授業コード | 50022804 | クラス | 04 |
科目名 | プレ・ゼミナールb | 単位数 | 2 |
担当者 | 宮川 卓也 | 履修期 | 後期授業 |
カリキュラム | *下表参考 | 配当年次 | *下表参考 |
授業題目 | 科学技術社会論基礎文献講読 |
授業の概要 | 大学生が身につけるべき最重要能力は、読む力と書く力、そして考える力である。本ゼミは、科学技術と社会、その歴史に関する基本文献を読み、現代社会において科学技術はどのような性格や役割をもつのか、それについてわれわれはどう考えるべきなのか議論することを通じて、読み、書き、考える力を身につけることを目的とする。 一回の読書量の目安として50~60ページ程度を想定してほしい。 本年度は、本年度は、関東大震災から100年であることから、災害史関連の文献を講読し、人びとが災害とどのように向き合ってきたのか検討していく。 |
学習の到達目標 | 過去から現代までに発生した震災に関する文献講読を通じて、現代社会における震災とは何か、災害は私たちに何をもたらすのかなどについて深く考え、その考えを自分の言葉で表現できるようになることを目標とする。災害の社会的意味について学び、議論することを重要な目標に据える。 |
授業計画 | 第1回 | ゼミの進め方・授業計画の説明、読書課題の紹介、受講生の問題意識の共有。 |
第2回 | 『天災と日本人』 | |
第3回 | 『阪神・淡路大震災10年』1章 | |
第4回 | 『阪神・淡路大震災10年』2章 | |
第5回 | 『阪神・淡路大震災10年』3章 | |
第6回 | 『阪神・淡路大震災10年』4章 | |
第7回 | 『被災弱者』1-2章 | |
第8回 | 『被災弱者』3-4章 | |
第9回 | 『被災弱者』5-6章 | |
第10回 | 『被災弱者』7章 | |
第11回 | 『災害弱者と情報弱者』1章 | |
第12回 | 『復興<災害>』第1部 | |
第13回 | 『復興<災害>』第2部 | |
第14回 | 『復興<災害>』第3部 | |
第15回 | まとめ |
授業外学習の課題 | 読書課題を熟読し、毎週読書ノートを用意すること(1~2時間程度)。 読書課題に関連するニュースや話題を自ら見つけてくること。 |
履修上の注意事項 | 0) 本講義は対面で実施する。 1) 受講生は必ず読書課題を熟読して参加すること。 2) 受講生は必ず毎回A4で1〜2枚の読書ノート(課題を読んで、要約、および自分が考えた・疑問に思ったことなど)を書いて提出しなければならない。ノートの書き方については初回のゼミで案内する。 3) 受講生は積極的に議論に参加すること。自分の考えを自分の言葉で表現するよう努力すること。 4) 受講生は、宮川による「レポート作成上の注意」を必ず読んでから読書課題に取り組むこと(Moodle上で公開) 5) 受講生は第一回の授業までにテキストを入手すること。入手できない場合は早めに相談すること。 6) 受講生は大人の分別をもってゼミに臨むこと。 7) 授業の進度はゼミの状況に応じて変更する可能性がある。 |
成績評価の方法・基準 | 発表・読書ノート(80%)および議論の参与度(20%)で評価する。無断欠席は認めない。提出物が一つでも欠けると成績評価の対象外とする。 |
テキスト | 1) 寺田寅彦『天災と日本人』角川ソフィア文庫、2011年(教員が資料配布) 2) 柳田邦男編『阪神・淡路大震災10年』岩波新書、2004年 3) 岡田広行『被災弱者』岩波新書、2015年 4) 田中幹人他『災害弱者と情報弱者』筑摩選書、2012年(教員が資料配布) 5) 塩崎賢明『復興<災害>』岩波新書、2014年 |
参考文献 | 授業中に適宜紹介する。 本田勝一『日本語の作文技術』を一読することを強く推奨する。 |
主な関連科目 | 「科学技術社会論」「災害史」 |
オフィスアワー及び 質問・相談への対応 |
月曜日3限(事前に必ずアポをとること)。それ以外の曜日・時間については応相談。 読書ノートのフィードバックは毎回の授業で行う。 |
所属 | ナンバリングコード | 適用入学年度 | 配当年次 |
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) | FHES27102 | 2018~2022 | 2・3・4 |