授業コード 50020600 クラス
科目名 入門特殊講義(日本語表現法) 単位数 2
担当者 中園 篤典 履修期 後期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 日英語のレトリックとロジック
授業の概要 日常的な言語コミュニケーションにおいては、どのように話すか、どのように書くかについて、話し手自身、聞き手との関係、場面、表現対象や目的などに応じて選択をしつつ、様々な条件に照らして行なわれる。それは、音声・文字・語彙など個々の語句を越えて、文章・談話に及ぶ。これら様々な選択を含む表現行為の方法は「レトリック」と呼ばれる(多門・半沢(2005))。この授業では、レトリックという観点から、日英語の表現をとらえ、言語学の枠組みを使ってその特徴を検討する。
学習の到達目標 (1)日本語表現の原理とコミュニケーションにおける役割を理解する。
(2)日本語の論理を外国語と比較対照しつつ相対的に理解する。
授業計画 第1回 全体ガイダンス 9/21
(ノートの取り方)
第2回 比喩論①:生活の中のメタファ 9/28
第3回 比喩論②:概念メタファー「議論」 10/5
第4回 比喩論③:メタファーと概念の体系性 10/12
第5回 比喩論④:概念メタファー「時間」 10/19
第6回 比喩論⑤:メタファーの含意 10/26
第7回 比喩論⑥:概念メタファー「言語」 11/9
第8回 中間レポートの解説 11/16
第9回 レトリック❶ ※オンデマンド(動画)11/23(祝)
(ディベートとは何か)
第10回 文章論①:ロジカルリーディング  11/30
第11回 文章論②:日本語の論理と英語の論理 12/7
第12回 文章論③:ディベートの構造 12/14
第13回 文章論④:期末レポートの解説 12/21
第14回 レトリック❷ ※オンデマンド(動画) 1/11
(期末レポート補遺:三角ロジックとは何か)
第15回 レトリック❸ ※オンデマンド(動画) 1/18
(期末レポート補遺:ディベートとは何か)
授業外学習の課題 各授業で扱う英文エッセイ(Moodleで配布予定)の精読(30分)。
第2回〜8回については参考文献(※比喩論)を読むこと。
第10回〜12回については参考文献(※文章論)を参照。
履修上の注意事項 ・基本として英文テキストを使用する。
・Moodleを活用し、参考資料を掲示するので、確認すること。
・学生の理解度により、授業内容を一部変更する可能性があります。
※ブレンド型授業を実施(Moodleに動画を公開する)。
 ただし、授業の進行により、動画公開の日時がずれる可能性があります。例えば、対面の予定日がオンデマンド(動画公開)に、オンデマンドの予定日が対面授業に変更など。
 これら変更がある場合は、その都度授業で告知します。
成績評価の方法・基準 (1)授業中に配布するプリント(実習プリント)60%
(2)中間レポート20%
(3)期末レポート20%
※講義の進行により、変更の可能性があります。
テキスト 資料はMoodleを通じて配布する。
参考文献 ※比喩論
多門靖容・半沢幹一(2005)『ケーススタディ日本語の表現』おうふう
山梨正明(2007)『比喩と理解』東京大学出版会
Lakoff and Johnson(1980) Metaphors We Live By.The University of Chicago.
※文章論
横山雅彦(2017)『ロジカル・リーディング』大和書房
国井信一・橋本敬子(2006)『ロジカルリスニング』アルク
主な関連科目 日本語運用論
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
授業終了後に質問に応じる。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
人間環境学部人間環境学科(入門科目) FHES11151 2018~2022 1・2・3・4