授業コード | 70004800 | クラス | |
科目名 | 政治と社会(ヨーロッパ) | 単位数 | 2 |
担当者 | 福井 英次郎 | 履修期 | 前期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 欧州統合の過程とEUの諸政策(The process of European integration and the policy making of the European Union) |
授業の概要 | 現在の欧州を考える上で、必須の存在となったEUに関して、欧州統合の歴史的過程と実際のEUの諸政策を検討する。また昨今の欧州の情勢についても議論する。 |
学習の到達目標 | 1.EUの成立にいたる欧州統合の過程を説明できる。 2.EUの諸政策とそれらが抱える課題を論じることができる。 3.国際政治における地域の意味を論じることができる。 |
授業計画 | 第1回 | イントロダクション:本講義の概要を説明するとともに、欧州統合の背景について簡単に説明する。 |
第2回 | 欧州統合史① 1970年代までの欧州統合史を概観する。ECSCやECを中心に扱う。 | |
第3回 | 欧州統合史② 1980年代から1990年代前半までの欧州統合史をEUの誕生を中心に論じる。 | |
第4回 | 欧州統合史③ 1990年代半ばから現在までの欧州統合史を制度の発達と加盟国の拡大を中心に論じる。 | |
第5回 | EUの仕組み① 現在のEUの仕組みを、欧州委員会と欧州理事会を中心に論じる。 | |
第6回 | EUの仕組み② 現在のEUの仕組みを、欧州議会とEU裁判所を中心に論じる。 | |
第7回 | EUの域内政策① EUの政策の中で最も統合が進んでいる域内市場について論じる。 | |
第8回 | EUの域内政策② EUの域内政策について、農業と地域間格差解消の政策を中心に論じる。 | |
第9回 | EUの拡大 EUの拡大について、歴史的背景を中心に論じる。 | |
第10回 | EUの対外政策① EUの域外政策の中で、安全保障について論じる。 | |
第11回 | EUの対外政策② EUの域外政策の中で、最も統合が進んでいる政策である通商について論じる | |
第12回 | EUの対外政策③ EUの域外政策の中で、開発援助について論じる。 | |
第13回 | EUの現在① 現在のEUの動きを、気候変動対策に焦点を当てて論じる。 | |
第14回 | EUの現在② 現在のEUの動きを、日EU関係に焦点を当てて論じる。 | |
第15回 | 総括:欧州統合とは何か再考する。 |
授業外学習の課題 | 1.EUは現在も動き続けていますので、テレビや新聞などを通じて、最新の動向に関心を向けるようにしてください。 2.講義の予習と復習、課題レポートの準備と執筆のために、毎回の授業あたり、2時間の学修が必要です。 |
履修上の注意事項 | 1.対面授業を実施します。 2.予備知識を必要としない授業ですので、EUや地域統合、欧州政治学など欧州に興味がある学生はぜひ受講してください。 3.授業の最後にリアクションペーパーを提出していただきます。いただいた質問やコメントは、次回の授業でとりあげていく予定です。 4.大学ポータルを確認して、授業の情報を正確に把握してください。 |
成績評価の方法・基準 | 試験50%、授業への貢献50%(リアクションペーパーや小テストを含む)を目安に総合的に評価します。 |
テキスト | 特に指定しません。 |
参考文献 | ①臼井陽一郎編(2020)『変わりゆくEU―永遠平和のプロジェクトの行方』(明石書店)。 ②坂井一成・八十田博人編(2020)『よくわかるEU政治』(ミネルヴァ書房)。 ③池本大輔・板橋拓己・川嶋周一・佐藤 俊輔(2020)『EU政治論――国境を越えた統治のゆくえ』(有斐閣)。 ④鷲江義勝編(2020)『EU――欧州統合の現在(第4版)』(創元社)。 ⑤井上淳(2020)『はじめて学ぶEU――歴史・制度・政策』(法律文化社)。 *詳細なリストは授業中に説明します。 |
主な関連科目 | 特になし |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
授業前後の教室や講師控室にて質問を受け付けます。また授業後に実施するリアクションペーパーでも質問や相談を受け付けます。リアクションペーパーでの質問は、次の授業時に回答します。また試験についても、解説を実施するとともに質問を受け付けます。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
国際コミュニティ学部国際政治学科(地域研究領域) | FGGP30501 | 2018~2022 | 3・4 |
国際コミュニティ学部地域行政学科(政治領域) | FGRA30311 | 2018~2022 | 3・4 |