授業コード 40004308 クラス 08
科目名 ゼミナールⅢ 単位数 2
担当者 黒阪 健吾 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 マーケットデザイン
授業の概要  このゼミでは、マーケットデザインと呼ばれる、経済学でも比較的新しい分野の学部向けの教科書を輪読します。必要なモノが必要な人に渡るにはマーケットを通じての交換が望ましいのですが、何らかの理由でマーケットが使えないモノ(入学資格や臓器、結婚相手)もあります。マーケットデザインは、そのようなモノを配分するルールを経済学のツールを用いてデザインしようとする分野です。
 今回輪読するテキストはこの分野で初めて日本語で翻訳された教科書です。このテキストのなかでも、ゼミI・IIで受講生の関心が高かったマッチング理論について書かれた9章以降を輪読します。テキストには数式や簡単な証明が含まれますが、マッチング理論を各自のプロジェクトで使いこなせるよう丁寧に読み解きます。
学習の到達目標 1. マーケットデザインに使われる理論と主な応用例を挙げることができる
2. 各理論が問題をどのように解決するのか具体例を用いて説明できる
3. 実際にプログラムを動かすことで自身の身近な問題に応用できる
授業計画 第1回 ガイダンス+第9章 基本的なマッチング①
第2回 第9章 基本的なマッチング②
第3回 第9章 基本的なマッチング③
第4回 第9章 基本的なマッチング④
第5回 第10章 研修医マッチング①
第6回 第10章 研修医マッチング②
第7回 第10章 研修医マッチング③
第8回 第10章 研修医マッチング④
第9回 第11章 配分マッチング問題(非分割財配分問題)①
第10回 第11章 配分マッチング問題(非分割財配分問題)②
第11回 第11章 配分マッチング問題(非分割財配分問題)③
第12回 第11章 配分マッチング問題(非分割財配分問題)④
第13回 第12章 確率的配分①
第14回 第12章 確率的配分②
第15回 第12章 確率的配分③
授業外学習の課題 担当箇所について十分な報告準備を行ってください。なお、準備時間は担当箇所とそれ以外で異なりますが、平均して40分ほどを目安としてください。
履修上の注意事項 ・この授業は対面形式で行います。
・この授業は卒業論文_08と連携して行われます。必ず両方を履修するようにしてください。
・報告する際は内容をまとめたメモを用意し、ホワイトボードに板書しながら報告してください。配布用のレジュメを用意する必要はありません。
・就職活動などで止むを得ずゼミを欠席する際には、事前に必ず黒阪にメールをしてください。また、体調不良で欠席してしまった場合は、事後報告で構いませんので回復後すみやかにメールをしてください。
成績評価の方法・基準 報告(発表内容の正確さ、議論する範囲の適切さ、聞き手の理解度):100%
テキスト ギオーム・ハーリンジャー(2020)「マーケットデザイン」中央経済社
参考文献 川越敏司(2021)「基礎から学ぶマーケット・デザイン」有斐閣
主な関連科目 ゼミナールI_08、ゼミナールII_08、ゼミナールIV_08、卒業論文_08
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
報告の準備段階で分からない点を書き出し、当日黒阪まで質問してください。また、報告を聞いていて分からない点がある場合は、その場で報告者に質問してください。難しい話題については黒阪がフォローします。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(D群) 2014~2016 4
経済科学部現代経済学科(D群) FECE40404 2017~2023 4