授業コード 40004306 クラス 06
科目名 ゼミナールⅢ 単位数 2
担当者 新宅 公志 履修期 前期授業
カリキュラム *下表参考 配当年次 *下表参考

授業題目 国際波及の定量分析
授業の概要 本科目は国際波及の定量分析を行う。大きく三つのパートより構成される。第1パートでは、計量経済ソフトであるgretlを用いて、代表的な計量経済学の手法を実践する。第2パートでは、産業連関表を用いた国際波及効果の推計手法(産業連関分析)を扱っていく。第3パートでは、第2パートの応用として、自分たちで考えた国際的な経済ショックがどう波及するかという経済効果のシミュレーションを行う。
学習の到達目標 1. 計量経済学の主な手法をgretlで実践できるようにする
2. 産業連関表の指標を読み解けるよにする
3. 経済効果の推計を実践できるようにする
授業計画 第1回 ガイダンス / 【gretl.1】データセットのインポート、記述統計と推測統計
第2回 【gretl.2】OLS, ダミー変数, モデル選択
第3回 【gretl.3】二値選択のモデル(プロビットモデルとロジットモデル)
第4回 【gretl.4】パネルデータ分析
第5回 【gretl.5】DID分析(Difference-in-differences design)
第6回 【産業連関分析.1】各国産業連関表の読み方
第7回 【産業連関分析.2】レオンチェフ逆行列の導出とその意味
第8回 【産業連関分析.3】レオンチェフ逆行列の応用
第9回 【産業連関分析.4】価格への波及
第10回 【経済効果.1】最終需要の産業分類.1:基本事項
第11回 【経済効果.2】最終需要の産業割当.2:発展事項
第12回 【経済効果.3】流通マージン・運輸マージンのはぎどり
第13回 【経済効果.4】輸入表と輸入比率の推計
第14回 【貿易効果.5】消費係数の推計
第15回 プレゼン大会 / まとめ
授業外学習の課題 授業で指定したgretlによる課題を行ってもらいます。
各回の前後に2時間程度を目安に予習、復習をして下さい。
履修上の注意事項 (1) 授業の実施形式
・原則:対面授業で行う
・非対面授業に変更になった場合は同時双方向(Zoom)で行う。
 *ZoomのURL等は授業課題情報保守を参照

(2) 予備知識
ゼミナールⅠ、確率・統計入門、計量経済学Ⅰ・Ⅱの内容の復習を適宜行って下さい。
成績評価の方法・基準 以下の割合に基づき評価します。
授業への参加姿勢:20%、課題提出:30%、プレゼンテーション:20%、小テスト:30%
テキスト 毎回レジュメを配ります。
参考文献 加藤久和「gretlで計量経済分析」、日本評論社、2012年
主な関連科目 ゼミナールⅠ、確率・統計入門、計量経済学Ⅰ・Ⅱ、国際経済学Ⅰ・Ⅱ・特論、
オフィスアワー及び
質問・相談への対応
基本的に講義の前後に質問等を受け付けます。それ以外の時間では、事前にE-mailで連絡の上、予約を取るようにして下さい。

■カリキュラム情報
所属 ナンバリングコード 適用入学年度 配当年次
経済科学部現代経済学科(D群) 2014~2016 4
経済科学部現代経済学科(D群) FECE40404 2017~2023 4