授業コード 50022801 クラス 01
科目名 プレ・ゼミナールb 単位数 2
担当者 中園 篤典 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日本語コミュニケーション能力育成教材の作成と実践
授業の概要 授業では、「情報編集力」(外界からの情報を整理し、要点をまとめ、取捨選択して他人に伝える能力)を育成するための総合的な日本語コミュニケーション教材を作成します。ゼミbでは,学習ゲームの範囲をいわゆる学校現場で行なわれる国語学習ゲームから、企業等で行なわれる研修ゲームを含んだ日本語コミュニケーションゲームに拡大しています。これらコミュニケーションゲームを学生向けに使用する場合の効果的な小道具・ルールの検討、学生に分かりやすい説明方法の検討などを研究対象とします。ゼミ生は、既存の学習ゲームを日本語コミュニケーション能力育成教材として再検討し、授業用の教材への変換とブラッシュアップを行います。
 ゼミaと同様に、プロジェクト学習の形式により、学生が先生役、ゼミ生が学生役となり、模擬授業を実施しながら、データ収集を行い、学期末には実証的な研究論文を完成させます。
学習の到達目標 アクションリサーチを通じて、以下のことが出来るようになる。
(1)研究テーマを決め、資料、データを収集する。
(2)自分の仮説を検証し、実証的な研究論文を書く。
授業計画 第1回 イントロダクション 9/21
ゲーミング・シミュレーションとは何か
第2回 日本語運用能力育成の教材分析① 9/28
フレームゲームの解説と紹介・演習
第3回 日本語運用能力育成の教材分析② 10/5
対話的学習法の解説と紹介・演習
第4回 日本語運用能力育成の教材分析③ 10/12
体験学習の解説と紹介・演習
第5回 新しい教材案の検討①(グループ分け、担当教材の決定) 10/19
アイスブレークの教材(「ハロー」「即興調査」など)
第6回 新しい教材案の検討②(担当教材の分析、検討) 10/26
チームワークを高める教材(「選ばれた質問」「簡単マニュアルラーニング」など)
第7回 新しい教材案の検討③(担当教材の分析、検討) 11/9
ディブリーフィングの教材(「修了証」「アイデア倍増」など)
第8回 新しい教材案の検討④(担当教材の分析、検討)11/16
Jolt教材(「「一斉拍手」「ダブレット」など)
第9回 新しい教材案の検討⑤ ※オンデマンド(動画) 11/23(祝)
Joltとは何か
第10回 授業案の実施①(グループ発表)11/30
アイスブレイクの教材の事例検討
第11回 授業案の実施②(グループ発表) 12/7
チームワークを高める教材の事例検討
第12回 授業案の実施③(グループ発表) 12/14
ディブリーフィングの教材の事例検討
第13回 授業案の実施④(グループ発表) 12/21
Jolt教材の事例検討
第14回 論文作法① 1/11
資料収集と序論のまとめ方
第15回 論文作法② 1/18
データ収集と本論のまとめ方
授業外学習の課題 各自が自分の研究テーマ(伸ばしたい能力)に応じて、コミュニケーション能力育成のため教材の選定と教材分析、教材作成を行う。30分。
履修上の注意事項 ・出席を重視する。
・授業内容は、学生の理解度により、修正の可能性がある。
※ブレンド型授業を実施(Moodleに動画を公開する)。
 ただし、授業の進行により、動画公開の日時がずれる可能性があります。例えば、対面の予定日がオンデマンド(動画公開)に、オンデマンドの予定日が対面授業に変更など。
 これら変更がある場合は、その都度授業で告知します。
成績評価の方法・基準 (1)授業時のワークシート30%
(2)ペア発表30%
(3)ゼミ論文(A4用紙10枚程度)40%
※授業の進度により、変更の可能性あり。
テキスト 授業時にレジュメを配布。
参考文献 吉川肇子・Thiagi『ゲームと対話で学ぼう』ナカニシヤ出版
田中久夫『教育研修ゲーム集』経団連出版
美濃一朗『若手をのばす研修ゲーム』日本経団連出版
主な関連科目 プレゼミナールa(マインド・リテラシー形成ゼミナールa)
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
質問、ゼミ論文のフィードバック等についてはMoodleで対応する。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(ゼミナール科目) FHES27102 2018~2022 2・3・4