共有すべき質問は、次週のレジュメに回答を載せるので、復習時にあわせて読むことができます。 また木曜日の昼休みをオフィスアワーにするほか、これ以外で質問したいときには、メールすることも可能です。ただしこの場合は学籍番号と氏名を明記してください。 レポートに関しては、採点後に総評をMoodleに掲載することでフィードバックします。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(地域研究領域) | FGGP20507 | 2018~2022 | 2・3・4 |